2019.7.20(土) 18:00〜 明治安田生命J1リーグ 第20節 名古屋@豊田ス
[プレビュー]ヨングォン・宇佐美が語るJ1第20節 vs 名古屋 ― ガンバの至宝の復帰戦。堅守を継続しながら、勝ち切るガンバを見せつける

清水戦ではチームが目指す本来の守備を披露し、矢島が決勝ゴールをゲット。原点回帰の戦いぶりで勝ち切ったガンバが、連勝を目指してアウェイの名古屋戦に挑むことになる。
前節はシュート16本を放ち、迫力ある攻撃を見せつけたガンバだが、名古屋戦で鍵を握るのはやはり安定した守備の継続だ。アンカーの位置で攻守のバランスを担う矢島は言う。「名古屋の前線にも強烈なアタッカーがいる。まず、いい守備を見せたい」

リーグ戦では4連敗中の名古屋だが、前線にはジョーらJリーグ屈指のFWが揃っている。特にジョーが加入後の名古屋に対しガンバはリーグ戦3連敗。いずれも3失点を喫しているだけに、まずは清水戦同様、チーム全体でアグレッシブな守備を見せつけたいところだ。
今節から出場が可能になる宇佐美も「無失点で試合を進めれば、1点か2点は必ず取れる」。セットプレーを含めて名古屋のブラジル人選手たちを90分間封じれば、自ずと勝機は見えてくるはずだ。
一方で、4連敗中に計12失点をしている名古屋の守備につけ込むには高いラインの裏を攻略することだ。「(宇佐美)貴史がいることで出る良さがある」(宮本監督)。宇佐美がもたらす新たな化学反応とともに名古屋に勝ちきりたい。

DF19 キム ヨングォン「敗れたFC東京戦を除けば、最近の試合はずっと失点も少なくやれていますし、守備陣が安定している手応えは感じています。個人的にもコンディションはいいですし、前節は抑えるべきところでしっかりと対応出来ました。失点しないために必要な事柄は練習中からDF陣でコミュニケーションをとっていますし、それが守備の安定につながっていると思っています。名古屋は個々の選手を見れば能力が高いので、相手を侮ることなく、自分たちがやるべきことをしっかりとこなすだけ。勝ち切った清水戦で見せたような戦いを見せたいですね。」

FW33 宇佐美貴史「復帰初戦となる名古屋戦についてはやはり楽しみな気持ちの方が強いです。ただ、特に気負うことなく、自分の持っているものをピッチで出すだけですし、しっかりとチームに貢献したいと思っています。過度に力んでプレーするのは良くないですし、いいメンタリティを保ちながらピッチに立とうと思っています。前節勝利した流れもありますし、名古屋戦も非常に大事な試合。ここで勝てれば、順位的にも浮上できますし、アウェイで強敵を叩けばチームにも自信になる。勝ち点3をしっかりと取ってサポーターに喜んでもらいたいと思います。」


ハーフタイムコメント
・ボールに対する寄せを速くしよう。
・テンポよくパスを繋ごう。
・後半もう一度パワーを出してプレーしよう。

2019明治安田生命J1 第20節 △2-2 名古屋@豊田ス
前節、試合終了間際の矢島の移籍後初ゴールで勝利を収めたガンバ大阪は、今節はアウェイで9位・名古屋と対戦。
勝利すれば順位が入れ替わるこの試合は、中村がオランダ・FCトゥウェンテ移籍前のラストゲームとなり、そして宇佐美のガンバ復帰戦。
そしてスタメンにはその中村、宇佐美が名を連ね、遠藤が先発出場した。

試合は立ち上がり早々、クリアしきれなかったボールを高い位置で拾われると、左サイドを崩され失点。立ち上がり、いきなり試合が難しくなる。

しかしガンバも直後の8分。
遠藤のDF背後を狙ったパスに反応したアデミウソンがボールを収めると、クリアに出た相手GKをかわして左足を振り抜き、無人のゴールにボールを突き刺してすぐさま同点に追いつく。

その後は両者積極的に相手DFラインの背後を狙うオープンな展開に。
ガンバはアデミウソンが積極的にDFラインの背後を狙い、それに遠藤、菅沼、ヨングォンが合わせてチャンスを作り出して行く。

30分過ぎてからは少し試合展開が落ち着いた中、33分には左サイドから再びピンチを招くと、
中央へ折り返したボールに名古屋・ジョーが合わせシュートを打たれるが、東口がファインセーブを見せピンチを脱する。

そして前半終了間際の44分。
左サイドからのアーリークロスを名古屋・宮原にゴール前で合わせられ失点。1点リードされ試合を折り返す。

後半両チーム交代なくスタートする中、ガンバのベンチが先に動く。
56分に中村に代えて小野瀬を投入。そして68分には遠藤に代えて食野を投入し、矢島がアンカーに下がり、宇佐美がインサイドハーフ、食野が2トップの一角に入る。

