2018.8.5(日) 18:00〜 明治安田生命J1リーグ 第20節 名古屋@豊田ス
[プレビュー]三浦・オが語るJ1第20節 vs 名古屋 ― アウェイで目指すのは勝ち点3。個の力を持つ名古屋に勝ちきるのみ

2試合連続でドローが続き、足踏みが続いているガンバだが、指揮官と選手たちはその戦いぶりに確かな手応えも感じている。
「やるべきことを継続して出来ている」と倉田が話すように攻守両面で宮本監督が求める約束事が浸透中。前節は土壇場の失点で勝ち点3を逃したガンバにとって、勝利が義務付けられるのがアウェイの名古屋戦だ。

「勝つことで自信がつく。名古屋には絶対に勝ちたい」(倉田)。
名古屋は現在18位で最下位だが、中断期間中に、リーグ屈指の補強を実施。リーグ最多失点の立て直しに川崎の主力だったエドゥアルド ネットや柏の中谷らを獲得。前節は仙台に2対1で勝ちきり、16試合ぶりに勝ち点3を手にしている。
「攻撃はもう少し時間がかかる」(宮本監督)と目指すスタイルの浸透に時間を要することを指揮官も認めているが、最終ラインに個が揃った名古屋をいかにこじ開けるかはポイントになりそうだ。
一方で開幕戦では2対3で競り負けているが、やはり要警戒は前節ゴールを奪っているジョーと、J屈指のプレーメーカー、ガブリエル シャビエルのブラジルコンビである。
オは力強く言い切った。「必ず勝ち点3を取って、順位を上げる」。宮本監督が目指す組織的なサッカーを、勝ち点3に結実させる時がやってきた。

DF5 三浦弦太「残留争いをしている名古屋との直接対決なので、そういう相手に対して絶対に負けは許されません。磐田戦の引き分けももったいない結果に終わってしまいましたが、試合内容については徐々に良くなっていますし、皆も手応えを感じているので、内容に加えて次は結果も出すつもりです。やっているサッカーは攻守両面で整備されてきたので、手応えを感じていますが、磐田戦では土壇場で甘さが出てしまいました。今シーズンは二度と、同じ悔しさを味わうことがないように、全員で最後まで、試合をいかにクローズするかも考えて戦うつもりです。」

DF22 オ ジェソク「名古屋戦は残留争いの相手ということを考えれば、勝ち点3以上の価値がある試合だと思っていますし、宮本監督が就任後の2試合はいずれも勝てていませんけど、攻守両面において試合の内容も上がって来ている手応えはある。監督の準備したことをピッチの中でハードワークしながら気持ちを出せて戦えています。次の試合では必ず勝ち点3を取って、チームが順位を上げるように戦うつもりです。守備に関しても皆が同じ意識でやっていますし、ボールを奪ってからどう動くかというのもはっきりと整理されているので僕自身もプレーしやすいですね。」


アライバルインタビュー

宮本監督は"名古屋は個々の能力が高く、前節勝利し勢いがあるが、受け身にならず我々のやるべきことをやりたい" と語っていました。

ハーフタイムコメント
・奪ったボールを大事にする意識をもう一度も持とう。
・後半きつい時間帯も走り続けて守備をしながら3点目を獲りに行こう。

2018明治安田J1 第20節 ●2-3名古屋@豊田ス
宮本体制となって2戦2分と、未だ勝ちが無い中迎えた第20節。
相手は今シーズン開幕戦で黒星を喫した名古屋だけに、そのリベンジを果たし勝ち点3を持ち帰りたい試合となった。

試合は立ち上がりから藤本、遠藤が前線へスルーパスを送りチャンスを演出すると、倉田ら2列目も積極的なプレスを掛けるハードワークを見せる。
3分には藤本がシュートを放つなどガンバペースの立ち上がりに。
しかしその後、立て続けに名古屋にシュートを許す。
22分には藤本がペナルティエリア内で倒されPK得ると、アデミウソンが右隅に押し込み先制点を挙げる。
すると37分には、遠藤のスルーパスからジェソクが左サイド深部に侵入し、中央へ折り返すと、最後は藤本が押し込み追加点!
2-0で試合を折り返す。
しかし後半は一転。
59分にジョーをペナルティエリア内で倒してしまいPKを与えると、ジョーが自らゴールに沈め失点。1点差に迫られると、64分には倉田に代え、先日チームに合流したばかりの小野瀬を投入し、流れを変えに行く。
71分にはその小野瀬が左サイド深部からクロスを上げ、三浦が頭で合わせるもクロスバーの上。72分には藤本に代え、井出を投入して迎えた80分。
名古屋左サイド深部からの折り返しを押し込まれ同点に追いつかれると、84分にはクロスボールのこぼれ球を押し込まれ逆転を許す。
6分のアディショナルタイムには長沢をターゲットにロングボールを再三入れるものの、ゴールに繋がらず2-3で試合終了。悔しい逆転負けとなった。

[ 宮本 恒靖監督 ]
2−0になって逆転されるまではわれわれが思っていた狙いどおりでした。前半は、少し相手にボールを持たれる時間がありましたし、後半は、もう少しプレッシャーを掛けるタイミングや誰が誰にいくのかということを意識させながら入りました。ただ少しPKは時間帯が早かったですし、少し不運なところもあったのかなと思います。2−1になって相手の勢いが増したと思うし、2−1のスコアをキープしながら3点目を取りにいくような仕方もあった。結果ひっくり返されたという部分はしっかりと分析して、次の試合に向かいたいと思います。

