2021.4.7(水) 19:00〜 明治安田生命J1リーグ
第8節 福岡@パナスタ
[プレビュー]誰もが待ちわびたホーム開幕戦。全員の力で今季初勝利を
前節、アウェイの地で35日ぶりのリーグ戦を戦ったガンバ。「サポーターの方にサッカーをしている姿、コロナに負けずに頑張っている姿を見せるのが大事だった」と昌子が振り返ったように、指揮官と選手たちはタフに戦い抜き、今季初の無失点で勝点1を手にした。
「チームがつかみとったプラスにとらえていい勝点1」と昌子が評価した引き分けだが、ガンバが目指すのは頂点のみ。上位陣追撃に向けて、福岡戦で見せるべきは、やはり勝点3を意識した戦いである。
「リーグ戦がどんどん進むのでしっかりと勝点につなげて、選手個々のコンディションとチーム全体の調子を上げていく作業が必要になる」(宮本監督)。
実戦を通じて、コンディションを上げると同時にやはり不可欠になるのは勝利である。
広島戦では今季初めて4-4-2のフォーメーションを採用したガンバ。「守備は去年の積み上げがあるし、それが今のガンバの強み」と東口は手堅い守りに自信を見せたが、福岡相手に問われるのはやはり、攻撃の機能性である。
「リーグ戦では、まだ相手のネットを揺らしていないので、相手ゴールに対してしっかりと向かっていくサッカーをしたい」と指揮官は意気込んだが、ホームのサポーターが待ちわびる勝利を手にするため、やはりガンバのゴールを見せつけたい。
広島戦で移籍後初先発を飾ったチアゴ アウベスは持ち味のパンチ力を随所で披露。そしてゴールこそ奪えなかったものの宇佐美やレアンドロ
ペレイラら交代でギアを上げられるのも今季のガンバのストロングポイントの一つである。
迎え撃つ福岡は今季の昇格組の一つだが、7試合を終え、決して悪くないスタートを切っている。前節は札幌に1対2で競り負け、リーグ戦では4試合ぶりの敗戦を喫したものの、直近の4試合は2勝1分け1敗と手堅い戦いを披露中だ。不用意な失点を避ける上でも警戒したいのは、福岡の右サイドでそれぞれ2得点を奪っている金森とSBのサロモンソンのコンビ。広島戦では守備で輝いた藤春の経験値に注目だ。
一方で前節出場停止だった守備の要、ドウグラス
グローリも戦線復帰が濃厚だけに、やはり「ボールを保持している時にどういうタイミングでスイッチを入れるのかは改善の余地がある」と宮本監督が口にした課題を、チーム全体で解決したい。
「最終的に内容はどうであろうとホームで勝点3を取るのが自分たちの仕事」と東口が力強く言い切った言葉をサポーターの前で見せるのみだ。
ハーフタイムコメント
・中盤の選手がスペースをみつけて攻撃に絡むこと。
・後半は我慢比べになる。粘り強く戦おう。
・チャンスは必ず来る。しっかり決めきること。
2021明治安田生命J1 第8節 △0-0 福岡@パナスタ
前節、35日ぶりの公式戦を戦ったガンバ。アウェイでのリスタートなった広島との一戦は、コンディション面での不利を粘り強い守備でカバー。スコアレスドローで敵地で価値ある勝点1を獲得した。前節から中3日で迎えたこの日の福岡戦は待ちに待った今季ホーム開幕戦。約1ヶ月遅れで迎えたパナスタでのホームゲームに宮本監督は前節からスタメンを4人変更。左サイドバックの位置にはJ1初スタメンとなる黒川を抜擢。さらに中盤にはこちらもガンバ加入後初スタメンのチュ
セジョンを、FWには同じく初スタメンとなるレアンドロ
ペレイラが宇佐美が2トップを形成する攻撃的な布陣で福岡を迎え撃つ。
試合は序盤からガンバがボールを握る展開が続く。11分、FKのこぼれ球から最後は井手口が左足でシュートを放つも、これは相手GKのセーブに遭う。13分には相手DFのバックパスの乱れを突いたレアンドロ
ペレイラがGKと1対1のチャンスを迎える。GKを交わしにかかるが、これも相手GK・村上にわずかに触れられ、シュートに持ち込むことはできない。対する福岡も前半終了間際の42分、右サイド・湯澤のクロスに渡がニアに飛び込むが、わずかに合わずボールは逆サイドへ流れる。危ない場面だったがこの日もGK・東口を中心とした粘り強い守備で凌ぐ。一方ガンバも前半アディショナルタイムにペナルティエリア内でボールを受けた宇佐美がドリブルで侵入すると左足で強烈なシュートを放つが、これもGKのセーブに遭いゴールネットを揺らすことはできない。ゴール前までは攻め込むものの決定機を決めきれずに前半をスコアレスドローで折り返すと、両チーム選手交代なく後半へ。
後半は前半とは打って変わって立ち上がりから福岡が優勢に。48分にCKからカルロス