攻勢を強めたいガンバだったが、それでもなかなかシュートチャンスを作れないまま時間がだけが過ぎ、そのまま敗戦かと思われた90分+1。
小野瀬の右サイドからのクロスボールにゴール前で宇佐美がヘディングで合わせ同点ゴール!
残りのアディショナルタイムもゴールを許さず2-2で試合終了。
宇佐美の劇的なガンバ復帰弾もあり、昨年逆転負けを喫した豊田スタジアムで勝ち点1を獲得した。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−宇佐美 貴史の評価と彼がいることによってチームに与えた影響は?
試合前は90分間の中でどれくらいパフォーマンスを出せるかなと。実際(日本に)帰ってきてからフルマッチをやっていなかったので、手探りの状態でスタートしましたが、試合中どれくらい体力が残っているか話をしながら、負けている状態だったので最後まで引っ張りました。持っている技術の高さ、視野の広さ、最後得点になりましたが、ああいう最後のしびれるところで得点にする力というのがあるんだなと感じました。

影響としては、もちろん前で収める、時間を作るということができますし、それによってサイドの選手が高い位置を取り、また長いボールが前半見られましたが、今までなかったような攻撃を今日は見られたかなと思います。ただもっとお互いが知ることでより良くなってくると思います。


−−宇佐美は立ち上がりからそんなに体が動いているように見えなかったが、なぜ交代をしなかったのか?
1点を取らないといけない状況で、少し低い位置でポジションを取らせましたが、そこからのパス、遠めからのシュート、何か持っている一発を期待して最後までいきました。もちろん体力面、体のキレの部分はトレーニングを重ねるごとに良くしていく必要があると思います。

[中村 敬斗]
ラストゲームにどういうモチベーションでいくべきか難しかったし、正直ふがいないプレーをしてしまって最悪の内容だった。結果は引き分けだったので良かったですけど、個人としては途中交代だし、あまり良い形ではなく(オランダに)行くことになります。でも時間は戻れないので向こうで頑張りたいと思います。

−−ハーフタイムには遠藤 保仁選手と話し込んでいたが?
相手の6番の選手にマークにつかれて、なかなか前半はボールを受けることができなかったので、ちょっと引いて受けたほうが前を向きやすいのではという話をしてもらいました。そのおかげで2回くらい仕掛けられたけど、ちょっとミスもあったので良くなかったです。

−−この悔しい思いをオランダで糧にしたい?
あまり気持ちいい形で行って、有頂天になるのも良くないと思う。こういう気持ちが引き締まる結果になって、これで良かったとプラスに捉えて頑張ってきます。

総評
Q.宇佐美選手のパフォーマンスの評価と、彼がチームに加わったことによる評価を教えてください。

宮本監督
「試合前は体力の面で90分間、どれぐらいパフォーマンスを出せるかどうかに関しては、実際帰ってきてからフルマッチをやっていなかったので、少し手探りの状態でスタートしましたが、試合中、どれくらい体力が残っているかという話をしながら、負けてる状況もあって最後まで引っ張ったという所ですが、持っている技術の高さ、視野の広さ、最後得点になりましたが、痺れる所で点にする力はやっぱりあるんだなと思いました。影響として、もちろん前で収め時間を作ることができると思いますし、それによってサイドの選手が高い位置を取れた。長いボールも前半見られましたが、そういった今までなかったような攻撃のシーンも今日は見られたと思います。ただ、お互いがもっともっと知ることでより良くなって行くのかなと思います。」

Q.宇佐美選手ですが、立ち上がりからそんなに動きが良くなかった中、交代もおそらく考えたと思いますが、残した理由を教えてください。

宮本監督
「1点取らないといけない状況で、少し低い位置にポジションを取らせましたが、そこからのパスであったり、遠目からのシュートであったりを期待して最後まで行きましたけど、もちろん体力面、身体のキレはトレーニングの中で、また試合を重ねるごとに良くしていく必要があると思います。」

Q.宇佐美選手を含めて選手が入れ替わった中で、インサイドハーフの飛び出しだったりとか、今までやっていたサッカーとは違うものが出たかと思いますが、今後この戦い方がベースとなるのでしょうか?

宮本監督
「今日に関して言うと、今までと天候が違って本当に蒸し暑い中選手が消耗するような試合でした。そういう点で、ショートパスなどで少しゆっくりとした、ボールを失わないような攻撃が増えるのかなと思います。でも、もちろん速い攻撃で相手ゴールに迫る所は無くしたくないですし、そこのバランスというのは選手たちが見つけたり、我々からも要求をしていきたいと思います。」

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