ツネ様、強いガンバに「戻す」いきなりスタッフ会議緊急開催!

初激白!! リーグ戦16位に沈むサッカーのJ1G大阪の新監督に前日(23日)就任した宮本恒靖監督(41)が24日、大阪・吹田市内のクラブハウスを訪れた。『ガンバ愛』で緊急オファーを受け入れた青年指揮官は「あるべき姿に戻したい」と第一声。いきなりスタッフ会議を開き、常勝軍団の再建を力強く誓った。
再建を託され、早速動いた。前日電撃的に誕生した宮本新監督がクラブハウスを訪れ、オフ返上でスタッフ会議を緊急開催。取材にも丁寧に応じ、立て直しを誓った。
「できるだけ上に持っていきたい。選手の持っている質、良さを出す作業ですね。これだけいいスタジアムがあって、結果を出してきた(歴史がある)。本来あるべき姿に、しっかりと戻していくような作業をしたいと思います」
現役時代同様、落ち着き、思慮深い口ぶりだった。1992年にG大阪ユース1期生として入団し2006年まで14年間プレー。05年のリーグ初制覇に貢献し、日本代表として2度のW杯も経験した。G大阪のレジェンドは、クラブを愛する気持ちも人一倍。
「このクラブでユース時代から育ち大きくしてもらった中で、いろいろと得た物はたくさんあります。そういうものを、この厳しい状況…というか厳しいとは言いたくないです。今の中で返していく。そういうタイミングだと思ってます」
クラブは2012年に成績不振で解任したセホーン監督の後任に、同じくOBで看板FWだった松波正信氏(43)=現アカデミーダイレクター=を据えたが、好転せず、J2に降格した苦い経験がある。
その反省を元に、宮本監督には十分に指導経験を積ませてからトップの監督を禅譲する構想を描いていたが、天皇杯ではアマチュアの関学大に敗れ、初戦敗退。リーグ戦では4勝3分け10敗(勝ち点15)で、J2とのプレーオフに回る16位と低迷し、レビー・クルピ監督(65)を前日解任。J2降格が現実味を帯びる中でのクラブの緊急要請を恩返しとして受け入れた。
けが人が続出した上に補強も思うようにいかず、前監督は選手層の薄さを嘆いていた。しかし新指揮官は「(選手が)持っている質とか経験をうまくピッチ上で表現できればと思ってますし、それをもう1度呼び戻すというか、気づきを与えるというところだと思います」と現有戦力でも戦えることを強調した。
A代表経験者(韓国含む)を11人も擁しており、世代別の日本代表候補もズラリ。個の力を最大限引き出して浮上を図る。
初陣は28日の鹿島戦(ホーム)。J1残留が当面のミッションとなるが、それは最終目標ではない。ルヴァン杯も8強に残り、タイトル奪取の可能性も残っている。クラブのシンボルとして、自らが築き上げた栄光を必ず取り戻す。
宮本 恒靖(みやもと・つねやす)
元DF。1977(昭和52)年2月7日生まれ、41歳。大阪・富田林市出身。伏山台小5でサッカーを始める。金剛中からG大阪ユース−G大阪−ザルツブルク(オーストリア)−神戸でプレー。J1通算337試合8得点。日本代表では2002年日韓大会、06年ドイツ大会と2度のW杯で主将を務めるなど通算71試合3得点。11年に現役引退。13年7月、FIFAマスター(大学院)を卒業。15年からG大阪アカデミーのコーチ、16年に同ユース監督。17年、同U−23(J3)の監督に就任。現役時代は1メートル76、72キロ。生野高−同大卒。