2019.11.23(土 祝) 15:00〜 明治安田生命J1リーグ
第32節 仙台@パナスタ
[プレビュー]井手口・三浦が語るJ1第32節
vs 仙台 ―勝って残留確定へ。仙台にアウェイの借りを返す時が来た
今シーズンも残すところ3試合。宮本監督は「最後まで走り切ろうという話を選手にはした」と力強く言い切った。
ホーム2連戦の皮切りとなる仙台戦は、勝てばJ1残留が確定する一戦だ。
前節は大分に痛恨の逆転負けを喫したものの、エース宇佐美が2試合連続でゴール中。アンカーの遠藤を起点に、ガンバらしくパスワークで崩し切る攻撃は徐々に鋭さを見せている。
今シーズンも苦しい戦いを強いられたガンバだが「最近の試合は自分たちが目指す形が増えて来ている。相手に合わせるつもりはない」と遠藤は言う。
アウェイで敗れている仙台は長沢とハモン ロペスの空中戦を生かすクロスが持ち味だが、ボールを支配しながら攻め切りたい。
順位ではガンバが上回るものの、勝ち点38で並ぶ仙台にとっても勝てば10年連続でのJ1残留が決まるだけに、強い気持ちでパナソニックスタジアム吹田に乗り込んでくるはずだ。ガンバの誰もが警戒すべき選手として「駿くん」と口にした長沢の高さを封じることはマストのミッション。代表戦で刺激を受けた三浦も言う。「残り3試合全て勝とうと皆で話をした」。
ホームのサポーターの前でアウェイの借りを返し、残留を決めるのみだ。
MF15 井手口陽介「僕たちが今シーズン、いい試合が出来ている時はチームの全員が一体となってボールを奪いに行けている時です。それが出来れば奪ってからのショートカウンターとかボールをしっかりと回すサッカーもやれている手応えはある。仙台戦でも、いい時のガンバのサッカーを表現できれば結果が出せると思っています。僕自身はインサイドハーフを務めていて攻撃時の抜け出しとかが左サイドに比べるとまだ足りないと思っています。ダブルボランチの時とは攻撃の関わり方が違いますが、僕も攻撃時のクオリティを仙台戦ではより高めたいと思っています。」
DF5 三浦弦太「残り3試合、全勝しようとチーム内で話をしていますし、そのためにも日本代表の試合で自分が得てきた刺激や経験をしっかりとガンバでも出していくつもりです。仙台にはアウェイで負けていますが、勝利するためにも無失点で終わりたい。今チームとしてやろうとしているサッカーを体現するだけですね。仙台には長沢選手がいますが、クロスへの入り方が非常に上手いのでゴール前にいい形で入らせないことも大事ですし、僕自身も常にいいポジションを取りたい。もちろん、チームとして相手にクロスを上げさせないことも必要になります。」
ハーフタイムコメント
・集中力を保って、セットプレーに注意する。
・勝ちたいという気持ちを出して。球際も戦う。
2019明治安田生命J1 第32節 ○2-0 仙台@パナスタ
約1か月ぶりのホーム開催となったJ1リーグ第32節は、アウェイで敗戦を喫した仙台を迎えての一戦。
ガンバ大阪が勝利すればJ1残留が確定する試合だけに、ホームに駆けつけたサポーターと共に、白星を掴み獲りたい試合となった。
その試合のスタメンに宮本監督は前節の大分戦と同じメンバーをピッチに送り、またJ1第29節川崎戦で頭部を負傷しチームを離脱していた倉田がベンチ入りを果たした。
その試合は立ち上がりからボールを握り相手陣内に攻め込むガンバ。
5分、7分には右サイド小野瀬からのクロスでシュートチャンスを得るが、どちらもシュートは枠外となり先制はならない。
すると8分。相手GKのロングフィードのクリアミスを仙台・長沢に拾われると、東口との1対1の局面を招きフリーでシュートを許すが、これは枠外となり決定的なピンチを脱する。
その後ガンバは右サイド小野瀬の積極的な攻撃参加でチャンスメイク。一方、仙台は前線の高さを活かしロングボールやサイド攻撃でゴールに迫る試合展開。
31分にはアデミウソンが、39分には宇佐美がシュートを放ちゴールに迫るものの、ゴールは割れず0-0で試合を折り返す。
両チーム交代なく始まった後半。ガンバは前半から引き続き右サイドを中心に攻撃を展開。
この日右のCBとして出場した菅沼も積極的にオーバーラップ、インナーラップを見せ小野瀬とのコンボネーションでゴールに迫る。
53分、57分とその右サイドからのクロスからシュートチャンスが訪れるものの、この好機を活かすことができず、0-0のまま時間が経過していく。
しかし迎えた69分。
仙台のカウンターを受けピンチを迎えるが、バックパスが乱れたところでボール奪取。
そのボールを拾った宇佐美が右サイドを突破しドリブルでゴール前まで駆け上がると、最後はニアサイドを右足で撃ち抜き先制!
