宮本ガンバが待望の初勝利を挙げた。ガンバ大阪の宮本恒靖新監督(41)は、就任4戦目のホームFC東京戦を2−1で勝利。前半に先制しながらも同点とされる苦しい展開だったが、後半ロスタイムにFWアデミウソン(24)が左足で勝ち越し弾を突き刺した。5月2日仙台戦以来、約3カ月ぶりの白星。昨季までG大阪を率いた東京・長谷川監督との対決を制し、暫定16位に浮上した。

 冷静な男がほえた。宮本監督は両手でガッツポーズ。思わずピッチに“乱入”してしまうほど興奮を抑えきれなかった。同点の後半ロスタイム、ラストプレーでMF高のパスを受けたFWアデミウソンがボールをキープ。反転しながら、左足でゴール右隅に決めた。ロスタイム4分ギリギリ。最後のワンプレーだった。劇的弾を見届け、右手で小さいガッツポーズが「定番」の指揮官が、初めて両手の拳を強く握った。

 「(勝ち越しの瞬間)うれしかったですね。みんなが欲しかった勝利」

 壁を打ち破った。就任からつかめそうでつかめなかった白星。この日も苦しい展開で、前半34分にDFファビオの得点で先制したが、後半41分に追い付かれた。前々節の磐田戦、前節名古屋戦に続き、後半に痛恨の失点。だが、選手は諦めなかった。指揮官は「選手がどういうリアクションを見せてくれるかと思ったが想像以上だった。同点とされても立ち向かう姿を見せてくれた」。DF三浦は「一瞬またか…とよぎったと思う。でも最後まで諦めず戦えた」と胸を張った。