2020.9.9(水) 19:00〜 明治安田生命J1リーグ 第15節 柏@三協F柏
[プレビュー]J1第15節 連勝の鍵は戦う姿勢。柏の激しさにガンバも真っ向勝負で挑む
リーグ戦で8月は1勝にとどまり、足踏みを強いられたガンバだが「複数得点」を合言葉にした仙台戦では先手を取られながらも、今季最多の4ゴール。巻き返しに向けて、チームが見せたリアクションに宮本監督も「先に点を取られても取り返す、相手を上回る部分を見せられた」と手応えを口にした。

4-1の大勝を支えたのはPKストップで窮地を救った守護神、東口の踏ん張りや押し込まれた時間帯に守備陣が見せた体を張った踏ん張りだ。
「1対1や球際で負けないことは徹底していた」と三浦は仙台戦を振り返ったが、連勝を目指す柏戦で最も重要なポイントが戦う姿勢になる。

「本当に厳しい守備をしてくるチームなので、我々もしっかりと球際で戦えるかが大事になる」と次節を見据えるのは宮本監督だ。
ネルシーニョ監督が率いる柏は昇格組ではあるものの、現在暫定で5位。ガンバより1試合消化が多いものの勝ち点23でガンバと並んでいる。
球際の激しさと、相手の良さを消しにかかるスタイルが決して簡単な相手ではないことは敗れた2月のルヴァンカップの結果でも明らかだ。

とりわけ警戒が必要なのは現在14得点で得点ランクのトップを走るオルンガの存在だ。公式戦2試合で温存されているオルンガは柏の絶対的エースだが、前節、清水に2-1で勝ち切った柏はかつてガンバでもプレーした呉屋がオルンガ不在の2試合で連続ゴール中。その勝負強さを知る三浦も「ゴール前の入り方とか独特の嗅覚が呉屋君の良さ」と警戒感を隠さない。
ポゼッションにこだわらない縦への速さを持つ柏だが、ガンバが体現しつつあるのも、いい守備を鋭い攻めに結実させるスタイルだ。ピッチの至る所で柏との1対1に負けることなく、仙台戦で見せた破壊力を見せつけたい。

注目のマッチアップの一つが、右サイドの攻防だ。今季の得点数はまだ2点だが、ウイングバックやインサイドハーフで攻守を支える小野瀬は、柏のストロングポイントでもある三丸とマッチアップする可能性が濃厚。江坂に次ぐチーム2位のアシスト数3を記録している三丸を「左足のクロスとかフィジカルが優れている」と話す小野瀬だが、守備面でもその献身性が注目される一戦になる。
まだ残暑が厳しい中での連戦だが、ハードワークを売りにする柏に対して走り負けや球際で遅れを取ることは禁物。「次の試合は結果だけでなく内容にもこだわりたい」と三浦は力強く言い切ったが、難敵にアウェイで勝ちきれば、自ずと勢いはつくはずだ。

戦うガンバーー。ハードワーク対決でも一歩も引くつもりはない。


アライバルインタビュー

宮本監督「(柏は)強力な個人で点を獲れる選手が前線にいますし、粘り強い守備もありますし、タフな試合になると思います。」
宮本監督「(奪ってから攻撃への切り替えについて)そこの速さを求めてやっていきたいですし、シュートで終われれば次への守備に繋がると思うので、それは大事にしていきたいと思います。」

ハーフタイムコメント
・守備はコンパクトに。
・攻撃の時は選手同士の距離を近くしよう。

2020明治安田生命J1 第15節 ●0-3柏@三協F柏
前節の仙台戦では今季最多となる4ゴールで快勝したガンバ。
今節の対戦相手は1試合消化が多いものの勝点で並ぶ昇格組の柏。
中3日で迎えるアウェイでの連戦となるが、前節の勢いそのままに連勝を目指すガンバは仙台戦と同じメンバーで試合に臨む。

