2018.6.10(日) 16:00〜 明治安田生命J3リーグ 第13節 福島@万博
[プレビュー]若きガンバがホームで仕切り直し。堅守の福島をこじ開けたい

「同世代には特に負けたくない」と選手の誰もが意気込んでいた同じU-23年代の相手に1分1敗。2試合足踏みが続いているガンバ大阪U-23だが、混戦模様のJ3で暫定ながら6位につけている。
ホームでの仕切り直しとなる一戦で迎え撃つのは暫定で4位につける福島だ。
やはり暫定ではあるものの、若きガンバが奪っている総得点は首位の鹿児島と並んでリーグ最多タイ。宮本監督のコンセプトが浸透しつつあるチームは確かな道を歩んでいることに間違いはないが、勝ちから遠ざかった2試合でもう一度確認したのがチームの原点だ。

「球際で負けていた場面もあったし、もっと本来の切り替えの速さを出さないとダメ。福島戦ではそこを出したい」と話すのはボランチの高だ。
ボールを能動的に動かすガンバのスタイルを保ちながらも、宮本監督が求めてきたのは戦う姿勢。3試合ぶりの勝利を目指す福島戦は、直近の2試合で得た課題を確認する格好の相手である。
福島はここ5試合負け知らずで、直近の4試合はいずれも無失点。田坂監督率いる福島はリーグで2番目に少ない失点数を誇っている。「それほど得点は取れていないが、守備が固い。そういう相手をどうこじ開けるか」と宮本監督が言うように、3試合ぶりの勝利の鍵はやはり一美ら攻撃陣の奮起にかかっている。

足元の技術に長けたU?23勢とは異なり、泥臭く、そしてタフに戦ってくるJ3勢。「前節のダービーでは切り替えの速さとかやるべきことはやれていた」と高は手応えを口にするが、ハードワークをベースに攻守が一体なって戦ってくる福島に、運動量や球際の激しさで遅れをとるのは禁物だ。
2試合勝利から遠ざかっているものの、攻撃陣は形を作れているガンバ大阪U-23。エースの一美も「前節は僕が決定機を決めなかったことで試合の流れが変わってしまった。次こそは決める」と気合十分。チーム戦術を落とし込みながら、個々の技術指導にも取り組んでいる宮本監督の指導はチーム全体のシュート意識の高さにも現れている。
ユース時代はワンタッチゴーラーだった白井はここ3試合で2得点。いずれも技ありのミドルシュートを決めているが、福島の堅い守りをこじ開ける上でシュート精度は不可欠になる。
リーグで3番目に少ない得点数ながら暫定4位につける試合巧者、福島。「勝てば、僕らが順位で上回れる」と高は必勝を誓うが、勝って上位戦線に名乗りを上げたい重要な一戦だ。


アライバルインタビュー

ハーフタイムコメント
・攻守の切り替えの早さを継続しよう。
・テンポよくボールを回そう。
・シュートをたくさん打とう。

2018明治安田J3 第13節 △1-1 福島@万博
直近2試合で勝ち星に恵まれていなかったガンバ大阪U-23。
今季2試合目の万博記念競技場開催となったこの試合は、直近4試合でクリーンシート中の堅守・福島ユナイテッドFCを迎え撃った。
J3屈指の堅守を、いかにこじ開けて行くかがカギになるであろうこの試合は、立ち上がりこそボールを握られたが、徐々に持ち前の攻守の切り替えの早さが効き、ボールを握る時間が続く。
前半中盤には��木の強烈なシュートがあるが、相手キーパーのセーブに阻まれ得点を奪うことが出来ず試合を折り返す。
後半も開始からガンバが試合を支配。
ハーフタイムには宮本監督から「攻守の切り替えの早さは継続しながらテンポよくボールを回して行こう」と指示もあり、多彩な攻撃でペナルティエリア内にボールを運ぶ。
しかし、後半だけで11本のシュートを放つものの、フィニッシュの精度を欠きゴールをこじ開けることができないでいると、74分には一瞬の隙を突かれ先制を許してしまう。
この試合の交代枠3枚はいずれも白井、妹尾、中村と攻撃的な選手を投入。最後までゴールを奪いに行く姿勢を見せると、終了間際にはPKを一美が落ち着いて決め、そのまま試合終了。
終始試合を支配していただけに悔しい引き分けとなった。

[ 宮本 恒靖監督 ]
狙いとしていたところは、出ていたところでボールを失ってからの守備の切り替えの部分、強さであったり、テンポよくボールを動かすというところで前半の立ち上がりは良くなかったが、途中から良くなっていった。

