2019.5.4(土 祝) 16:00〜 明治安田生命J1リーグ 第10節 FC東京@パナスタ
[プレビュー]アデミウソン・三浦が語るJ1第10節 vs F東京 ― 巻き返しに不可欠なホーム初勝利。FC東京相手に目指すのは昨夏の再現だ

リーグ戦でガンバの苦境が続いている。前節は仙台に逆転負けを喫したが「僕らは上を目指すしかない」とアデミウソンは気持ちを切り替えている。
リーグ戦では未だホームで勝ちがないガンバにとって、今節は浮上のきっかけになる一戦だ。過去、ガンバでいい時期も悪い時期も経験して来たジェソクは「この試合は今季一番大事な試合と言っても過言じゃない」と力を込める。

ガンバを三冠に導いた長谷川元監督が率いるFC東京は現在、無敗で首位。失点はリーグ最小という手堅い戦いを見せているが、だからこそ勝ちきれば、弾みがつくのは間違いない。
得点ランクトップを走るディエゴ オリヴェイラと永井の強力2トップはもちろんだが、17歳の久保というパスの出しどころもチーム全体で封じたい。
失点が続くガンバだが、今必要なのは「自分たちから仕掛ける守備」(三浦)。ウィジョとアデミウソンの破壊力を生かすためにも、鋭い攻守の切り替えと球際の激しさで首位を迎え撃つだけだ。

宮本体制でまだ勝ちがなかった昨夏、終了間際の決勝点でFC東京に2対1で勝ちきり、パナソニックスタジアム吹田を沸騰させたガンバ。勝てば確実に流れが変わる大一番を、選手・サポーターが一体になって勝ちきりたい。

FW9 アデミウソン「チーム自体は最近勝利から遠ざかっていて、確かに良い流れではありません。勝ち点をかなり落としてしまっていますが、ただ、ガンバは上を目指すだけですね。そのためにも次のFC東京戦をいいリスタートのきっかけにしたいと思っています。FC東京はリーグ最小失点で、しかも無敗という難しい相手ですが、僕らはとにかくホームで勝つだけです。やはり、ガンバが巻き返すためにも、ホームで勝つことで弾みがつきます。ホームで今季勝てていませんが、僕たちはサポーターの後押しを必要としていますし、その声援に応えたいですね。」

DF5 三浦弦太「守備が大崩れしているわけでもないのに勝てていないし、失点が続いていますがそれをもったいないの一言で済ませてはいけないと思っています。結果的に失点しまっているので修正するつもりです。シュートを打たせると何かが起こる可能性もあるので、シュートを打たせない守備や引きすぎない守り方も必要になりますね。FC東京戦では自分たちから仕掛ける守りを見せたい。GWで大勢のサポーターも来てくださるでしょうし、首位相手に勝ちきれば流れも変わると思っています。この先に弾みをつける上でも大事な試合です。」


