2021.4.3(土) 14:00〜 明治安田生命J1リーグ 第7節 広島@Eスタ
[プレビュー]ピッチに立つ喜びとサポーターへの感謝を胸に。ガンバが広島戦でリスタートへ
新型コロナウイルス感染症により2月の神戸戦以来、公式戦から遠ざかっていたガンバ。リーグ戦6試合が実施されず、チームは2週間の活動休止を余儀なくされたが、逆風の中でも指揮官と選手たちは、ファイティングボーズを保ち続けていた。
「ピンチかもしれないけど、チャンスに変えよう」。就任以来、何度も苦しい時期を乗り越えてきた宮本監督はこう、選手たちに言葉をかけたという。

6試合未消化に伴って、勝ち点0のガンバは暫定ながら19位。神戸戦以来となる公式戦について、宮本監督は「ここまで公式2試合をしたが、そこから間が空いて、シーズン最初の試合を迎えるような心境でいる」と話す。
3月23日の再始動後、改めてサッカーをする喜びを噛み締めながら広島戦への準備を進めてきたガンバだが、実戦から遠ざかっている不安よりも「普通の日常をやれることが嬉しいので、今は不安よりも楽しみな気持ちが優っている」と小野瀬は選手の思いを代弁した。
今季、新たに導入する4-3-3の新布陣は連携面だけでなく、ハードワークも不可欠になるだけに、まずはタフに戦えるコンディションを取り戻すことを重視して取り組んできたガンバだが、活動休止中にもオンラインミーティングで戦術を再確認。倉田も言う。「一番合わせることを意識してきたのは選手の立ち位置。オンラインでもミーティングはやっていたし結構、連携も合ってきた」。その成果を見せる場が、広島戦となる。
「相手についても分析はしたが、今は自分たちにフォーカスを置いている。自分たちのサッカーをどれだけ出せるか」(小野瀬)。
新加入のレアンドロ ペレイラやチアゴ アウベスもよりフィット感を増している今、攻守両面で今季目指すスタイルを見せつけたい。

現状のコンディション面と試合勘は未知数ではあるが、それでも今のガンバに求められるのは上位追撃に向けて、目の前の戦いで一戦必勝のスタンスで挑むことである。「僕らは目の前の試合を勝っていくだけ。広島戦でどれだけやれるかが、今後にもつながっていく」と倉田も気合十分だ。
一方の広島は3月27日のルヴァンカップで敗れたもののリーグ戦では3勝3分けで負け知らず。5位で好スタートを切っている。長年3バックをベースにしてきたが今季から4バックを採用し、ガンバ同様新たなスタイルに挑戦中の広島だが、日本代表入りしたボランチの川辺や青山らを封じることも不可欠になりそうだ。
「巻き返したい気持ちは選手の皆が持っている。とにかく目の前の試合を全員で乗り越えていけたら」と話した倉田。「TOGETHER as ONE」。チームとサポーターが一つになって、ガンバがリスタートを切る。


ハーフタイムコメント
・サイドチェンジや3人目の動きを有効に使おう。
・相手ペナルティエリア内でクオリティを出すこと。
・粘り強く最後までやり切ること。

2021明治安田生命J1 第7節 △0-0 広島@Eスタ
新型コロナウイルス感染症による活動休止を経て、35日ぶりの公式戦を迎えたガンバ。「試合ができる喜びと、再開に向けて携わってくれた人への感謝をすごく感じている。」とチームの想いを倉田が代弁し、2/27(土)の開幕戦以来となるピッチへ向かう。この試合、ガンバは右サイドバック��尾が今季初先発、さらにFUJI XEROX SUPER CUP2021と開幕戦ではともに途中出場で見せ場をつくっていたチアゴ アウベスが2トップの一角で加入後初先発を飾った。

