2018.8.26(日) 19:00〜 明治安田生命J1リーグ
第24節 鳥栖@ベアスタ
[プレビュー]三浦・倉田が語るJ1第24節 vs
鳥栖 ― 鳥栖キラー、渡邉とともにアウェイで勝ち点3を目指す
宮本ガンバにとって、絶対に勝ち点3が必要な試合がやってきた。
「ここで勝つのと負けるのとでは今後が大きく違ってくる」と倉田が話すように16位の鳥栖との直接対決は生き残りを賭けた一戦だ。
真夏の連戦を終え、仙台戦から一週間のインターバルを挟んで挑む鳥栖戦。鳥栖は天皇杯を戦っており、中3日での試合となるだけに日程面では優位に立つガンバだが、やはりリーグ戦に簡単な試合はないことをゲームキャプテンの三浦も自覚している。
リーグ戦では最小得点の鳥栖だが天皇杯では神戸に対して3対0で勝利。新加入のフェルナンド
トーレスにも移籍後初ゴールが生まれており、金崎との2トップをいかに封じるかもポイントになりそうだ。
5試合連続で先制点を奪いながら勝ち点3を取りきれていないガンバだが、チームの課題はやはり攻め切る力をつけること。鳥栖戦では3試合連続でゴール中の倉田に加え、過去鳥栖とのリーグ戦で計10得点を叩き出している「鳥栖キラー」渡邉はガンバにとっての確かな武器だ。「いい攻撃がいい守備につながる」(三浦)。
鳥栖に次いでガンバの得点数は少ないが、やはり攻撃の活性化は巻き返しに不可欠。
アウェイのリーグ戦で未だ手にしていない勝利を掴みとる時がやってきた。
DF5 三浦弦太「鳥栖とは下位同士の直接対決なので絶対に負けられません。一週間インターバルが空いての試合なのでいい準備をして挑むつもりです。ここのところSBでの出場が続いていますが、どの役割だろうと監督から求められることをこなしてチームの勝利に貢献するだけですね。勝ちきれない試合が続いていますが、前半は上手く戦えていますし、後半も自分たちのサッカーを見せないとダメ。守りは大事ですが、やはりいい攻撃をすることで相手の攻めを封じることにもつながるのでもっとボールを握るつもりです。鳥栖の前線にも怖い選手が揃っているので僕ら守備陣としてはしっかりと対応したいですね。」
MF10 倉田秋「チームとしてやれていることは増えてきているのは確かですが、結果が出ていないので満足していませんし、もっとチームとして攻守両面で突き詰めることは多いですね。渡邉君が加入したことで、前線にタメも出来ますし、相手としっかりコンタクトしながらセカンドボールも作ってくれるので僕や小野瀬ら2列目の選手にとっても前に絡めるチャンスが増えると思っています。毎試合、大事な試合ばかりですが、特に鳥栖戦は勝つのと負けるのとでは今後が全く違ってきます。下位は僅差でどこも勝ち点差が近いので、ここで連勝できれば抜け出すチャンスだと誰もが自覚しています。」
アライバルインタビュー

宮本監督はインタビューで 「90分間を通していかにゲームコントロール出来るかがポイントとなる」 と語っていました。
ハーフタイムコメント
・ボールの奪われ方に注意しよう
・集中力を保ちプレーし続けよう
2018明治安田J1 第24節 ●0-3 鳥栖@ベアスタ
強力なFW陣を擁する鳥栖と敵地で対戦した今節。
試合開始前の時点では勝ち点1差、ガンバよりも順位が1つ上の鳥栖が相手だけに、降格圏脱出に向け是が非でも白星が欲しい試合となった。
試合は立ち上がり、フェルナンド・トーレスをターゲットにしたクロスボールに手を焼き攻め込まれるが、ゴールは割らせないでいると、ガンバは徐々にポゼッションを高めリズムを作りに行く。
17分には中央でパスを繋ぎ相手DFを崩すと、最後は藤本がシュートを打つが惜しくもゴールには繋がらない。
右サイドでは高い位置を取った米倉に再三ロングボールが渡り攻撃するが、なかなか相手を崩しきれない。
43分にはバイタルエリアで金崎に強烈なミドルシュートを許すが東口がファインセーブを見せると試合は拮抗したまま前半終了。0−0で試合を折り返す。
交代無く始まった後半は開始早々の48分。
小野が打ったペナルティエリア外からのシュートはDFに当たり、コースが変わったボールは東口の逆を突きそのままゴールネットを揺らされ先制を許す。
すぐに何とか追いつきたいガンバだったが攻撃がかみ合わずなかなか攻め入ることができない。59分には、バイタルエリアでフェルナンド・トーレスと金崎のコンビネーションから、最後は金崎に左足でのシュートを許し痛い追加点を奪われる。
67分には藤本に代えて運動量が豊富の一美を投入、71分には高に代えて推進力のある��江を投入。立て続けにカードを切り反撃に出ようとするがなかなか効果的な攻撃が出来ない。77分には渡邉に代えて小野瀬を投入し最後のカードを切り、まずは1点を取りに行く。しかし、その後もチャンスらしいチャンスを作り出すことが出来ず、86分にはフェルナンド・トーレスにリーグ戦初ゴールを許し、3失点目で万事休す。
0−3で完敗を喫した。
[ 宮本 恒靖監督 ]
順位が近い相手との試合ということで、選手も十分にこの試合の重要性を感じて、入っていたと思います。前半は今週にしっかりとトレーニングしてきたことが見えたところもありましたが、後半勝負だなと思って入った矢先に点を取られてしまった。しかも少し不運な形で点を与えたところで、少し難しい後半のスタートになってしまったと思います。
ただ、0−1で推移している中では十分にチャンスがあると思っていました。2点目に関しても、15分も経たないうちにやられている。その後はちょっとシステムを変えたりしながら、なんとか反撃をというふうにしていましたが、3点目を取られてしまったところで一層厳しくなったかなと思います。ただ、リーグは続くので、もちろんこの0−3というところはしっかりと分析して、次に向けてやっていきたいと思います。
−−前節に続き、失点から次の失点までの時間が早かったが?