試合は2分、DFラインの背後に抜け出したオルンガに左足でシュートを許すと、これが対角のサイドネットに決まり失点。前節に続き早々に先制を許す苦しい展開に。

さらにDFラインの背後を積極的に狙ってくる柏に危険な場面を作られるも凌ぐガンバは、13分にアデミウソンがこの日初めてのシュートを放つ。

31分には井手口が運んだボールがDFラインとGKの間落ちたところを最後は倉田がつま先で狙うが、相手GKキム スンギュの好セーブに遭いゴールを割ることはできない。
続く32分には宇佐美のCKから相手のクリアしたボールを井手口がダイレクトで狙うがこれも相手GKがセーブ。
33分には宇佐美のパスをアデミウソンが胸トラップからのボレーで狙うが、このシュートも相手DFのブロックに遭い枠を捉えることはできない。

柏ペースで試合が進む中、ガンバも立て続けにチャンスを作るが決めきれずにいると、40分。三原のクロスをゴール中央で江坂に頭で合わされ柏に追加点。0-2と2点のビハインドに。

そのまま前半が終了し、両チーム選手交代なく後半をスタート。
ガンバはハーフタイムにシステムを修正し4バックに変更して後半に臨む。

後半開始早々、48分に宇佐美がミドルシュートで狙うがこれはGKがセーブ。

後半に入り徐々にペースを取り戻すガンバは57分にこの日最初の選手交代で3人を同時に交代。昌子・アデミウソン・倉田を下げ、��尾・パトリック・渡邉を投入。
選手交代で試合のリズムを上げたいガンバは59分に宇佐美のクロスからゴール前に走り込んだ藤春が右足で合わせるがGKに防がれ決定機を決めきることができない。

すると62分、左サイドから突破を許すと、呉屋のクロスからファーサイドで江坂に再び頭で押し込まれ失点。0-3とリードを3点に広げられてしまう。

77分に小野瀬と山本に代えて、遠藤と川�アの2人を投入し、まずは1点を返したいガンバだったが、逆に80分にはオルンガ、84分に戸嶋、87分には呉屋にそれぞれ決定的な場面を作られてしまう。東口の好セーブもあり、これ以上の失点は免れるが、最後まで柏からゴールを奪うことはできず0-3のスコアで試合終了。
同じ勝点で並ぶ柏に敗戦を喫し、暫定順位を8位に落とした。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−柏はここ2試合、3バックでプレーしていましたが今日は4バックでした。そこは宮本監督にとっても試合前には想定内だったのでしょうか。それとも想定外で選手が面食らったところはありましたか。
いや、それはないです。想定はもちろんしていましたし、オルンガが出る予想もある、または呉屋(大翔)が出る予想もある中で、もちろんその4バックも想定の内にはありました。

−−江坂 任選手には2点を取られましたが、江坂選手は今までのポジションと少し違う位置でプレーしていました。その辺りで捕まえづらさがあるように見えたのですが、いかがでしょうか。
立ち上がりは少し対応に苦労したところはあったかもしれないですが、試合が進むにつれてそういうところはなかったと思います。失点シーンでは、3点目は自分たちの対応が悪かったと思いますし、2点目もちょっと受けるようなシーンでしたし、もちろん江坂選手の調子が良い、パフォーマンスが上がっていることは選手には伝えてはいたところですけれども。

−−2点を取られたあと、自分たちの時間帯もあったと思いますが、あそこでなかなか相手ゴールを割れなかったというところが、割れる前に3点目を取られてしまったところが大きなポイントだったと感じられますか。
1点目の取られる時間帯もそうですし、2点目も残り少ない時間帯というところもありましたし、2点を追いかける展開の中、自分たちの良い時間帯があって、そのあと、少し流れを変えるような選手交代もあったときに失点だったというところで、残念ですけれど、自分たちの力が足りないと思います。

[遠藤 保仁]
−−0−3という状況で残り時間も15分ほどの展開での出場でした。短い時間で流れを変えるのは難しかったと思いますが、意識されていたことは?
まずは試合を楽しもうと思って入りましたし、残り、アディショナルタイムを入れても15分ぐらいで3点、もしくは4点を取るのはかなり難しいミッションなので、ただ良い形をできれば作りたいなと思って入りました。

