2019.8.10(土) 19:00〜 明治安田生命J1リーグ 第22節 広島@パナスタ
[プレビュー]倉田・東口が語るJ1第22節 vs 広島 ― 夏場の反攻へ。難敵広島に相手に問われるガンバの真価

内容は決して悪くないだけに2試合連続のドローが悔やまれるガンバ。「決定機は作れている」と倉田は宇佐美が加わった攻撃面での手応えを口にする一方で、誰もが認識するのが夏場の試合運びの難しさだ。

前節の神戸戦は3点目を奪いきれず、痛恨のドローに持ち込まれたガンバだが、広島相手に選手たちは気持ちを切り替えている。広島からの期限付き移籍加入となるパトリックは今節ピッチに立てないが、好調の倉田やガンバ復帰後初のホームゲームとなる宇佐美らを軸に広島の手堅い守りを打ち破るだけだ。
「前線の選手は誰が出ても結果を出す力はある」と話すのはアデミウソン。名古屋戦以降、明らかに崩しの質は上がっているだけに攻撃陣の奮起に期待がかかる。
ただ、現在5位の広島は侮れない相手である。直近のリーグ戦7試合は負けがなく4勝3分け。前々節は川崎に3対2で打ち勝つなど調子を上げている。鍵となるのは広島の柏とハイネルの両サイドを封じることだ。

「先に点を取られると広島相手には難しくなる」(東口)。必要なのは90分を通じたゲームマネージメントだが、攻守両面でクレバーに試合を運びたい。
「今の広島に勝てば、弾みがつく。僕らにとって大事な試合」(三浦)。夏場の本格反攻に向けて、ガンバの真価を見せつけたい。

MF10 倉田秋「神戸戦は勝ち切らないといけない試合でしたし、ちょっと勿体無い試合がここ2試合続いています。広島も簡単に勝てる相手でないのはわかっていますが、今チームでやれていることを攻守両面で90分しっかりと続ける必要がありますね。僕自身は神戸戦でも点を取りましたが、インサイドハーフで起用されても宮本監督からは点に絡むことを求められています。毎試合、点に絡む動きを出していきたいです。広島には先制点を取られると難しい展開になりますが、慌てることなく自分たちのペースで試合を運ぶつもりです。」

GK1 東口順昭「神戸戦ではリードしてからの戦い方が課題となる展開でした。90分の試合の進め方についてはもっと改善する必要がありますね。僕自身のパフォーマンスは悪くない中で、結果的に2失点したのでより悔しさはありますが、守備陣が安定しないとチームも勢いに乗れません。広島戦ではしっかりとした守備を見せるつもりです。広島は調子が上がっていますし、守備が堅いチームなのでやはり先制点を取られると難しい試合になってしまいます。集中力を高く持ちながら、しっかりと守りたいですね。ホームで勝てば勢いもつく、そういう意味でも大事な広島戦です。」


ハーフタイムコメント
・いいメンタルで出来ている。90分間続けよう。
・相手のカウンターに気をつける。

2019明治安田生命J1 第22節 △1-1 広島@パナスタ
約1か月ぶりの開催となったホームでのJ1リーグは今節、アウェイで大敗を喫した広島を迎えた。
広島はここ7試合負けなしで現在5位と好調をキープ。期限付きで広島からガンバ大阪に加入したパトリックが出場できない中、堅守・広島を相手にゴールをこじ開けることができるのか注目が集まった。

試合のメンバーには、8/5(月)に加入を発表したばかりの井手口がさっそくのメンバー入り。パトリックが欠場したFWは宇佐美とアデミウソンのコンビで臨み、インサイドハーフには��江が起用された。

立ち上がりの10分弱こそ両チームにシュートが無い膠着した展開だったが、ファーストシュートはガンバ大阪。
9分にペナルティアーク内で受けた宇佐美が個人技で打開。ペナルティエリア右から右足を振り抜くが、相手にブロックされ、そのこぼれ球に反応したアデミウソンのシュートも精度を欠いて得点には至らない。

