2020.8.29(土) 19:00〜 明治安田生命J1リーグ 第13節 FC東京@パナスタ
[プレビュー]J1第13節 上位追撃に向けて勝ちきりたいFC東京戦。守勢に回った前節の反省を攻守で生かす
前節、鹿島戦は痛恨のドローに終わり、2試合連続で足踏みが続いているガンバ。2試合消化が多い川崎とは勝ち点12差が開いている今、求められるのは勝利を重ねていくのみであることを宮本監督も知っている。
「我々は連勝して行かないと前に追いつけない。しっかりと勝ちきりたい」(宮本監督)。
かつてガンバを率いた長谷川監督が率いるFC東京は難敵であることを指揮官も選手も認めている。ただ、ガンバが3試合ぶりの勝利を手にする上で、鍵になるのが攻め切る姿勢。鹿島戦では土壇場に同点ゴールを許したものの、昌子を中心とした3バックは随所でその個の強さを見せつけた。

一方で先制はしながらも、突き放す2点目を奪いきれなかった攻撃陣の奮起がFC東京戦では鍵になる。「1-0で勝ち切ることも大事だけど、2-0、もしくはさらに点を取れる部分もあった。そこを取らないと勝ちきれない」と話すのは宮本監督だ。
「先に点を取れば、よい展開に持ち込める。どちらが先手を取れるか」とヨングォンも強気な言葉を口にするが、キックオフと同時に相手ゴールに襲いかかるアグレッシブなガンバを見せつけたい。
追い風も吹いている。鹿島戦から中5日のガンバに対して、FC東京はACLの影響もあってミッドウイークに鹿島戦を戦い、1-2で敗れている。中2日でパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくるFC東京にとっては過密日程となるが、気をつけたいのはJリーグ屈指の顔ぶれを誇る3トップへの対応だ。
柏時代から苦戦させられてきたディエゴ・オリヴェイラと永井は鹿島戦で先発を回避。また契約の問題で鹿島戦を欠場したレアンドロは万全の状態でガンバに挑んでくるはずだ。

日韓代表クラスが揃うガンバの最終ラインもJリーグ屈指の強さを誇るが、守備はチーム全体で行うもの。「高萩選手のところに、どうプレッシャーをかけていくのかが大事。前線を操っているのもそこだから」と矢島が警戒感を示す高萩に対してFW陣がうまく圧力をかけることも不可欠になる。
ガンバを知り尽くす長谷川監督がビルドアップを含めてガンバの良さを消しにかかるのは間違いないが、「もっと下でボールを動かすことをしないといけなかった」(宮本監督)というのが鹿島戦で露呈した課題である。
宮本監督の就任後、ホームでFC東京には無敗。アデミウソンの劇的な決勝点で勝ち切った2年前同様、ホームでガンバの力を示すのみだ。


ハーフタイムコメント
・奪った後、ボールを早く出していこう。
・点を取って、勝ち切るぞ!

2020明治安田生命J1 第13節 ●1-3FC東京@パナスタ
前節、アウェイ鹿島戦では終了間際の失点で痛恨のドローに終わり、2試合足踏みが続くガンバ。
今節ではFC東京をホームに迎えるが、ACLの影響で中2日でリーグ戦を戦うFC東京に対して、中5日で迎えるガンバは有利に試合を進めたい。

この試合に宮本監督は前節からスタメンを3名変更。3試合ぶりにFWにアデミウソンを起用し、��尾と藤春を左右のWBに据えてゲームをスタート。

試合は3分、ディエゴ オリヴェイラが落としたボールをアルトゥール シルバが狙うがシュートは枠外。
対するガンバも5分にアデミウソンが、6分には直接FKから宇佐美が惜しい場面を作り出すが相手GKの好セーブに遭いゴールには至らず。

そして迎えた8分、昌子の縦パスをカットされるとそのボールが永井の足元へ。東口が飛び出しクリアを試みるも短くなったボールをディエゴ オリヴェイラに蹴り込まれ失点。試合の立ち上がり、早い時間帯に先制点を与えてしまい苦しい展開となる。