アライバルインタビュー

宮本監督は『ホームでの試合なので高い集中力を持って戦いたい。満員観衆の声援に応えるような試合をしたい。』と語っていました

ハーフタイムコメント
・もう少しシュートを意識する。
・我慢強く収集して戦おう。

2019明治安田生命J1 第10節 △0-0FC東京@パナスタ
前節の仙台戦ではアディショナルタイムに許した痛恨の失点で、リーグ戦では5戦勝利から見放されているガンバ。そんな中迎えたのは首位・FC東京との大一番。GW中の開催ということもありこの日はチケット完売。そしてこの試合でガンバは、ホームでのリーグ戦通算入場者数が700万人を突破した。満員御礼のパナスタで勝利を収め、リーグ戦巻き返しのきっかけを掴みたい一戦は、スタメンに菅沼と高が復帰。ガンバ加入後ほとんどの公式戦でスタメンを飾ってきた三浦がベンチスタートすることになった。
試合の立ち上がりはブロックを敷くFC東京を相手に、比較的押し込む時間が続くガンバ。
その中でも右サイドの小野瀬がキレの良い動きを前線から見せチャンスメイクしていく。
10分にはアデミウソンがボックス内で遠藤とのワンツーからシュートを放つが、これは相手GKのファインセーブに阻まれ先制はならず。しかしそれでも倉田やアデミウソンが相手の最終ラインと中盤の間に顔を出しながら攻撃のリズムを作っていく。
15分には中央やや遠目の位置から遠藤がFKで直接ゴールを狙うが、このボールは相手GKがギリギリで弾きここもゴールを奪うことが出来ない。
守備では20分。左サイドの背後を狙った縦パスを通されゴール前にクロスを上げられると、FC東京・ディエゴ オリヴェイラがシュートを放つが、ここはヨングォンが身体を投げ出すしぶといディフェンスでゴールを守る。
35分にはCKのこぼれ球に倉田が反応しボックス内で鋭いシュートを放つが、相手DFにブロックされ得点ならず、両者譲らないまま試合を折り返す。
ガンバは後半、前半にイエローカードを貰っていた高に代えて今野を投入する。
後半は立ち上がりほど相手陣内に押し込むことが出来ないガンバは、逆にFC東京にチャンスを作られる場面が増えるが、ヨングォンが1対1の強さを見せFC東京の狙いであるカウンターを防いでいく。
52分には中央やや遠目の位置で獲得したFKをウィジョが蹴り、ボールは相手DFに当たり軌道が変わるが、ここも相手GKが素晴らしい反応を見せゴールを奪えない。
後半のガンバのチャンスは64分。右サイドから米倉がゴール前にクロスボールを入れると、ウィジョがフリーで頭で合わせるがボールは枠外で決定機を逃す。
その後75分が過ぎたころには両チームとも疲れが見えてきたか、少々オープンな展開に。
84分にはゴール前で細かいパスを繋がれ、最後は混戦の中シュートを打たれるが、これは東口がラインギリギリで抑えるファインセーブを見せ、この日最大のピンチを脱する。
試合を通して菅沼、ヨングォンのCB陣を中心に相手の強力なFW陣の攻撃をシャットアウトしていただけに、なんとか虎の子の1点を奪い勝利を収めたかったガンバだったが、その後はチャンスを作ることが出来ずに試合終了。
首位を相手に勝ち点1を得ることが出来たものの、6試合リーグ戦未勝利。またしてもホームでのリーグ戦初勝利はお預けとなった。

[ 宮本 恒靖監督 ]
−−今日は三浦 弦太選手を外して菅沼 駿哉選手と金 英權選手を起用されましたが、その狙いと、実際の試合をどのようにご覧になりましたか。
弦太とは話をしたんですけど、この前の試合のミスとかではなく、ミスというかこの前の試合のパフォーマンスからではなく、最近のここ数試合、しばらくのパフォーマンスが良くないという話をして、弦太もそれは自覚があり、今日はスタートではなくてサブからいくという話はしました。弦太もやはり自分の中でパフォーマンスを上げていく必要があるというふうに感じているということだったので、それはしっかりとやっていこうと、昨日話をしました。

英權と駿哉は、相手の最大の武器であるカウンターに対してもしっかりと対応していたと思いますし、前半は少し立ち上がりはラインが深くなったところもありましたけど、そこのラインコントロールに関しても徐々に良くなっていったところもあると思います。やはり、最後のペナルティーエリアの中で相手にシュートを打たれるような場面もありましたけど、そこでしっかりと体を張るところもありましたし、お互いに持ち味はしっかりと出してくれたと思います。


−−ショック療法というか、良くないチーム状況を変えるため、キャプテンを外すというチームへのメッセージ的なところもありましたか。
まあ、名前でサッカーはできないと思いますし、やはりその現状、どういったパフォーマンスができるかということをしっかりと分析して、チームが勝つためのメンバー構成を考えていきたいと思います。

−−後半開始には高 宇洋選手が交代しました。展開は違いますが神戸戦ではイエローカードを1枚もらった高選手を90分プレーさせましたが、今回は45分で早めに交代した意図について聞かせてください。
まず神戸戦の時点で今野(泰幸)のパフォーマンスがいまと比べるとやはり、そこまで上がっていなかったというところ。今回の試合に関してもスタメンを選ぶ中で、高で行くのか今野で行くのかというところも考えた中で、高でスタートした状態でした。あとはイエローカードをもらって、また前半、その後のファウルをしたときに審判から次またファウルをすると警告が出されるというような会話をしているのがベンチから見えたので、それはやはり頭から変えようという考えに至ったというところです。

[菅沼 駿哉]
とりあえずゼロで抑えることは意識していた。

−−相手のカウンターに対してもしっかりとCBコンビでやれていたが?
永井(謙佑)くんのプレースタイルは僕自身も一緒にやったことがあったので、分かっていた。裏へのスピードで1回勝負してみたいと思ったので、できるだけ後ろに人数を残さないで、僕と(金)英權でできるだけ見て、あとは高(宇洋)にカバーしてもらうというスタイルでやれたので、前半は本当に自分たちが思うような形で守れたと思う。

−−この展開で後半に点を取っていればという思いも?
ちょっと後半、攻撃が単調になって、ゴールキックもバーンと蹴ってしまって、(ファン)ウィジョやアデミウソンにもストレスがかかっていたと思う。あそこでもう少しCBがボールを持たないと、ウィジョもアデミウソンもヘディングするタイプじゃないので、もう少し後ろからつなぐスタイルを作らないと難しい。