しかしここから前半は終始ガンバが支配する。
ポゼッション優位のまま右サイドでは小野瀬、そして��尾の積極的な攻め上がりに宇佐美が要所で顔を出して攻め込みチャンスを多く作る。
左サイドでは福田が縦へ積極的な仕掛けを見せて相手を剥しクロスを送るなど躍動。
15分には前節アシストを記録した矢島がこの日もやわらかいパスを前線に供給し存在感を示していく。

流れを掴んでいる間に先制点を取りたいガンバだったが、粘り強い広島の守備を前にゴールを割ることができないまま時間が経過。
守備では時折広島のカウンターにさらされる場面があるものの、ヨングォン、三浦のDF陣が落ち着いた対応を見せ、危なげなく攻撃の芽を摘んでいく。

スコアレスで折り返した試合は、両チーム交代無く後半がスタート。
後半になっても攻守の切り替えが速いガンバは福田が左サイドで再三縦に仕掛けて相手を剥してチャンスメイクし、宇佐美が中盤に顔を出してビルドアップに参加。迫力あるカウンターと、じりじりと攻め込む遅攻を使い分け攻め込むが前半同様、広島の堅い守備を崩しきれない。

そんな中76分には、アデミウソンに代えてこの日33歳の誕生日を迎えた渡邉を投入。
そして80分には��江に代えて復帰後初出場となる井手口が投入される。

80分過ぎから圧力を強める広島に対して守勢に回る時間が続いたガンバだったが、迎えた89分。
ペナルティエリア外左の倉田が右サイドに大きく展開。パスを受けた小野瀬がペナルティエリア右に進入して左足を振り抜くと、シュートは相手GKにはじかれるも、そのこぼれ球にゴール前に詰めていた倉田が反応して押し込み先制点を挙げる。

しかし、そのまま1-0で勝利かと思われた90分+2。右サイドからのクロスに広島・レアンドロ ペレイラに頭で合わせらまさかの失点しそのまま1-1で試合終了。
リーグ戦3試合連続のドロー。そして2試合連続後半に追いつかれての痛い引き分けを喫した。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−前半は自分たちがボールを持つ時間が長くて、対広島に対して準備して来たことがうまく出ていたが、どういう点を意識して落とし込んできたのでしょうか。
われわれが6月に広島と練習試合をしたときの映像もありました。その中でどういったところでボールを奪いにいくのか、スペースを突くのかというような今週やってきたところはたくさん出たと思います。

ボールを握る展開になったときの質というか相手のペナルティーエリア近くに行ったときの工夫であったり、アイディアというところが少し足りなくて得点につながらなかったのかなと思います。前半、後半の途中まで。

なんとかもぎ取った点を守り切るというか、勝ち切りたかった試合ですけどポジティブなところもたくさんあった試合だと思うので、次をまた見据えてやりたいと思います。


−−宇佐美 貴史選手は前節インサイドハーフで起用して、今日はFWでした。彼の特徴が出たところはたくさんあったと思いますが、ゴール前にいない場面もありました。宮本監督はどのようにご覧になっていますか。
アデミウソンにしても宇佐美にしてもゴール前でゴールゲッターというか、ゴールの枠の中に入っていくようなタイプの選手じゃないので、そのぶん他の選手がそのスペースを突いたりとかは期待していましたけど、そこは前半確かに人がいなかったなと思います。

後半は皆、少しそこを意識してハーフタイムで皆で話をした中で、誰かがそこにクロスが入りそうなシーンではそこに詰めるというようなところも見られたかなと思います。


−−続けて先制しながらも勝ち切れない試合が続いていますが、試合の終わらせ方についてはどうご覧になっていますか。
ディフェンスラインがあまり下がらないように前からプレッシャーに行くようにとはお互いに声をかけていました。得点してからも、相手が入れて来たボールをもう少しうまく処理できたり、2点目を狙う必要がないシーンでアドバンテージになりましたけど、あそこで試合を止めるとか、というような冷静さが今少しチームに欠けているなと思います。そういったところが整理されてくれば、しっかりと勝ち切るゲームができるんじゃないかと思います。

[井手口 陽介]
−−ひさびさのパナソニック スタジアム 吹田でのプレーだったが?
まあ短い時間だったので、難しかったですけど今日はピッチに立ったことが意味があるのかなと思って次に切り替えて、すぐに天皇杯があるのでやっていきたいと思います。