同点に追いつきたいガンバは27分、右サイドの敵陣中央でFKを得ると宇佐美がアウトスイングのボールをゴール前に入れる。相手GKが飛び出しパンチングで処理したボールが��尾の前にこぼれるとこれをダイレクトで狙うが、至近距離で再びGK林のブロックに遭い得点を奪うことはできない。

このまま前半終了かと思われた43分、DFラインからボールを繋ぐと井手口がワンタッチで楔のボールをアデミウソンへ。アデミウソンの落としたボールを宇佐美が受けるとコントロールして右足を一閃。強烈なシュートがゴールに突き刺さり前半のうちに1-1の同点に。ガンバが前半終了間際に追いつき1-1で試合を折り返す。

両チームともに選手交代はなく後半開始。

60分、カウンターからレアンドロに強烈なシュートを放たれるが、このシュートは枠外へ。

直後の61分にFC東京がこの試合初めての選手交代で中村帆高と��萩を下げ、小川と内田を投入。

68分には逆にカウンターからガンバにチャンス。宇佐美がドリブルで持ち込み相手DFとの1対1からシュートを放つが枠上に外れゴールを奪うことはできない。

直後にガンバ・宮本監督もこの日初めての交代カードを切り、アデミウソンと��尾に代わり渡邉と倉田がピッチに。

70分にはFC東京も永井を下げアダイウトンを投入。73分にそのアダイウトンがチャンスを作り出す。DFラインの背後へ走るアダイウトンにレアンドロからパスが出ると、折り返しのクロスに身体を投げ出したキムヨングォンのハンドを取られPKの判定。レアンドロのPKはコースを読んでいた東口がわずかに指先で触れるがそのままネットを揺らし失点。1-2と再びリードを許してしまう。

下を向くことなく攻めに出るガンバは宇佐美を中心にチャンスを創り出す。
75分には倉田とのワンツーで抜け出すと左足を振り抜くが、このシュートは相手GK林がセーブ。79分には宇佐美のクロスに渡邉が頭で合わせるがこのヘディングシュートも林のセーブに遭いゴールを奪うことはできない。

80分には矢島とキムヨングォンを下げ小野とパトリックを投入。次々と攻撃的な選手を投入しゴールに迫りたいガンバだが、直後の81分にカウンターからFC東京に決定機を作られてしまう。最終ラインに下がっていた藤春のパスをレアンドロに奪われるとそのまま運ばれゴール前でフリーになっていたアダイウトンへ。これをアダイウトンに冷静に左足で蹴り込まれると1-3とリードを2点に広げられてしまう。

82分にFC東京はディエゴ オリヴェイラに代えて渡辺を、ガンバも83分に藤春に代え福田を投入。まずは1点を返したいガンバは前線にパトリックと渡邉、さらに三浦を前線に上げてゴールを狙いに行くが相手GKの好セーブもあり、最後までゴールを割ることはできずに試合はそのまま1-3で終了。

FC東京にホームでは12年ぶりの敗戦を喫し、勝点を積み上げることはできなかった。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−今日は小野瀬 康介選手をインサイド、井手口 陽介選手をアンカーに並べてスタートした狙いと、後半にFC東京が��萩 洋次郎選手がトップ下に変更したことによって後手に回った部分もあったと思いますが、いかがでしょうか。
小野瀬に関しては最近あまり点が取れていないということで、インサイドハーフの選手にもう少し攻撃的な選手であったり、ペナルティーエリア内に入っていく、またシュートを打てるような選手をということで、そこでの起用になりました。

もちろん、後半にFC東京が1−1になったあとなので、攻めてくることはある程度考えていた中で、[4−2−3−1]にして、相手が少し自由にボールを持たれて、相手の中盤2枚に特にボールを持たれたというところで少し攻める時間が必要だったので、(倉田)秋を入れて少し形も変えながらという交代になりました。