[遠藤 保仁]
そんなに今日はプレッシャーもキツくなかった。相手の2トップへのリスク管理だけしておけばと思っていたし、全体的にバランスよく守れたし、安定した戦いができたと思う。

−−前節はあまり内容が良くなかったが、遠藤選手が今日の試合で意識したことは?
攻め急がないというところと、しっかりとボールをキープして押し上げを待つというところ。やはり、縦に速い攻撃は90分続くとこの前の仙台戦のようになりがちなので、うまく間でボールを受けながらやっていたし、もちろん速く行くところは行ってもいいが、うまく緩急をつけるのは狙いの1つだった。

−−前半は倉田 秋選手も攻め上がってきて、良い形でボールを回せていたが?
相手が前からハメてこなかったのもあるし、もともと(相手は)支配率はそれほど高くないチームなので、こういう展開になるだろうとは思っていた。ただ、ビッグチャンスは作れていないし、クロスからチャンスはあったけど、中央からの危険な攻撃を増やすことができれば良いかなと思う。

[倉田 秋]
今日は前の試合より球際も戦っていたし、気持ちも出していたし、良かったと思います。(イエローも多かったですが、今チームに足りていない戦う姿勢を出せた90分だったと思いますが)時にはイエロー覚悟のプレーも必要なこともあるので、もらうのはよくはないけど、ああいうプレーはどんどん出していきたいと思います。(勝てれば理想的だったと思いますが、首位の東京にこういう手応えが持てる戦いができたのは次に繋がる勝点1になりそうですか)そうですね。次に繋がると思うし、でもこういういい試合をした時に勝たないともったいないとも言えるので。こういう試合をものにしていかないと上にもいけないと思うのでもっと突き詰めていきたい。(川崎に勝つなど強い相手に対してこういう戦いができると考えれば波なくその戦いを続けていくことが理想ですか)今日は相手の監督が健太さん(長谷川監督)ということもあってみんなの気持ちが入っていたところもあったと思いますが、1試合1試合なので。毎試合これ以上のパフォーマンスを出せるように準備していきたい。(高選手との役割分担もうまくできていたと考えれば、中のクオリテォをあげれば引いた相手でも崩していけるのでは?)ぼくの役割より、今日はヤン(高宇洋)のカウンターのケアという役割が大きくて、それをうまくやってくれていたから僕が自由に動けたので。前半にイエローをもらっていたからおそらく交代になりましたけど、ヤンが悪いわけじゃなかったと思うし、いい関係ではできていたと思います。

[東口 順昭]
(体を張った守備ができた)攻守において今日の戦いを続けてやっていかないといけないという最低限のレベルの試合だったと思うので。ホーム戦なので勝点3が欲しかったですけど、後ろはゼロで終えられたので、後ろが安定したら戦いも安定してくると思うので、こういう試合を積み重ねてやっていければ、自分たちのペースになってくるんじゃないかなっていう手応えのある試合でした。(シュートを打たれる範囲というのは、失点が重なっているときと感覚みたいなものは違いましたか?)全然違いますね。結果として出ている通りで。最後のところで止めていますけど、それまでの過程がだいぶ相手のキッカーが打ちにくいというか、プレッシャーを感じていたはずだしそうやってチームで守っていくことが今日は特にできていたと思うので、続けていければと思います。(球際とか戦うとか、ベーシックなところも今日はできていたと思いますが)そうですね。最低限そういうところは個人でなんとかできるところだと思うので、それを当たり前にやっていかないと強いチームにはなれないと思いますし、そういうところを積み重ねていければまたいいチームになっていくんじゃないと思います。(疲れていた時間帯はどんなことを考えてコーチングしていましたか?)暑かったし、みんなハードワークをしていたので、もちろんホームで点を取りに行く姿勢もありますけど、あまり僕のところで攻撃を早くしてしまうと難しいなって思うところもあったので、僕が時間を作るところと、早く攻撃を仕掛けるところは後半は特に意識していました。(三浦選手がキャプテンでありながら今日の試合は外れた。その中でチームでなんとかしようという思いがあったりしたのでしょうか)それはもともとみんな持っているものだと思うし、やっぱり自分のパフォーマンスを出さないとあのピッチに立てないっていうのは、誰にでも言えることだと思うので、そういう中での今日はF東京戦で、勝つためのメンバーだったと思います。(ポジティブな要素も多い試合でしたか?)振り返ればポジティブな要素の方が多いですね。ただまた次に繋げるためには次の試合が大事になってくると思うので、いいところはまたしっかり次に繋げていきたいと思います。