−−コンディションについては?
チームに合流してからまだ1週間もたっていないので、まだここからコンディションは上がっていくと思うので、コンディションを上げながら、チームの戦術を体現できるようにしっかりと準備していきたいです。

[宇佐美 貴史]
−−前半も含めて数多く決定機があっただけに、もったいない試合だった?
もったいないし、今日は絶対に是が非でも勝点3を取りたかった。(倉田)秋くんが決めてくれてより一層みんなの気持ちの中にしっかり、このままゼロで終わるという気持ちはあったはず。そこを緩めたわけではないですけど、結果的に勝点2を失う結果になってしまったので残念です。だけど、ポジティブに考えられる部分はたくさんありましたし、ほとんど時間で攻撃的な試合をして相手を凌駕できていたと思うので、それを継続してやっていくだけかなと思います。

−−FW起用だったこともあって、宇佐美選手のシュート意識も高かったように見えたが?
そうですね、試合をやるにつれてコンディションも上がっていくと思いますし、その中で結果を個人的には出さないと、前線の選手なのでこういうときにチームに勝点3をつけるような結果を出さないといけないとあらためて思いました。

[矢島 慎也]
ゴール前までは侵入できていますし、最後のところで決めるところをやっていかないといけない。最後のゲームの終わらせ方も…そこに尽きるかなと思います。(終わらせ方というところに関しては個々で受け止め方が違うと思いますが、矢島選手はどう思いましたか?)僕は、結構、こういうシーンを経験してきたというか。浦和でも…その時僕は試合に出ていなかったですけど、終盤に追いつかれてとか、岡山時代も最後の最後に追いつかれて、っていう試合が何試合か続いたことがあったので。チームの緩みみたいなものが出ると思うんです。気持ちですね。僕がどうしたらいいか、っていうのがあるとしたら…失点に到るまでのところでどうできたか、もあるんですけど、そこもあの時間帯でホームで点を決めて、おそらく勝ったと思った選手がたくさんいたと思うんです。でも、いい流れがきているな、っていう気の緩みが出てしまったらああいう形になるっていう…目には見えないけど、僕はそこは感じました。それを引き締め直すのもそうだし、そこは僕とか弦太(三浦)とか、センターラインにいる選手で声をかけていきたいです。(後半の途中から矢島選手の両脇のスペースを使われていたように見えましたが、相手がやり方をかえてきたのでしょうか?)守備のやり方が変わったとか、形を変えるのにはわかっていたので対応できていたのですけど、人ですね。人が変わって青山直晃選手が入ってきて、少し向こうも落ち着いたなっていう感じがしました。駿(川辺駿)が前に出てきて、間に入ってこられるのも結構嫌だったし、そこはちょっと空気感が変わったなっていう感じがします。自分が食いつくところの裏にポンとあててシャドーの選手がフリックことを後半は結構相手がやってきていたので、そこを自分が食いつかずに残るのか、っていうところはまだ改善しなくちゃいけないところだと思います。

[三浦 弦太]
(試合の終わらせ方が残念でした)そうですね。このあいだのヴィッセル神戸戦で悔しい思いをしたので、似たような形で追いつかれるっていう…反省がいかせていないなって思ったし、試合の終わらせ方のところはまたみんなで見直していきたいです。(局面だけじゃなくて、前線からの時間の使い方とかも含めて課題ですか?)そうですね。まずはあの局面をやられないっていうのが一番ですけど、でも、もう少しうまく時間を使ったり、試合をうまく終わらせる、終わらせ方はあったと思うので、そのへんはやられないっていうだけじゃなくて、チームとしてもどうやって試合を終わらせるかっていうところは課題だと思います。(宇佐美選手や井手口選手が入ったりした中でのチームの変化はどうみていましたか?)今日の試合自体は上位の広島に対して、自分たちがやりたいサッカーというか、アグレッシブな守備と押し込んだ攻撃ができた試合だったと思うので。最後追いつかれるシーン以外は割といいゲームができていたなと思うので、だからこそもったいなく感じるし、こういうゲームをどんどんしていけば勝ち点も積み上げていけるかなと思うので、あまり悲観的にならずに、しっかり切り替えていきたいです。