試合はキックオフから両チーム一進一退の攻防を見せる。17分、ペナルティエリア付近にドリブルで侵入し倒されたFKをチアゴ アウベスが自ら狙うが、これはGKの正面へ。24分にはGKから繋いだボールを��尾が落とすと、再びチアゴ アウベスがミドルレンジから狙うがこれも広島GK・大迫のセーブに遭う。いずれもゴールとはならないものの、チアゴ アウベスが序盤から積極的なプレーを見せる。32分には中盤で相手にボールを奪われるとショートカウンターから最後は森島にシュートを許すが、昌子が身体でブロック。さらに44分、相手CKの場面。ゴール前の混戦から今津にフリーでシュートを放たれるが東口がセーブ。決定的な場面だったが両GKの活躍で締まった展開が続く。そのままスコアレスで前半を終え、試合はハーフタイムへ。

宮本監督はハーフタイムに「サイドチェンジや3人目の動きを有効に使おう。」と指示を出し、前半と同じメンバーで後半に臨む。対する広島も選手交代なく試合は勝負の後半へ。後半は立ち上がりから広島がペースを握るが、ガンバが選手交代で先手を打つ。61分、この試合前半から存在感を出していたチアゴ アウベスを下げ宇佐美を投入。68分にはさらにパトリックと倉田に代え、レアンドロ ペレイラと福田を投入する2枚替えを見せる。古巣対戦となるパトリックにを下げ、こちらも古巣対戦となるレアンドロ ペレイラ、さらに今季初出場となる福田を送り出すと、攻撃的な選手を続々と起用し、スコアを動かしにかかる。72分、森島が長い距離をドリブルで持ち運ぶと、最後は青山が得意のミドルで狙ってくる。際どいコースにシュートが飛ぶが、このシュートも東口が左腕で掻き出しCKへ。今日も守護神の活躍で無失点を続けるガンバ。82分、福田がパンチ力のあるシュートで狙うがこれはサイドネットへ。直後にガンバは山本と小野瀬を下げ、チュ セジョンと矢島がピッチへ。対する広島もジュニオール サントスと浅野に代え、エゼキエウと柏の両アタッカーを投入してくる。さらに86分には続けて森島を下げ長沼を投入。両チーム総力戦で試合は1点を巡る最終番の攻防へ。最後まで積極的にゴールを狙い続ける両チーム、計17本のシュートを打ち合うも結局ゴールが生まれることなく試合終了のホイッスル。2週間の活動休止を経て、35日ぶりに迎えた注目の一戦はスコアレスドローに終わったが、困難を乗り越えたガンバが確かな一歩を踏み出した。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−まずは35日ぶりの試合でしたが、率直な感想を教えてください。
予想していたぐらいのフィジカルのコンディションの試合になりました。もちろん結果に関しては、われわれはやはり初戦を落としているので、勝ちたいというものを持って準備してきたので、引き分けということは少し残念に思いますけど、70分以降の厳しい試合を皆でしっかりと戦い切ったところと、危ないシーンはたくさんゴール前で作られた中でも粘り強く守るというようなところが出たのはプラスかなと思います。

−−昨年までの[4−4−2]の形でスタートしたのは、再開後からトレーニングする時間がなかったというところも踏まえてのものでしょうか。
そうですね、[4−4−2]、[4−3−3]の間というか、今季スタートから積み上げてきているものを出しながら、より自分たちの良さが出る形を模索する中で今日はあの形でスタートしました。

−−あらためてになりますが、ひさびさの公式戦復帰で広島相手に選手たちがゴール前で体を投げ出しながら粘り強く守る姿も印象的でした。宮本監督は今日の試合をどのように評価されていますか。
本当に厳しい1カ月だったと思います、選手たちにとって。シーズン中にやはり1週間、2週間自宅でトレーニングしなければいけない状況から、またその後こうやって試合を短い準備期間で迎えると。ただ、厳しい反面、またピッチに再び立てるという喜びは間違いなくわれわれにあるので、その喜びであったり、いろいろな感謝の感情を込めてプレーで表現しようということを言っていましたし、そういったものがゴール前での体を張るプレーに出ていたかなと思います。

