2019.11.3(日 祝) 16:00〜 明治安田生命J1リーグ 第30節 湘南@BMWス
[プレビュー]小野瀬・東口が語るJ1第30節 vs 湘南 ―勝ち点3だけを目指す湘南戦。勝って残留争いで優位に立つ

川崎戦から2週間のインターバルを挟んで挑む湘南戦。「絶対に勝たないといけない試合」と選手の誰もが口を揃える一戦は残留争いで優位に立つためにも勝ち点3が不可欠な一戦だ。暫定ながら10位に後退したガンバに対して、湘南は16位。しかし勝ち点差はわずか4という僅差だけに、湘南も死に物狂いでこの一戦に挑んでくるはずだ。

宮本体制下では湘南に対していずれも1対0の僅差で連勝中だが、やはり侮れないのは湘南のハードワークをベースにしたサッカーだ。
現在4連敗中ではあるものの、前節就任した浮嶋監督のもとチームの狙いを体現し始めている湘南に対し、宮本監督は「相手の出方を意識するよりも、自分たちのやりたいことを出す」とあくまでもガンバの目指す方向性を前面に押し出す考えだ。

そんなガンバの追い風になるのが、川崎戦ではメンバー外だった宇佐美とアデミウソンの存在。湘南は4連敗中に喫した失点が計16。ガンバが付け込む隙は必ずあるはずだ。宇佐美も「自分が残り5試合、点に絡む仕事をする」と攻撃陣を牽引する姿勢を見せる。
カウンターに鋭さをみせる湘南に対して、アウェイでも受け身にならずガンバの強みを押し出すのみ。攻める姿勢の先に勝ち点3が待っている。

MF8 小野瀬康介「湘南は勝ち点差も近いので勝てば勝ち点3以上の重みがある試合です。アウェイですけど、勝利すれば順位的にも楽になるのでまずは勝ちを狙いに行きたいですね。僕自身は今やれているパフォーマンスを継続するだけですが、ちょっと得点から遠ざかっているのでウイングバックで出た場合でもゴールという結果は残すつもりです。湘南は監督が変わって、彼らの良さをもう一度出そうとしてくるでしょうけど、走り負けないとか球際で勝てれば、自ずと僕らがボールを支配する展開になると思っています。個人的にはサイドの攻防で目の前の相手に負けないつもりです。」

GK1 東口順昭「次の湘南戦は残留争いの中での直接対決になるだけに、相手も僕たちと同じように強い気持ちで向かって来るでしょうが、本当に大事な試合なので入りからしっかりと戦いたいと思います。湘南はクロスによる攻撃が多いですが、従来の彼らのスタイルも含めて把握しているので、気をつけながら守備をしたいですし、特に相手のクロスに対しては僕が全て対応するぐらいの気持ちでプレーすれば、最終ラインもより守りやすくなると思っています。もう勝ち点3という結果だけを求めてやるしかありませんし、その準備はできているので湘南戦も頑張るだけです。」


ハーフタイムコメント
・マイボールの時間を長くして行こう。
・相手陣内でリズムよくボールを回そう。
・もう一度集中して入って3点目を狙いに行こう。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−湘南戦に向けて準備してきたことは?また、メンバー変更の理由は?
(倉田)秋がケガをしたところをどう埋めるかを考えました。2週間の練習と練習試合を見てきた中で、今日の3人でスタートすると決めたのは、もちろん対戦相手の特徴を踏まえてわれわれがボールを持つ時間があるだろうということで選択しました。それは菅沼(駿哉)に関してもロングボールが増えるだろうと考えて替えました。具体的に用意したことはあまり詳しくは言えませんが、守備のところでもう少し前からボールを奪いにいくところや、速攻と遅攻の使い分けのトレーニングはしてきました。

−−宇佐美 貴史選手が加入当初よりも存在感を発揮してきている。宮本監督の評価は?
フィニッシュワークは試合形式のトレーニングでも見せていましたし、何より体のバランスがとれてきました。6月末から練習していますが、その頃に比べれば力強さが出てきました。守備に関しても、前から奪いにいったり、フィフティーフィフティーのボールで体を預けて自分のものにしたりできています。どんどん良い状態になり、今日の2得点も自信になったと思います。残り4試合も頑張ってほしいと思いますし、点を取るんだという話は常にしているので、期待しています。

−−遠藤 保仁選手がひさびさに先発した。彼に期待した部分は。
(湘南との)前回の対戦でもホームで押し込んだ中で、遠藤の存在感がありました。ボールを動かしたり相手の背後を突いたりする視野の広さ、アイディア、多くを見ることができる彼の能力が必要だと思っていました。守備の部分でも力強さが見られました。全員が良いパフォーマンスでしたが、彼も良いものを見せてくれました。