宇佐美の右足から残留確定に向けての貴重なゴールが生まれる。
先制直後の70分には、矢島に代えて負傷離脱していた倉田が交代で投入され、待望の戦線復帰を果たす。
そして77分。宇佐美のスルーパスに反応したアデミウソンが、相手GKとの1対1を落ち着いてループシュートでゴールに沈めて、試合終盤に仙台を突き放すダメ押しゴールで2-0。
その後は東口を中心としたDF陣の落ち着いた対応もあり無失点で試合終了。
宇佐美の1ゴール1アシストの活躍で勝利を飾り、勝点を41に伸ばしたガンバがJ1リーグへの残留を確定させた。
[ 宮本 恒靖監督 ]
−−序盤から主導権を握っていましたが、どういう点がチームとして良くなったと思われますか?
どの試合に比べてというところはありますか?
−−大分戦の前半はすごく良かったと思いますが、この数試合と比べてどうでしょうか。
前半も少し互いの距離が遠くて、前線に良いボールが入らない時間帯がありましたけど、前半の途中からそこを修正して、また焦れてしまってロングボールを早く入れてしまわないようにということを工夫しながら、アンカーをうまく使いながらやることで、後半少し相手も疲れて間延びした中では、それぞれの良い立ち位置が見つかって、全員が前を向いた状態でプレーできるような状態につながったと思います。それがたくさんのチャンスというか、クロスの場面につながったと思います。
それは今週、先週もそうですけど、トレーニングしてきたものが今日に関しては出たんじゃないかなと思います。あとは大分と違って[4−4−2]というところで、それに特化したというか、そういう対応策を練ったものも出たかなと思います。
−−この時期になりましたが、J1残留を決めたことに関してはどうでしょうか?
今季は本当に引き分けが多くて、勝負どころというか、勝ち切る試合が少なかったことがこういう順位につながっているというふうに思います。今日に関しては0−0の試合を1−0で終わるのではなくて、2点目を取ったり、3点目、4点目という追加点を取るところの姿勢であったり、実際にその場面を作ることができたので、そこに関しては改善されている。
本当にわれわれはそこを目指すチームではないと思いますし、こういう時期にここにいるということは自分たちに対する不甲斐なさを感じますけれど、今季われわれがやってきた結果なので、それはしっかりと受け止めて、残り2試合でまた、より良いものを見せていくことに尽きるかなと思います。
[宇佐美 貴史]
−−しっかりと勝ち切ったが?
チャンスは今日の試合でできていましたし、相手の決定機もこちらのミスから1対1を作られたくらいで、それ以外は基本的に僕らがボールを保持できていました。後半もじれることなく、大分戦のような展開にさえならなければ勝てると思っていましたね。僕自身は前でボールを収めることも意識していましたが、サイドチェンジに関しても何本かはミスがありましたが、今日は良いフィーリングでやれていたと思います。それがしっかりと数字にもつながって良かったと思います。
−−アデミウソンのゴールも試合前に話していたとおり、アシストを記録したが?