前回は1−0で勝っている内容が1−1になったところの気落ちもあったと思いますが、今回は0−1にされたあとにそこまで選手がリアクションを起こせなかったというふうには見ていない。0−1で我慢しながら、どこかでチャンスが来ればというふうに試合を進めていたと思います。そういうふうに見ていました。
でも、2点目のやられ方が簡単だったかなと思うので、そこのはやる気持ちというか、しっかりとそろっている中でのブロック守備は前半にある程度あったが、後半は追いかける展開になったときに、少し人と人の間が空いて、ボールへの対応が甘くなって失点につながっている。そこらへんのメンタルというか、精神的なバランスを崩さずにプレーし続けるところは大事なので、選手にも伝えていきたいと思います。
−−失点が続く中、最終ラインのメンバーを変更したが?
SBのところにもう少し攻撃的な選手を置いて攻めに出る回数を増やしたり、そこの質も変えていきたいという思いもあった。前節は本来はCBを主とする三浦が右をやっていたので、そこに代えた。あとはもう少しビルドアップのところでスムーズさを出すというところも含めて、今日の二人の組み合わせにしました。
[ 三浦 弦太 ]
1失点してからすごくもろいイメージがあるし、今までの試合もそうですけど、失点したあとに立て直せずに2失点目という形が多い。前半はそんなに悪い戦いではなかったと思うのですが、実際の結果につながっていないし、どうにかして修正しないといけない。
−−後半勝負という中で、立ち上がりの失点はメンタル的に響いたのか?
今まで先制するシーンは多かったですけど、サッカーをやっている以上、先に失点することはあり得ること。そういうときにいかに粘り強く戦って、こういう試合をモノにしていくかが大事になるので、今日はそれができなかったなと思います。
−−監督も「メンタルの立て直しを」と話していたが、実際に試合となると難しさもあるのでしょうか?
もちろん全員が勝ちにいっていますし、先制点を取られても、もう一度取り返しに行くことはやってはいますけど、そういう中での失点がチームを崩してしまっていると思う。ディフェンスとしては責任を感じます。でも、切り替えてやっていくしかないと思います。
[ 藤春 廣輝 ]
前半は良い感じでボールを持つこともできていましたし、崩しの部分でもたくさんの選手が絡んでプレーできていた。毎試合、前半は良いサッカーができている。でも、後半になると足が止まってしまうし、ポジションも引いてしまうところがある。前半のサッカーを後半もできれば問題なかったかなと思います。失点も簡単な感じでやられてしまっているので、そういうところを修正していかないと、不運な形でも先制点を取られると厳しい。後半に崩す力は全然物足りなかった。
−−フェルナンド トーレス選手と対戦してみて。
うまいなと思いました。映像で見るより実際に戦ってみたほうがうまいなっていうのは思いました。ボールを失わないですし、落としのワンタッチパスはうまいなと思いました。高さもあるので、そこが一番鳥栖には合っているのかなと。長いボールを放り込んでトーレスが競って、そこで金崎(夢生)が裏を狙うっていうのが一番怖いパターンだなと。それでどのチームも危ないシーンを作られていると思うので。
−−残留争いの直接対決での敗戦となったが?