−−下位の名古屋に勝てなかった現状をどう感じているか?
2−0の後の試合の進め方というか、ゲーム体力のところで少し足りない部分があると思います。それは全体的に。夏場の練習というか、このシーズンを通してのコンディショニングという部分も少し反省点があると思います。

[ 遠藤 保仁 ]
−−後半に追いつかれてしまったが?
失点しないようにしっかりボールを回しながらというのが狙いでした。でもPKを与えてしまって、ああいう状況で1点取られたら相手の勢いも増しますし、できればそういう展開にはしたくなかった。

−−2−1なってからのプランは?
チャンスがあれば、もちろん点を取りにいくということ。もちろん2−0のときも一緒ですし、2−2になっても一緒ですけど、ただ良い形で前にボールが進んでいかなかったので、前半のような戦い方を90分通してやれれば良かったかなと思います。

総評
宮本監督「前半に2-0でリードするところまでは、我々が思っていた狙いも数多くできていました。
ただ、少し相手にボールを持たれる時間が前半もありましたし、後半に入ってからは、もう少しプレッシャーをかけるタイミングであったり、誰が誰に行くのかをはっきりさせながら後半に入りました。
PKの部分は時間帯が早かったですし、少し不運なところもあったかなと思います。
2-1になった後の相手の勢いが増すのは当たり前のことですし、2-1のスコアをキープしながら、3点目を取りに行くような形も作れるような時間帯もありました。結果、ひっくり返されたというところはしっかりと分析をして、次の試合がまた来ますから、そこに向けてやっていきたいと思います。
」

Q「一番最初に倉田選手を交代しましたが、どういう狙いでしたでしょうか。」

宮本監督「倉田に関しては、前半からスタミナのところでちょっと重たいというか、しんどいということもあったので、早めに、ということがありました。相手の6番の選手も出てきていたので、そこを抑えるということもありました。」

Q「守備のことを考えて?」
宮本監督「守備ともちろん、奪ってから出ていくというところで、個人の力で時間を作ってもらうということも踏まえています。」

Q「順位が下の名古屋相手に勝ちきれなかったということはどのように受け止めていますか?」

宮本監督「2-0の後の試合を進めるというか、ゲーム体力のところで、どうしても少し足りないかなと思います。全体的に。それは夏場の練習、このシーズンを通してのコンディショニングというところにも、少し反省点があるのではないかと思いますし、連戦ですから、そこに関してはタッチできないので、今は回復のところをしっかりと考えながら、今後のコンディション作りを考えていきたいと思います。」


[レビュー]後半悪夢の3失点。宮本ガンバが初の黒星を喫する

「絶対にこの状況から抜け出すチャンスはある」。倉田がこう意気込んだように最下位名古屋との直接対決はガンバにとって勝ち点3が不可欠な一戦だった。
宮本監督の就任後、守備面では徐々に安定感が出て来ているガンバだが、課題は攻撃面でさらなる迫力を出すこと。
名古屋の強力な攻撃陣を抑えるべく、オを左SBに配置する新布陣を採用しながら、中盤にはパスで違いを作れる藤本を起用したガンバが前半は理想的なサッカーを披露する。

中断期間中に攻守で補強を施した名古屋に攻め込まれる場面はありながら、最終ラインが奮闘。そして守備陣の踏ん張りに応えて攻撃陣が輝きを見せつける。
「中もうまく使えれば、攻撃のバリエーションは増える」(宮本監督)。バイタルエリアへの縦パスを受けたアデミウソンが、ダイレクトで藤本にボールをはたくと、藤本は絶妙のまた抜きからエリア内に侵入。玉田のスライディングを受け、PKをゲットすると22分にアデミウソンが蹴り込んで先制に成功する。

宮本監督の就任後、2試合連続で1得点どまりのガンバは37分、遠藤が左サイドでためを作ると「動きに約束事があってやりやすい」と話していたオが絶妙のオーバーラップ。ファンが名古屋の守備陣を引きつけたところに藤本が走り込み、完璧な崩しで2点をリードした。
「前半は、少し相手にボールを持たれる時間があった。後半は、もう少しプレッシャーを掛けるタイミングや誰が誰にいくのかということを意識させた」と前節の反省を生かすべく、リスクマネージメントを意識していたはずのガンバだったが59分にファビオが痛恨のPKを献上。1点差に詰め寄られると「ああいう状況で1点取られたら相手の勢いも増す」と遠藤も振り返ったように受け身の時間帯を強いられる。

64分には新加入の小野瀬を投入。さらに藤本に代えて72分には井出を送り出し、連戦の中で中盤へのテコ入れを図った宮本監督だったが「2対0の後の試合の進め方というか、ゲーム体力のところで少し足りない部分がある」。
79分にはサイドで起点を作られ、最終ラインに綻びを作られるとジョーに2点目を献上。試合を振り出しに戻されたガンバは84分にも前節の磐田戦でも露呈したクロス対応への甘さからまさかの3失点目を許し、逆転負け。

2点のアドバンテージを活かしきれず、またしても宮本体制の初勝利を逃した。

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