後半、もう少し3人目が絡むとか、ゴール前の迫力や裏への飛び出しをハーフタイムに強調した中で、ある程度チャンスは作れていた。ただ、ちょっとシュートの精度が低くてカウンターを食らってしまって、難しい展開になりました。なんとなく選手も疲れている中で、相手ゴールを目指すことであったり、相手のカウンターを受けても谷(晃生)がしっかりと止めて、失点を防いだことで1対1のゲームになったかなと思います。やはり先制点を取りたいというゲームが続いているので、次節も引き続きやっていきたいと思います。


[ 森 勇人 ]
−−野田 裕喜選手から良いフィードも多かったが?
そうですね、狙っているプレーでもありました。そういう話もしていましたし、僕自身が意識しているプレーでもあります。

−−チームとしての課題は?
決めるべきところで決め切りたかったが、僕自身のクロスの精度とか最後の質をもっと上げていれば得点になっていたと思うので、そこはもっと練習していきたいと思います。

−−前半に押し込む時間が続いていたが、そこで先手をとりたかった?
サッカーってそういうものだと思いますし、こちらは攻め疲れというか、ちょっと後半は運動量が落ちたので、ああいう時間帯に1点取っておきたかった。

[ 一美 和成 ]
前半はゴールまで行けなかったので、そこが課題というかもう少し足りないところかなと思う。

もう少しバリエーションも増やさないといけないし、クロスからのゴールが本当は欲しいけど、なかなか難しい。いきなり中を崩すのは難しいので、外から崩したいというのもチームとしてはある。クロスの質とかフィニッシュの質を上げれば、もっと点も入ると思う。

−−前半に良い時間帯があったが、そこで得点にするために必要だったのは?
フィニッシュも少なかったし、福島がゴール前を固めていたので、もっとミドルとかをどんどん打てば中の相手を引き出せるのかなと思う。

[野田 裕喜]
ピンチらしいピンチもそこまでなかったし、逆にチャンスがたくさんあった試合で勝ち点1はもったいなかった。前半から前からいこうっていう話があって、そこがうまくハマっている感じがあったし、今日はチームのバランスも良かったと思うので、勝ちたかったというのが一番です。(前半あれだけ押し込んでポゼッションできていたことを考えればもったいなかったと?)そうですね。相手の守備も堅いって話は聞いていたんですけど、チャンスはあったので、決めきるところを練習から、みんなで追求していきたい。

[泉澤 仁]
最後のシュートの精度っていうところも含めて、最後、しっかり崩しの部分で崩しきれなかったというところだけが課題で、あとの時間帯は良かったので。攻守の切り替えもしっかりできていたし、あとは本当にアタッキングサードの個の能力、質が足りなかったなというだけで。でもこの展開で勝ち点0で終わりたくなかったので、最後追いつけたというのはプラスに考えたいと思います。

総評
「狙いとしていたところは、出来ていたところで、
ボールを失ってからの守備の切り替えの部分、強さであったり、テンポよくボールを動かせるところで、前半は立ち上がりからよくなかったですけれど、途中からちょっとずつ良くなってきたなと。
後半、少し3人目が絡んでくるであったり、ゴール前の迫力であったり、
裏への飛び出しであったり、というところをハーフタイムに強調した中では、ある程度チャンスは作れたと思っています。
シュートの精度が低くて、カウンターから1点を取られてしまって難しい展開になりました。
ただ、なんとなく選手も疲れてきている中でも、相手ゴールを目指して相手のカウンターを受けても、谷がしっかりと止めて失点を防いだことによって、1-1のゲームになったと思います。
やはり先制点を取りたいな、というゲームが続いているので、
次節も引き続きやっていきたいと思います。
」

Q「福島の固い守備をこじ開けるためにサイド攻撃ということで、右はフィードから森選手を走らせて左は泉澤選手と山口選手を上手く使っていたと思いますけれど、そこをこじ開けきるのに何が足りなかったでしょうか。」

宮本監督「前半から高い位置でボールをもらえてたと思いますが、そこの矢島との関係を作っていた中で、FWが寄ってくるとか、そこの3人の関係性とか、そのもう一つ奥とかというところが作れなかった。そこはトレーニングをすればよくなるかなという感触はあるので、 来週に関してはそこをやりたいと思う。
もっともっと選手にはレベルの高いところを要求したいですし、もっとテンポよく動かすとか、3人目がいい空間に入ってきて、それをワンタッチでプレーする判断の早さとかをやっていきたいと思います。
」

Q「もう少しバランスよく使っていかないとなかなか相手に引かれて崩すというところまでいかない?」

宮本監督「そうですね。その時に市丸とか高とかもっと気の利いたポジションにいて、前に上がってきて、つける、落とす、もう5m先まで進んで、ペナルティエリアのラインのところまで入ってきてやれると、もっとシュートも増えると思います。」


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