アデミウソンには今まで僕がパスをもらいっぱなしで、アシストもしてもらっていたので、僕が1点目を決めたときも本当はアデミウソンに出そうと思っていたんですが、僕がシュートしたほうが決まると思ったので打ちました。結果的に僕のアシストで点を取ってくれたので良かったです。
[東口 順昭]
−−残留が確定したが?
残留争いは僕らが目指すところではなかったですし、残留は決まりましたけど、残り2試合は来季につなげられる試合にしたいという目標のほうが強いです。残留決定は通過点というかそれほど意識していません。前半、相手に許した決定機については、ああいうところで点を取られると難しい試合展開になってしまうので、しっかりと耐えられたのは良かったと思いますし、しっかりと耐えていると前も点を取ってくれます。もっと集中力は高めていかないといけませんが、今日に限っては良かったですね。
−−前半の長沢 駿選手との1対1はうまく相手のプレーを予測していたが?
駿との1対1に関してはループシュートを打ってくるイメージがあったので、先に僕が倒れないことを意識していました。駿のことをよく知っているから防げたシュートかなと思います。
総評
Q「序盤から主導権を握っていましたが、どういう点がチームとして良くなっている、主導権を握れるようになったと思われますか?」
宮本監督「どの試合に比べてというところはありますか?」
Q「大分戦の前半はすごく良かったと思いますが、この数試合で監督が感じているチームの状態と比べて。」
宮本監督「前半も少し互いの距離が遠くて前線にいいボールが入らない時間帯がありましたけど、前半の途中からそこを修正して、また焦れてしまってロングボールを早く入れてしまうわないようにということを工夫しながら、アンカーのところをうまく使いながらやることで、後半相手も少し疲れて間延びした中では、それぞれのいい立ち位置が見つかって、全員が前を向いた状態でプレーできるような状態につながったと思いますし、それがたくさんのチャンスというか、クロスの場面なんかにつながったと思います。それは今週、先週もそうですけど、トレーニングしてきたものが今日に関しては出たんじゃないかなと思います。あとは大分と違って4-4-2というところで、それに特化したというか、そういう対応策を練ったものも出たかなと思います。」
Q「前半は右サイドを含めて相当チャンスを作っていましたが、少し遠藤選手のところを仙台がうまく見ていたのかなと思いますが、あえて修正された点と、右サイドに偏りがちでしたが、うまく右の優位性を使って、割り切って使われていたのでしょうか。」
宮本監督「右が多くなったのは宇佐美から長いボールを小野瀬というところが多かったと思いますし、ちょっと左サイドに展開するよりも右サイドにというのは、東口がいて三浦がいて、菅沼がいてというちょっと右に人が多いというところが一つ理由だと思います。確かに前半の途中までは少しアンカーが孤立したような状態だったので、それに対しての少し矢島を落としたりというところのポジション修正はしましたし、そこで前線が少し混み合っていたので、それまで。それを少し落とすことでうまく、宇佐美だったり、アデミウソンがハーフポジションを取ったり、右サイドの井手口が少し、ちょっと2人より前というイメージでやっていましたけど、そういうところで遠藤に対する注意が矢島も来たことで相手の中盤が難しくなったという状況は作っていたと考えています。」
Q「この時期になりましたがJ1残留を決めたことに関してはどうでしょうか?」
宮本監督「今シーズンは本当に引き分けが多くて勝負所というか、勝ち切る試合が少なかったことがこういう順位に今つながっているという風に思います。今日に関していうと0-0の試合を1-0で終わるのではなくて2点目を取ったり、3点目、4点目という追加点を取るというところの姿勢であったり、実際にその場面を作ることができたので、そこに関しては改善されている。本当に我々はそこを目指すチームではないと思いますし、こういう時期にここにいるということは自分たちに対する不甲斐なさを感じますけれど、今シーズン我々がやってきた結果なので、それはしっかりと受け止めて、残り2試合でまた、よりいいものを見せていくことに尽きるかなと思います。」