かなり大きいと思います。ここで勝たないと厳しくなるのかなと思っていたので、切り替えてやるしかない。次は川崎Fという強い相手ですけど、そこに勝たないと。勝点1よりは3を取らないともっと厳しくなるので、戦うだけだと思います。
総評
宮本監督コメント「順位が近い相手との試合ということで、選手も十分この試合の重要度を感じて試合に入っていたと思います。前半、今週しっかりとトレーニングしてきた所が見えた所もありましたし、後半勝負だと思って入った矢先、不運な形で点を与えた所で、難しい後半のスタートになったと思います。0-1で推移しているときは十分チャンスがあったと思いますし、2点目に関しても15分経たない早いうちにやられているので、その後システムを変えたりしながら何とか反撃を狙っていましたが、3点目を取られたことでより一層厳しくなったと思います。ただ、リーグは続くのでこの0-3という結果はしっかりと分析をして、次に向けてやっていきたいと思います。」
Q.「1点目を取られてから2点目を取られるのが早かったと思いますが、やはり自信という部分で気落ちした所はあったでしょうか?」
宮本監督コメント「前回は1-0で勝っている内容が、1-1になった後の気落ちというのがあったと思いますけれども、今回は0-1にされた後、そこまで選手がリアクションを起こせなかったという風にはみていないので、0-1で我慢をしながらどこかでチャンスがくればというように試合を進めていたと思います、そういう風に見ていました。でも、2点目のやられ方が簡単だったかなと思うので、そこのはやる気持ちというか、守備面でしっかりと揃っているの中で強固なブロックから、しっかりとした守備というのは前半ある程度あった中で、後半追いかける展開になった時に、少し人と人の間が空いて、ボールへの対応が甘くなって、失点につながっているように思うので、そこらへんのメンタルというか精神的なバランスを崩さずにプレーし続けるということが大事なので選手に伝えていきたいと思います。」
Q.「鳥栖と戦われての印象はいかがでしたか?」
宮本監督コメント「やはりエネルギッシュに動く選手が多いので、我々はボールをよくない形で失ってからカウンターで何度か危ないシーンを作られたなと思います。それは試合前から十分にケアしていたところではありますけど、そこに関してはやはり鋭さはあるなと思いました。」
Q.「失点が続いている中で、最終ラインをいじられましたがどういった考えでしたか?」
宮本監督コメント「サイドバックのところにもう少し攻撃的な選手を置いて、攻めに出る回数を増やしたい、そこの質も変えていきたいという思いがあったので、そこを変えてもう少しビルドアップでスムーズさを出すという狙いで今日の2人の組み合わせにしました。」
[レビュー]不運な失点で崩れたリズム。後半の3失点で鳥栖に痛い負けを喫する
16位の鳥栖との勝ち点差はわずかに1。残留争いに向けて、ガンバの誰もがこの試合の重要性を認識していた。
5試合連続で先手を取りながらも、勝ち切った試合はわずかに1。だからこそ、宮本監督は攻め切ることが勝ち点3への近道と信じ、鳥栖戦のピッチに攻撃的な顔ぶれを送り出していた。
「サイドバックのところにもう少し攻撃的な選手を置いて、攻めに出る回数を増やしたい、そこの質も変えていきたい」(宮本監督)。三浦を本職のCBに戻し、米倉と藤春をSBに配置。そんな指揮官の覚悟は、立ち上がりのチームの姿勢に現れていた。
テンポの良いパス回しから、左サイドでは倉田と藤春が息のあったプレーを見せ、細かくパスをつないで崩しを図ると、右サイドでは米倉がランを生かして縦への推進力を披露する。
「秋とは何度もサイドでやってきたし、自信もある。それをどんどん出そうと話し合っていた」(藤春)。8分に倉田が藤春のパスを受けて、シュート。25分にも遠藤の縦パスに抜け出したアデミウソンが鳥栖のゴールを脅かす。
「前半は多くの人数が絡んでシュートに行く場面があった」と藤春は手応えを口にしたが、ガンバペースで進んだ45分を終え、ガンバはさらにギアを上げるはずだった。
後半早々の47分には米倉のクロスをアデミウソンが頭で合わせ、際どいシュートを放つもその直後に、エアポケットが待ち受けていた。
48分、小野のミドルシュートが藤春に当たって軌道が変わるとそのままゴールネットに突き刺さる。
「少し不運な形で相手に与えたところで、少し難しい後半のスタートになってしまった」と宮本監督はアンラッキーな失点を悔やんだが、59分にもロングボールをきっかけに失点。鳥栖のシンプルな攻撃に、あっさりと2点目を許し、苦しい展開に追い込まれていく。
前半とは一転、鳥栖に押し込まれる時間が続くと若き指揮官は一美と��江を連続投入。さらに77分には攻撃の切り札、小野瀬も送り出し攻撃へのテコ入れを図るものの鳥栖のブロックを崩しきれずに、前半見せたパスワークが鳴りを潜めたままに。
残留争いの直接対決だけに、最低でもドローに持ち込みたい展開だったが、攻撃のギアが上がりきらず、86分には警戒していたフェルナンド
トーレスに3点目を決められ、万事休す。
痛すぎる黒星を喫したガンバだが「リーグは続く。この0対3というところはしっかりと分析をして、次に向けてやって行きたい」(宮本監督)。
残された10試合で勝ち点を積み上げるのみだ。