2019.8.31(土) 19:00〜 明治安田生命J1リーグ
第25節 横浜FM@ニッパツ
[プレビュー]福田・井手口が語るJ1第25節 vs
横浜FM ― ドロー続きにピリオドを打つ。アウェイで目指すのは勝利のみ
5試合連続で足踏みが続いているガンバだが、もどかしさを払拭するのは勝利だけである。
「鹿島と引き分けた手応えはあるけど、勝ち切るチームにならないといけない」と話すのは小野瀬だ。5月の大阪ダービー以降、リーグ戦ではわずか1敗。大崩れがない戦いが続きながらも14位に甘んじているのは勝ち切る強さを欠いているが故である。
狙いとする崩しが随所で見られているものの、一方で課題となるのが相手を突き放し切る決定力。井手口を新たにアンカーに配置し、宇佐美の置き所も模索中の宮本監督だが「できるだけ早くいい形にしたい」と攻守両面で新戦力をフィットさせたい考えだ。
前節の鹿島に続いて、ガンバの前に立ちはだかるのは難敵だ。3位の横浜FMはかつての堅守から一転、攻撃に軸足を置くサッカーで上位を争っている。総得点はリーグ最多タイ。前節は名古屋に5対1で圧勝し、新加入のエリキもゴールを決めている。
一方でガンバが狙いどころとするのは横浜FMのDFラインの背後である。鹿島戦でもシンプルな攻撃で2点を生み出したが、横浜FM相手に2連発中の小野瀬や福田のランも活かせるはずだ。
「アウェイだけど勝ち点3を持って帰る」(小野瀬)。
ドロー続きの日々に、ピリオドを打つ時が来た。
MF34 福田湧矢「今は引き分けが続いていますけど、あと一つ何かが噛み合えばすごく強くなる手応えも感じています。今はチームとして苦しい時期ですけど、こういう時期を乗り越えたいですし、僕自身も試合に使ってもらっている以上、より結果にこだわりたいですし得点とかアシストでもっとチームに貢献したい。横浜FMは独特のスタイルですけど、相手のサイドはスペースも空いていますし、カウンターに対して脆さがありそうなのでそこを積極的に突いて行くつもりです。ただ、何回も決定機はあると思っていませんが、確実に決めていきたいですね。」
MF15 井手口陽介「公式戦を戦うたびに自分の状態がわかってくる手応えもありますし、鹿島戦でも自分が求められている守備面に関してはダイナミックさも出てきた感はあります。アンカーというポジションでは攻撃よりもまず、守備面でのリスク管理が求められていますが、横浜FM戦ではより守備でチームに貢献したい。相手は攻撃的なチームですが、ガンバにも攻撃的な選手はたくさんいます。彼らを攻撃に専念させられるように僕と3バックでリスク管理をして粘り強く守るつもりです。一つ勝てば流れも雰囲気もガラリと変わるので、気持ちのこもった試合をしたいですね。」
ハーフタイムコメント
・狙いとすることは要所で出せている。もう少し我慢して試合を進めよう。
・マイボールになった時、落ち着いて攻撃して行こう。
2019明治安田生命J1 第25節●1-3 横浜FM@ニッパツ
J1第25節はアウェイで3位・横浜FMと対戦。
横浜FMは前節、名古屋を相手に5発快勝。スピードある前線の選手を活かした縦に速い迫力ある攻撃的サッカーを展開してくる。
それに対してガンバ大阪はスタメンにインサイドハーフとして矢島を起用。そしてFWは宇佐美、アデミウソン。ハイライン、ハイプレッシャーのマリノスのサッカーを上手くいなしながら、DFライン背後にある広大なスペースを活用したい戦いとなった。
試合はポゼッションで勝るマリノスを相手に、ガンバは5-3-2のフォーメーションで自陣に引いて守りカウンター狙い。
アンカーに入った井手口が楔のパスを奪いカウンターに転じる場面もあるが、攻撃に出た際に空いた両WBの裏のスペースを、マリノスの両ワイド・マテウス、エリキにスピードを活かして押し込まれる場面が続く。
一方ガンバはこの日右サイドの小野瀬を中心とした攻撃。
ショートカウンターから右サイドで小野瀬が縦に仕掛けCKを獲得したり、相手陣内深くまで侵入したりする場面が目立つ。
なかなか決定機を作りだせず、最終ラインまでフィールドプレーヤー全員が相手陣内に入って攻め込むマリノスに対して我慢の時間が続くが、31分。
矢島が自陣でボール奪取から右サイドの小野瀬とのパス交換で中盤までボールを運ぶと、中央の宇佐美を経由して左サイドの福田へ展開。その福田がフリーのままペナルティエリア付近までドリブルで持ち上がり、右足を振り抜き鋭いシュートを放つが、ボールはゴールポストを叩き惜しくも先制ならず。
すると逆に39分。右サイドで細かくパスを繋がれ中央のティーラトンにボールが渡ると、そのティーラトンがペナルティエリア外から左足で鋭いミドルシュートを放ち、これにはGK東口も反応できずゴールを許し、先制点を奪われ1-0で試合を折り返す。
前半に数は多くはないものの、狙いとする相手ディフェンスラインの背後を突いて決定機を作り出したガンバは、選手交代無く後半開始。
48分にはアデミウソンが、52分には宇佐美がショートカウンターからシュートを放ち、後半は立ち上がりからガンバが攻勢を強めていく。
しかし、ガンバに流れが来かけたかに思えたのもつかの間。迎えた53分に、ロングボールに反応したマリノス・仲川の対応で東口が飛び出すが、ボールをクリアし切れず、ペナルティアーク付近でフリーとなっていたマリノス・マルコス