グティエレスにヘディングシュートを許すが、これは枠を外れ事なきを得る。続く49分にはチュ
セジョンが中盤でカウエにボールを奪われピンチを迎える。カウエのパスを受けた渡がフリーでシュートを放つが、ゴールの枠をわずかに外れ難を逃れる。福岡にペースを握られる展開が続くと65分、福岡・長谷部監督が先手を打ってカードを切る。石津と吉岡に代わり田邉と金森を投入。すると対するガンバも68分に倉田を下げ、チアゴ
アウベスがピッチに。福岡は70分にも選手交代を行い、湯澤に代えエミル
サロモンソンを投入。さらに78分にはカウエに代え志知、渡に代え北島と早くも5枚の交代カードを使い切ってくる。ホームで今季リーグ戦初得点と初勝利を狙うガンバも82分にレアンドロ
ペレイラを下げパトリック、後半アディショナルタイムには一美と��尾を投入。最後までゴールを目指し、攻撃に出る宮本監督。終了間際にはFKのチャンスにチアゴ
アウベスが左足で狙うが、壁を越えることはできずに試合終了。前節に続き二戦連続のスコアレスドローとなり、勝点1を積み上げるに留まった。
[ 宮本 恒靖監督 ]
−−今日はボール保持の部分ではうまくいったところもあると思いますが最後、なかなかビッグチャンスが少なかったと思います。どのあたりに課題を感じていますか。
相手ペナルティーエリアの近くでの、動き出しであったりタイミングであったり、パスの質であったりクロスの質であったり、シュートを含めそういったところ、もちろん相手のしっかりとした守備というところもあったと思いますし、それを上回るものを今日は出せなかったという風な印象を持っています。
−−再開した広島戦から大きくメンバーを入れ替えましたが、そのあたりは継続よりも変化を選んだのは先ほどDAZNの会見でもおっしゃっていたようにたくさんの選手のコンディションを早く上げたいというところが大きかったのでしょうか。
そうですね、はい。試合が連戦であるわけで、やはり5月、6月頃からずっと連戦を戦っていくにあたって、チーム全体をあげていく必要があるというふうにも考えますし、もちろんこの試合を、今日の試合をしっかりと勝点3に持ってくるという意味での組み合わせもありましたし、いろんなことを考慮した。
−−回数はそう多くなかったですが、チャンスがなかったわけでもない中で、最後シュートを打つ場面で足を振り切れない場面も見られましたが、そこはコンディションの問題なのか監督はどのように見ていますか。
コンディションの問題はあると思います。もちろん選手によって、差にバラつきがあると思いますけれど、試合をこなしてキャンプ中、例えば、出場時間を45分、60分、70分ないし3試合目、4試合目で90分に持っていくというような流れの中で試合感をつかんでいったり、90分を通した戦い方であったり、または試合の強度であったりをある程度コンディションを仕上げてリーグ戦に入っていってさらに仕上げていくという、さらに良い状態にあげていくという一連のシーズンの開幕から流れがあると思う。
それがいったんストップした中でもう一度流れに乗せていかないといけないというこの作業は誰もやったことがないですし、それが何試合目で戻ってくるのかということはなかなか見えにくいところはありますけれども、前回の試合に比べても今日の試合のほうが体の動き、体力的な持久力も見られましたし、それはもう試合を重ねていくごとにあげていく、上がっていくと思ってやっていくしかないと思います。
[宇佐美 貴史]
−−あらためてコロナの時期を乗り越えて1カ月遅れの開幕戦を戦ったがサポーターの声援をどう聞いた?
やっぱり待ってくれていたというか、コロナにみまわれたときも温かいサポートとか声援を受けていたのを感じていましたし、やっとこういう場にチーム全員で帰ってこられたと感じましたし、ありがたい限りでした。
−−ボール運びの面では改善されている部分もありましたが、決定機につながらないというのは?
ディフェンスラインとか中盤のところでボールを保持できてアタッキングサードまでくるのは広島戦よりもできていたところだと思いますけど、そこからより人数をかけるというかリスクを負ってCB以外の2列目、3列目が枚数をかけて攻めることで迫力ある攻撃、シュートであったり決定機を増やせるし、新加入の選手もいた中で、そういう全員が1本の縦パスにどう反応するかとかを全員で理解して全員で攻める形をもっと増やせればもっと怖い形を作れるし、後ろからのボール回しは今日はスムーズにいっていたぶん、前の選手としては数字をつけたかったし、悔しい結果になりました。
[黒川 圭介]
−−プロ先発となった今日の試合については?