総評
Q「三浦選手を外されて、菅沼選手とヨングォン選手を使われましたけれど、その狙いと、実際の試合をどのようにご覧になられましたか?」
宮本監督「三浦とは話をしましたが、こないだの試合のミスとかではなく、ミスというか、この前の試合のパフォーマンスからではなく、最近のここ数試合のパフォーマンスが良くないという話をして、三浦もそれは自覚があり、今日はスタートではなく、サブから行くという話はしました。三浦も自分の中でパフォーマンスを上げていく必要があるということを感じているということだったので、しっかりやっていく、と昨日話をしました。ヨングォンと菅沼に関しては、相手の最大の武器であるカウンターに対してもしっかり対応していたと思いますし、前半立ち上がりラインが深くなったところもありますけれど、そこのラインコントロールに関しても、徐々に良くなっていたところもあると思います。最後ペナルティエリアの中でシュートを打たれるようなシーンもありましたけれど、それをしっかり体を張るというところもありました。お互いに持ち味をしっかり出してくれたと思います。」

Q「ショック療法ではないですけれど、何か良くないチーム状況を変える、ということでキャプテンを外すというチームへのメッセージみたいなものもありますか。」
宮本監督「名前でサッカーは出来ないと思いますし、現状を、どういったパフォーマンスが出来るかということをしっかりと分析をして、チームが勝つために、というメンバー構成を考えています。」

Q「後半の開始、高選手と今野選手を交代があって、展開は違いますが、神戸戦はイエローカードを1枚もらった高選手を90分起用して、今回は45分で早めに交代をしたというその意図について聞かせていただきたい。」
宮本監督「まず神戸戦の時点での今野のパフォーマンスが今と比べるとそこまで上がっていなかった。今回に関してもスタメンを選ぶ中で、高でいくのか今野で行くのかというところも考えた中で、高でスタートした。という状態でした。
イエローカードをもらって、前半その後もファールをしたときに、審判から次またファールをすると警告を出されるというような会話をしているのがベンチから見えたので、それはやはり頭から変えようというところの考えに至ったというところです。
」

Q「後半ですが、ビルドアップに人数をかけてサイドを攻略できましたが、その分ゴール前の人数が少し足りないように見えましたが、後半45分の中でどのようにゴールを奪っていこうという考えだったのでしょうか。」
宮本監督「特に右サイドにスペースにできて左で作っておきながら、右サイドに持って言ってクロスというところで、活路を見出すというところと、あとは残り10分、遠藤を下げたりというところで、倉田へのサイドのパスとかもありましたけど、左サイドでのコンビネーションを作るというところ。ただ、相手もしっかりとした守備を持っていますし、その中でディエゴ・オリヴェイラと永井、またそこに久保が途中から変わって入ったりするところで、あまり攻撃に重心が傾きすぎるとやはりひっくり返されるというところもあったので、すごく難しい展開だったと思います。中盤も特に、あまり飛び出し過ぎてそこでバランスを失って、特に真ん中の選手ですね、倉田とか。ずっとクロスからのセカンドボールを拾われて、カウンターという形もあったので、そこのスペースを埋めるとかという作業も必要だったので、すごく慎重な試合運びが必要でした。本当にクロスに対しての人の数は少ないと思いますし、そこは、アデミウソンは少しそのあたりが足りないので、普段から。そこは求めていかなければいけないと思います。」

Q「FC東京では17歳の久保選手が出ていましたが、久保選手はどのような選手というところで試合前に入られて、また実際に試合をしてみて、どう対応して、今日の結果に関してもどのように思われているかを教えてください。」
宮本監督「彼がU-23の試合でプレーしていた時、このスタジアムでみていますけど、2年も経たない中で非常に成長していると感じましたし、その中で特徴であるドリブルのスピードであったり、キレであったり、そこからのスルーパスであったり、シュート、フィニッシュのところは十分に気をつけるように選手に伝えて入りました。もちろんアデミウソンとジェソクであったり、カットインしてきた時に倉田だったり、高であったりがしっかりと対応できたところはあると思いますし、ただ、何度か危険なシーンは作られたと思っています。」

Q「首位のチーム相手に勝ち点1を取れたところもあると思いますが、主に守備面で監督が評価しているところと、今後に向けていいきっかけになると思いますが、そのあたりについてお聞かせてください。」
宮本監督「守備面は本当に、体を最後投げ出すとか、最後シュートコースに何とか入っていくとかというところが足りなかったので、今まで。この失点の数に繋がっていると思いますし、そういったものを皆がもう一度、認識してトレーニングから、取り組んだものが試合で出たと思います。首位のチームに対してこれぐらいできるというところはもちろん、選手の自信になったところもあると思いますけれども、それを崩し切るものをもっと攻撃面で質を上げないといけないですし、それをこの試合のインテンシティーの高さであったり、集中力の高さを継続していく必要があると思います。それをやれれば少しずつチームは上向いていくんじゃないかなと思います。」

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