[宇佐美 貴史]
−−今日は2得点。この2週間で感覚も変わった?
ケガの時期もあったので、考える時間がありました。やっぱりシュートを打っていかないといけないし、逆に言えば距離に関係なく足を振れるのが自分の強みでもあるので、シュートの感覚、一連の動作を確立していくような練習の積み重ねはできました。自信になったわけではないですけど、迷わず振れるようになったのは良い感触です。

ヤットさん(遠藤 保仁)からのアシストでゴールになっている場面は多いし、今日もシンプルにボールを返してくれました。選手によってはあそこで受けたらシュートを選択する選手もいますし、それはそれでもちろんいいんですけど、もう一度返してくれてシュートまでいけるのはありがたいです。落ち着いて返してくれたのが、あの(1点目の)ゴールのすべてかなと思います。

−−2ゴール目は宇佐美選手の得意なパターンだと思う。あれが出てくるのは調子が上がった証拠では?
1点取ったことも相まって、迷いはありませんでした。中にアデ(アデミウソン)がいるのも分かっていたので、ギリギリまでクロスのイメージを持っていましたが、結果しっかり自分で打ててゴールを決められたのは、自分の良さの1つが出たと思います。

−−復帰当初はなかなかゴールが生まれず、「いつか生まれる」とも言ってはいたが、ここまでの道のりは?
監督から「下がり過ぎるな。足を振れるポイント、点を取れるポイントにいてほしい」と言われていました。チームとしてボールを動かせないと下がってチャンスメークすることが多かったので、そこのポジショニングやシュートを意識しました。シュートは一連の動作の中でいろんな要因があると思います。普通に打ったつもりでも飛ばないときは飛ばないですし、逆に飛ぶときは飛びます。自分の思い描いている弾道と、実際に飛んでいく速度がリンクしている感覚はありました。

Q「湘南戦に向けて準備してきたことと、先発を何人か入れ替えた意図を教えてください。」

宮本監督
「まず倉田が怪我したという所をどういう風に埋めるかを、2週間練習と練習試合を見てきた中で色んな組み合わせを試しましたが、今日の3人でスタートすると決めたのはもちろん対戦相手の特徴を踏まえて、我々がボールを持つ時間もあるという所で、選択しました。それは菅沼に関しても同じような所がありますし、ロングボールが増えてくるという所も理由としてありました。具体的に何を用意したのかはあまり詳しくは言えないですが、守備の所での少し前からボールを奪いに行くところであったり、速く攻めきる時と遅攻の使い分けであったりをトレーニングしてきました。」

Q.「小野瀬選手のJ2から移籍してきたこの1年ちょっとの成長をどう感じていますか?」

宮本監督
「スピード+身体つきが変化してきていると思います。テクニックに関しても、元々技術のある選手だとレノファの時代から見ていましたが、いつその技術を発揮するのかが整理されてきているように感じますし、今右サイドでやっていますが、前節にFWでやっても良い持ち味があると思っています。まだ26歳なのでもっともっと成長して欲しいと思いますし、メンタル的なハングリーさを持っている選手なので、もっともっとチーム全体、彼を含めて伸ばしていきたいと思います。」

Q.「宇佐美選手が2得点でしたが、彼の評価をお願いします。」

宮本監督
「フィニッシュワークの所は練習でも、試合形式の練習の中でも見せていましたし、何より身体の色んなバランスが取れてきたという風に思います。6月の末から練習はやっていますが、その時に比べれば力強さが出てきましたし、守備に関しても前から奪いに行くであったり、フィフティーフィフティーのボールを身体を預けてボールを自分のものにするということも見られているので、段々良い状態になっていると思います。今日の2得点もすごい自信に繋がると思います。残り4試合もがんばって欲しいですし、点を取るんだという話は常にしているので、期待し続けたいと思います。」

Q.「遠藤選手が久々にスタメンでしたが、湘南相手に期待した部分は何ですか?」

宮本監督
「前回の対戦でもホームで少し押し込んだ中での、遠藤の存在感がやっぱりボールを動かす、また相手の背後を突くような視野の広さとかアイデアが今日は必要だと思っていたので先発に戻しましたし、それ以外の守備の部分でも力強さが見られて、全員が良いパフォーマンスだったと思いますが、彼自身も良いものを見せてくれたと思います。」

Q.「井手口選手の動きが光っていたように感じましたが、彼の評価とこの試合に向けてのタスクがあったのか教えてください。」

宮本監督
「井手口に関しても、宇佐美と同じように戻ってきた頃よりもどんどん調子が上がっていると。ボールへの寄せの鋭さが見られていますし、実際ボールを奪う回数も増えていると思っています。ああいうスイッチを入れてくれることによってディフェンスラインが次狙いやすかったり、バックバスに繋がってラインを押し上げることに繋がっているので、それはここ最近試合の中で彼に求めていることで、今日の試合に関しては、少し相手のディフェンスライン背後へのランニングの回数という所は伝えていますし、守備面だけでなく攻撃面でももっと試合を決定づけられる選手だと思うので、そこを話をしています。」

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