[チュ セジョン]
−−いろいろな状況があり出場時間は短かったが、開幕戦以来のプレーをどう感じた?
久しぶりにいろいろな状況があった中で広島と試合をしたが、相手の攻撃に最後までしっかりと耐えてゼロに抑えたのは良かったし、自分たちも攻撃をしながらいくつかチャンスは作れた。勝てれば一番良かったですけど、勝てずに悔しい気持ちがあるが、いろいろな状況を踏まえると意義深い試合になった。

−−投入後、前を意識した縦パスや左右に展開するパスで攻撃に変化を与えようとしていたが、どういうことをイメージしていた?
僕が入ったタイミングはまだ広島のペースだったが、守備の面で耐えたらチャンスがあると聞いていたので、監督が要求していた逆サイドを狙ったり、前に行くことは意識しながらプレーしたし、右の��尾 瑠の動きが良かったのでリズムよく攻撃に移れたと思う。

総評
Q「まずは35日ぶりの試合でしたが率直な感想を教えてください。」
宮本監督「予想していたぐらいのフィジカルのコンディションの試合になりましたし、もちろん結果に関しては我々はやはり初戦を落としているので、勝ちたいというものを持って準備してきたので、引き分けということは少し残念に思いますけど、でも70分以降の厳しい試合を皆で、しっかりと戦いきったところと、危ないシーンはたくさんゴール前で作られた中でも粘り強く守るというようなところが出たというのはプラスかなと思います。」

Q「昨年までの4-4-2の形でスタートしたのはやはり、再開後からそこまでトレーニングする時間がなかったというところも踏まえてのものでしょうか。」
宮本監督「そうですね、4-4-2、4-3-3の間というか、今シーズン、スタートから積み上げてきているものを出しながら、より自分たちの良さが出る形を模索する中で今日はあの形でスタートしました。」

Q「改めてになりますが久々の公式戦復帰で、広島相手に選手たちがゴールまで体を投げ出しながら粘り強く守る姿も印象的でした。宮本監督は今日の試合をどのように評価されていますか。」
宮本監督「本当に厳しい1ヶ月だったと思います、選手たちにとって。シーズン中にやはり1週間、2週間自宅でトレーニングしなければいけないという状況から、またその後こうやって試合を短い準備期間で迎えると。ただ厳しい反面、でもそういったこと、またピッチに再び立てるという、そういう喜びは間違いなく我々にあるので、その喜びであったり、いろいろな感謝の感情を込めてプレーで表現しようということを言っていましたし、そういったものが、ゴール前での体を張るプレーに出ていたかなと思います。」

Q「この後、過密日程が続いていくと思いますが、チームとしてどのように戦っていきたいですか。」
宮本監督「やはり十数名の選手だけでは戦い抜けないと思っていますから、チーム全体で誰が出ても、高いレベルの、求める質のプレーを出せるようにということが必要になってくると思います。」

Q「コンディションの上がりきっていないという点はどういうところで一番感じられましたか。」
宮本監督「純粋にこの90分の試合というのはプレシーズンのキャンプなどでもやはり、日数をかけて例えば1試合目は45分で、2試合目は60分でという風に積み上げていく中で90分を迎えるというところでいうと、やはり全体が、全員が90分をやれるコンディションギリギリのところにあったと思いますし、そう言った意味では選手交代を含めて、この90分を乗り切らなければいけないと思っていました。怪我人も出ることなく、やれたというのは良かったですし、こういうような試合をまた、やっていくことでゲームのコンディションは上がっていくんじゃないかと思います。」

Q「今日はミスが目についた部分もありましたが、やはりゲーム勘とかの影響かなと感じますか。」
宮本監督「全く違いますから、実戦と練習の強度というものは。そういう意味では、選手はしっかりとファイティングポーズを取り続けてやってくれたと思います。」

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