−−先ほども話がありましたが、2点目がなかなか取れないというところだと思います。この試合を含めて宮本監督が考えている修正ポイントを教えてください。
それは得点を挙げるということに関してですかね。チャンスがないわけではなくて、例えばゴール前で足を振るようなシーンもあったりしますし、ヘディングで合っているシーンもあります。1−1でこちらが勝ち越す可能性のあるようなシーンもありましたし、チャンスがないわけではないんですけど、2次攻撃、3次攻撃というところが後半は少なかったと思います。それは少しボールを奪うところが低かったというところもあると思いますし、もう少し映像を見てそこは分析したいと思います。

[宇佐美 貴史]
−−久しぶりにゴールが出ましたが、試合を振り返ると?
まあミスが多いかなと思いますね。試合序盤からしっかり入っていこうという中で決定的なミスで失点して、もちろん追加点を取れなかったこともありますけど、そういう失点シーンがなければ。あとはそういうミスが起こったときのリアクションというのも、今日はチーム全体としてなくて、負けるべくして負けたかなと思います。

−−浦和戦からミスが続いていますが、後方からのビルドアップで自信を失っていると感じますか?
自信を失っているとは思わないですけど、そこを取られてそのままショートカウンターを受けるシーンが多い。そういうシーンが失点に直結しているけど、そういうミスが起こったときに覆すだけの得点が取れていないのは、前の選手として責任を感じます。

[三浦 弦太]
−−前半は自分たちの時間帯も長かったと思いますが、後半はシステムを変えた相手にペースを握られたように思います。試合をどう振り返りますか。
東京にコテンパンにやられたというよりは、自分たちに問題があったと思います。立ち上がりもそうですし、前半の押し込んでいるときに点を取るということと、あとは後半のように相手がシステムを変えてきたときに試合中にうまく修正していくことが大事だと思います。

−−浦和戦もそうでしたがミスからの失点が続いていて、宇佐美 貴史選手はミスをしたあとのリアクションがチーム全体として良くなかったと話していました。どう感じていますか。
ミスは誰にでも起こることだと思うし、しょうがない部分はあると思いますけど、それこそ宇佐美くんが言っていたように、その後の反応をもっと出さないといけない。ミスが起きてもそこをチーム全員でカバーしていくことも大事。もちろんミスがないのが一番ですけど、どういう状況になっても最後まで勝ちにいくことを目指してやっていく必要があるし、そのために修正することもまだまだあると思います。

総評
Q「今日、小野瀬選手をインサイド、井手口選手をアンカーでという並びでスタートした狙いと、後半、FC東京が高萩選手がトップ下に変更したことによって、後手に回ったかなと思いますが、そのあたりを交代選手を含めて、どのように抑えようと思ったのかを教えてください。」
宮本監督「小野瀬に関しては、最近あまり点が取れていないということで、インサイドハーフの選手にもう少し攻撃的な選手であったり、ペナルティエリア内に入っていく、またシュートを打てるような選手をということで、そこでの起用になりました。もちろん後半、FC東京が1-1になった後なので、攻めてくること、まあ攻めに出てくる、前半少し下がっていたと思うんですけど、攻めて来ることはある程度考えていた中で、4-2-3-1にして相手が、少し自由にボールを持たれて、相手の中盤2枚に特にボールを持たれたというところで少し攻める時間が必要だったので、(倉田)秋をいれて少し形も変えながらという交代になりました。」

Q「先ほどもお話がありましたが、2点目がなかなか取れないというところだと思いますが、この試合を含めて課題に感じている所、修正ポイントをどういう風に感じていますか。」
宮本監督「それは得点をあげるということに関してですかね。」
Q「そうです。」
宮本監督「チャンスがないわけではなくて、例えばゴール前で足を振るようなシーンもあったりしますし、ヘディングで合っているシーンもありますし、1-1で2点目をこちらが勝ち越す可能性のあるようなシーンもありましたし。少しチャンスがないわけではないんですけど、2次攻撃、3次攻撃というところが後半は少なかったと思います。それは、少しボールを奪うというところが低かったというところもあると思いますし、もう少しビデオないし映像を見てそこは分析したいと思います。」






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