ジュニオールにボールが渡り、それを落ち着いてゴールに沈められ手痛い失点。後半開始早々に2点ビハインドとなる。
するとガンバは58分、倉田に代えて遠藤を、矢島に代えてパトリックを同時に投入。
フォーメーションを4-4-2に変更して、パトリック・宇佐美が2トップ。中盤は遠藤・井手口がコンビを組む。
この交代が功を奏したか、67分。小野瀬がペナルティエリ手前からドリブルで相手DFをかわしてゴール前まで迫ると、最後は左足を振り抜きゴール。待望の得点で1点差に迫る。
その後も攻勢を強めるガンバは73分。
自陣深くでボールを奪い、井手口が中盤でボールを落ち着かせ遠藤へボールを渡すと、遠藤から左サイドでワイドに張ったアデミウソンを狙ったロングフィードが通り、パスを受けたアデミウソンがドリブルで持ち上がってシュートを放つがこれもポストに嫌われゴールならず。
76分にも右サイドで相手DFの背後を取った小野瀬へスルーパスが通り、ゴール前へクロスを上げるとパトリックがヘディングで合わせゴールを割るが、オフサイドを取られこれも得点ならず。
すると直後の78分だった。マリノス・仲川が左足で放ったシュートがポストにはね返され、一度はガンバがこぼれ球を拾うが、再び奪われると、最後は左でボールを受けたマリノス・遠藤にシュートを許し、これがゴール左に隅に決まり再び2点差で万事休す。
その後もオープンな展開の中、何度もゴールを目指したガンバだったが、終盤で喫した1点が重くのしかかり1-3で試合終了。
リーグ戦7試合ぶりの敗戦を喫した。
[ 宮本 恒靖監督 ]
−−横浜FMに対して用意していたゲームプランは?
まずは攻撃力のあるチームに対してどういうふうに対応するかというところ。もちろん前線で奪えるチャンスがあれば奪いにいくし、押し込まれてもそこからカウンターを狙いながらという前半だった。いくつかそういう形が見られたと思う。
−−2人の交代で試合を変えたが、1点を返したあとに選手たちにどのようなプレーをしてほしいと考えていたのか?
2−2に持っていける試合の流れだったと思うし、その後は選手交代、もう1枚で変化を加えようと考えていたが、3点目を少し残念な形で取られたので結果、敗戦に至ったと思う。
−−守備的な布陣で入って横浜FMの攻撃に対応したが、失点してしまった。逆にフォーメーションを変えてからオープンなゲームになった。2失点はどういうところに誤算があったのか。
1失点目は中盤が3枚で少しスライドできないゾーンでボールを持たれて、マークをつかまえていないCBがプレッシャーに出ることができていれば、対応できる部分だったと思う。右のSBの選手がシュートを打ったシーンでは(金)英權がブロックに行ったが、それと同じような対応ができていれば良かったのかなと思っている。2失点目はロングボールが短くなってカットされてからだと思うが、そのボールの失い方によってできたスペースをうまく使われたかなと思う。
[小野瀬 康介]
−−三ツ沢のピッチでプレーしてみて。
2年ぶりぐらいだったけど、アウェイ側は新鮮だと思ったぐらいだった。
−−最初から右サイドで精力的にプレーしていたが?
目の前の相手に負けないというところを意識している。
−−後半、4バックになって前に行きやすくなったように見えたが、そこからゴールも決めた。
個人的なことだけど、4枚になってサイドハーフになったほうがゴールにより近い位置でプレーできるようになる。ヤットさん(遠藤
保仁)が入って、ヤットさんにつけてもう1回もらってということで中に進入できたし、どうしようかなと考えながらドリブルしていたけど、前も空いていたし、間、間にドリブルしていって、うまく股を抜けた。最後はGKの位置も見て決めることができた。
総評
Q.マリノスに対してどういったゲームプランを用意していましたか?
宮本監督
「まずは、攻撃力あるチームに対してどういう風に対応するかという所で、もちろん前線でボールを奪うチャンスがあれば奪いに行ってという中で、ただ少し押し込まれてもそこからのカウンターを狙いながらという前半でしたし、いくつかそういうものも見られたと思います。」
Q.後半2人の交代で試合の流れを変えたと思いますが、1点を返したあと選手達にはどんなプレーをして欲しかったですか?
宮本監督
「2-2に持って行くことができた試合だったと思いますし、もちろんその後というのは選手交代がもう1枚あるという所で、変化を加えることは考えていましたが、3点目が少し残念な形で取られたので、結果敗戦に至ったと思います。」
Q.マリノスの攻撃力に対抗するため守備的な布陣で入って2失点というのは、どういう所に誤算があったのでしょうか?
宮本監督
「1失点目は中盤が3枚で、少しスライドできないゾーンでボールを持たれて本来であればマークを捕まえきれないセンターバックがプレッシャーに出るということができれば、対応できた部分だったと思いますけど、右のSBの選手がシュートを打ったシーンはヨングォンがブロックに行きましたが、それと同じような対応ができていれば良かったのかなと思っています。2失点目はロングボールが短くなってカットされてからだと思いますが、そのボールの失い方によってできたスペースをうまく使われたかなと思います。」