プロに入ってからJ1でのスタメンがまだなくて、今回が初スタメンでしたけど、自分のサッカー人生においてもターニングポイントの試合だと思っていましたし、でもいつもどおり練習でやっていることを表現しようと思っていました。プレー自体は最低限できたと思いますけど、試合の結果として0−0だったので、そこでもっと結果につなげられるプレーができたらもっと良かった。
−−チームとして欠けていたものは?
ゴールに迫る迫力というか、もっとシュートの回数も増やしたいですし、ゴール前での迫力はもっとあげていかないといけないのかなと思います。
総評
Q「今日はボール保持は上手くいったところもあると思いますけれど、最後なかなかビッグチャンスは少なかったと思いますけれど、どのあたりに課題を感じられていますか?」
宮本監督「ペナルティエリアの近くでの動き出しであったり、タイミングであったり、パスの質であったりクロスの質であったり、シュートも含め、そういったところ。もちろん相手のしっかりとした守備もあったと思いますし、それを上回るものを今日は出せなかったという印象を持っています。」
Q「再開試合からメンバーを大きく入れ替えられましたけど、継続より変化を選んだのは、先ほどDAZNの会見でもおっしゃっていたようにたくさんの選手のコンディションを早く上げたいというところが大きかったですか。」
宮本監督「試合が連戦であるわけで、5月6月これから連戦を戦っていくにあたって、チーム全体をあげていく必要があると考えていますし、もちろん今日の試合を勝ち点3にもってくるという意味での組み合わせもありましたし、いろんなことを考慮しての結果です。」
Q「回数はそう多くはなかったですけれど、チャンスはないということでもないなかで、最後シュートシーンでふりきれないシーンも見られたが、コンディションの問題なのか、監督はどうみていますか?」
宮本監督「コンディションの問題はあると思います。もちろん選手によって差が、ばらつきがあると思いますけれど、試合をこなして、キャンプ中、例えば出場時間を45分、60分、70分ないし、3試合4試合で90分に持っていくという流れの中で、試合勘をつかんでいったり、90分を通しての戦い方であったり、また試合の強度であったり、ある程度コンディションを仕上げて、リーグ戦に入っていて、さらに仕上げていくという、さらに状態を上げていくという、一連のいわゆるシーズンの開幕から流れがあると思いますけれど。一旦ストップしたなかで、もう一度その流れに乗せていかなくてはならない。その作業は誰もやったことはないですし、それを何試合目で戻ってくるのかが見えにくいところもありますけれど、前回の試合に比べても、今日の試合の方が体の動き、体力的な持久力が見られましたし、それは試合を重ねていく毎に上げていく、また上がっていくと思ってやっていくしかないと思います。」
Q「今日、プロになってからはトップで初先発となった黒川選手の出来というのは監督はどう考えていますか。」
宮本監督「(黒川)圭介の良さである持ち出しであったり、攻守においてエネルギッシュにというところは垣間見られましたし、本人にはいろいろと改善すべき点を伝えている中で、今日はいろいろなトライをしてくれたと見ています。」
Q「チュ セジョン選手もまだ100%ではないと思いますが、その中で彼の散らしであったり長短のパスを含めてそうとう良かったというか、期待感を持てると感じていますが、評価はいかがですか。」
宮本監督「それは試合前からセジョンに求めていたもの、また自身の持ち味というところを配給の部分では出してくれましたし、最後にボールが渡った後のスイッチの入れ方とか、個人の仕掛けとかもありますし。日本語のコミュニケーションというか、試合の中での指示を聞いたり発したりというところもかなりスムーズになってきていると思いますし、リーグ自体にも徐々に慣れつつあると思うので、これからもっともっとやってくれるかなと思っています。」
Q「フィジカル面でまだ上がり切っていないのはやむを得ないと思いますが、セジョンがあれだけ動かしている中で、両サイドの仕掛けというか、まだそこが本来の迫力がないというか、もう少し仕掛けていかないとFWにもいい形で渡らない。両サイドの福田選手であったり倉田選手であったり、そこの仕掛けが迫力に欠けていたと思いますが、いかがでしょうか」
宮本監督「そこの仕掛け、個人的なコンディションと、そこからチームのコンビネーションに入っていくのか、もしくは外を回るサイドバックの選手、中盤の真ん中の選手の飛び出しとか、すこしまだそこがスムーズではないと思いますし、これから試合がある中で、早く良くしていきたいと思います。」