−−楽しもうと言う言葉ですが、遠藤選手にとって試合は1カ月ぶりぐらいだと思いますが、ひさびさのピッチを楽しもうと言うことなのでしょうか。それとも試合を楽しむことがチームに必要だったということでしょうか。
どちらもですね。今日の試合に関しては外から最初見ていて、柏のペースになりましたし、やっている選手ものびのび楽しそうにできていないなと思っていたので、ミスをしても皆でカバーしながら、試合を楽しみながらやるべきだと思うので、うまくいかないときでも前向きにチャレンジしながらやりたいと、自分が出たときには思っていました。

−−8月以降、チームは波に乗り切れていませんが、外からご覧になっていて遠藤選手はどこがうまくいっていない点だと思いますか。
細かく言うとたくさんありますけど、一番はチームとしてどのように戦い、どのように勝ちに持っていくのかをもう一度明確にする必要はあると思いますし、攻撃に特化した選手が多いと思っているので攻撃を前面に出した戦い方をするのか、もしくはしっかりと守備をして極力失点を減らしながらチャンスをモノにしていくのか。大まかに分けると、この2つになると思うので、それをもう一度明確にしながら楽しくやっていきたいなと思います。

[川�ア 修平]
−−今日は二度目のJ1出場で、仙台戦より長い時間の出場でした。どういう指示を受けて試合に入りましたか。
やっぱり点を取りにいけという指示で試合に入りましたし、自分も試合を見ていて点を取れば流れが変わると思ったので点を取りにいこうと思って入りました。

−−J1でのプレーについてはいかがですか。
僕自身はあまり(J3リーグと)変わらないと思っているんですけど、やっぱり結果を出さないと意味がないので、もっと行かないといけないなと思います。

−−宮本 恒靖監督は川�ア選手についてJ1の強度などに早く慣れていくことが大事と話していましたが、実際にプレーしてJ3との違いやご自身の課題をどう捉えていますか。
観客の雰囲気は違うなと思いましたし、あの時間帯で試合に入って、0−3で負けている中で点を取りにいかないといけない時間帯で入って、やっぱりもっと点を取りにいかないといけないと思いました。

総評
Q「1点目ですけれど、当然裏のスペース、抜け出しは警戒されていたと思いますが、あのシーンはガンバの自滅なのか、相手の動き出し方がよかったのか、どういう風に感じていますか。」
宮本監督「もう少し厳しい、しっかりとした対応が必要だったと感じています。」

Q「これまで柏は2試合3バックできていて、今日は4バックだったんですが、そこは監督は試合前に想定はされていましたか。想定外で選手が面食らったというところはありますか。」
宮本監督「それはないです。想定はもちろんしていましたし、オルンガが出る予想もある、呉屋が出る予想もある中で、もちろん4バックというのも想定の内にはありました。」

Q「江坂選手に2点を取られてしまいましたが、彼のポジションが今までと少し違う位置でプレーをしていたと思いますが、そのあたりが少し捕まえにくかったのかなと見えましたけれど、いかがでしょうか。」
宮本監督「立ち上がりは少し対応に苦労したところはあったかもしれないですけれど、試合が進むにつれてそういうところはなかったと思いますし、失点シーンなんかは、3点目は自分たちの対応が悪かったと思いますし、2点目もちょっと受けるようなシーンでしたし、もちろん江坂選手が調子がいい、パフォーマンスが上がっていることは選手には伝えてはいたところですけれど。」

Q「2点取られた後には、自分たちの時間帯もあったと思いますけれど、あそこで1点なかなか割れなかったというところが、割れる前に3点目を取られてしまったところが大きなポイントだったと感じられますか。」
宮本監督「1点目の取られる時間帯もそうですし、2点目も残り少ない時間帯というところもありましたし、2点を追いかける展開の中、自分たちのいい時間帯があって、その後、少し流れを変えるような選手交代もあった時に失点だったというところで、残念ですけれど、自分たちの力が足りないと思います。」

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