[東口 順昭]
(ゲームの終わらせ方について)もっとはっきりしてやっていければなかった失点だったと思います。でも人数は足りていたので、最後は、個人のところの差だと思うので、失点はもったいないなかったなとは思います。(ただ展開としては自分たちがボールを握って攻撃にかかる時間も多かったと思います)そうですね。展開的には追加点を取れたらよかったですけど、時間帯もそんな時間帯ではなかったし、しっかり守り切るなら守り切るシフトが…どう守るかということだと思うので、そこをもう少し整理してやらなあかんなって思いました。(ホームで、ギリギリのところで先制点を奪った、という勝ちを引き寄せる流れでなかなか勝ちを掴めない。理由はどう感じますか?)これというものがあれば修正しやすいんですけど…なかなかこれというものがわからないから難しいですね。

[��江 麗央]
個人的には久しぶりの先発で、しっかり準備してきたことは出せたのかなと。自分のポジションということでは、秋くん(倉田)と僕が守備の部分でもしっかりスイッチを入れられるように、そこからはめていこうということは思っていて、そこは意思疎通もできてやれていたので続けていきたい。(前半も点を取れればという形までは多く作れました)そうですね。ただ相手もしっかり体を投げ出してきていたので、その部分ではペナルティエリアの人数の少なさだったり、点を奪いに行くということを考えれば人数が少し足りていなかったなと感じました。後半は攻撃の部分で人数をかけていくことはしっかりと、みんなが意識して、狙っていこうという意識があったので。前半よりはできたのかなとは思います。(勝ち点2を逃しました)もったいなかったなっていうのが正直なところです。僕は外に出ていましたけど、アディショナルタイムの終わらせ方というか、こういう展開をどう勝ち点3に繋げるかをまたみんなでやっていきたいです。(個人的にポジティブに考えられる点は?)前半、僕の中でもいい入りができたこと。ただ、その前半の勢いを落とさずに後半ももっとやらなくちゃいけなかったな、と思います。前半はすごくいいアピールができたと思うので…あとは、それを90分続けるためのペース配分だったり、課題だったりを見直してやっていきたい。

総評
Q「前半から自分たちがボールを持つ時間が長くて、対広島に対して準備して来たことがうまく出きているように見えたんですが、どういうところを意識して選手達に落とし込んで来たのかを教えてください。」
宮本監督「我々が6月に練習試合をした時の映像もありましたし、広島と。その中で対広島というところで、どういったところでボールを奪いに行くのか、スペースを突くのかというようなところは今週やって来たところはたくさん出たと思いますし、ボールを握る展開になった時の質というか相手のペナルティエリア近くに行った時の工夫であったり、アイデアというところが少し足りなくて得点につながらなかったのかなと思います。前半、後半の途中まで。なんとかもぎ取った点を守りきるというか、勝ち切りたかった試合ですけど、ポジティブなところもたくさんあった試合だと思うので、はい。次をまた見据えてやりたいと思います。」

Q「宇佐美選手は前節インサイドハーフで起用して、今日はFWで使って、もちろん彼の特徴が出たところはたくさんあったと思いますが、ゴール前にいない場面も少しあったと思いますが、そのあたり監督はどのようにご覧になっていますか。」
宮本監督「アデミウソンにしても宇佐美にしてもゴール前でゴールゲッターというか、ゴールの枠の中に入って行くようなタイプの選手じゃないので、その分、他の選手がそのスペースを突いたりとかは期待していましたけど、そこは前半確かに人がいなかったなと思います。後半は皆、少しそこを意識してハーフタイムで皆で話をした中で、誰かがそこにクロスが入りそうなシーンではそこに詰めるというようなところも見られたかなと思います。」

Q「続けて先制しながらも勝ちきれない試合が続いていますが、試合の終わらせ方についてはどうご覧になっていますか。」
宮本監督「DFラインがあまり下がらないように前からプレッシャーに行くようにとはお互いに声をかけていましたし、得点してからも。ただやはり相手が入れて来たボールをもう少しうまく処理できたり、2点目を狙う必要がないシーンでアドバンテージになりましたけど、あそこで試合をやはり止めるとか、というような冷静さが今少しチームに欠けているなと思います。そういったところが整備されてくれば、しっかりと勝ち切るゲームができるんじゃないかと思います。」

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