2018.5.20(日) 14:00〜 明治安田生命J3リーグ
第11節 北九州@ミクスタ
[プレビュー]若きガンバが連勝へ。首位撃破の勢いでアウェイ初勝利を目指す
前節はホームで、首位を走る沼津に快勝し、チームのポテンシャルを改めて示したガンバ大阪U-23。勝利を飾っただけでなく、J3で最少失点の堅守を誇る沼津から3得点を叩き出したことに指揮官と選手たちは自信を深めている。
「沼津に勝った勢いがあったのでインターバルを開けたくなかったが、自分たちのやるべきことをやればアウェイでの初勝利が見えてくる」と話すのは宮本監督だ。
今季、ホームでは沼津や前年王者の秋田を撃破してきたガンバ大阪U-23だがアウェイでは3敗1分け。「内弁慶」ぶりを払拭する上でも絶好の舞台となるのが今節の北九州戦となる。
「まだアウェイで今季は勝てていないけど、次は絶対に勝ちたい」と話すのは沼津戦で完封勝利に貢献した野田だ。
アウェイでは不用意な失点で自らリズムを失うことも多い今季だけに、「沼津戦のように粘り強く戦えば勝機もある。北九州はブラジル人FWが2人いるけど、そこと僕らCB陣のマッチアップが勝敗を左右する」と野田は意気込みを口にする。
J2復帰を目指しながらも、現在14位の北九州は、若きガンバとは対照的にホームでは4戦4敗と一度も勝利を手にしていない。「相手はホーム初勝利に向けて意気込んでくるはず」と宮本監督も警戒感を口にするが、北九州はかつてJ1でも活躍したダヴィらブラジル人ストライカーを擁しており、前節はベンチに元日本代表の本山が控えるなど侮れない顔ぶれだ。
決して守備的に戦うスタイルではない若きガンバだが「点を取られないことが勝利につながる。割り切って守るところは守りたい」(高)という粘り強さをアウェイでも体現したい。
北九州のホームは宮本監督が昨季、「サッカー専用スタジアムならではの雰囲気がある」と警戒するアウェイ感があるだけに、やはり試合の入りは細心の注意が必要だが、沼津戦で自身にとってプロ初勝利を手にした谷も「あの勝利で自信がついた」と連続での無失点に向けて意気込みを口にする。
不用意に失点しないことが勝利への近道になるのはいうまでもないが、やはりアウェイでの初勝利に向けて不可欠なのがゴール。前節は沼津から3ゴールを叩き出した攻撃陣を牽引するのはやはり、エースの一美である。沼津戦後のルヴァンカップではトップチームで初のベンチ入り。2試合連続で得点し「感覚が戻ってきた」と話す��木とともに北九州のゴールマウスを揺さぶりたい。
若きガンバが、アウェイ初勝利に向けて邁進する。
アライバルインタビュー
選手バスがミクスタに到着しました!


そして、「難しいアウェイの試合になると思いますが、しっかりやっていきたい」と宮本監督のコメントでした。
ハーフタイムコメント
・良いゲームができている
・早く攻める時とゆっくり攻める時、時間をつかいながら賢くやろう
・セカンドボールはちゃんと拾う
2018明治安田J3 第11節 ○4-0 北九州@ミクスタ
前節、首位の沼津から3得点を奪い、見事な勝利を収めた若きガンバ。今節はアウェイのミクスタで今シーズン初連勝及び初のアウェイ勝利に挑む。
前半開始からG大23は高いラインをとって、プレッシャをかけながらディフェンスラインの裏を狙っている。14分、泉澤がドリブルで左サイドから進入し、クロスを上げると、相手に当たって軌道が変わったボールに一美が反応して、シュートまで持っていく。しかし、ボールは枠内に入らない。19分、また左サイドの泉澤が自らボールを運び、山口に絶妙なパスを出すと、そこに合わせてクロスをあげる山口。惜しくもDFに対応され、シュートまでいかない。その後、矢島と泉澤2人のOAが中心となった攻撃陣が31分にその真価を見せる。左サイドから抜け出した泉澤がペナルティエリアまで進入し、右脚でのシュートがゴールネット揺らし、前半は1-0で折り返す。
後半、先制した1点をしっかり守り、着実に追加点を取りにいくG大23。少し相手からのプレッシャを受け、危ないシーンも見せるが粘り強く守る。すると、63分に泉澤からパスを受けた妹尾がフリーでボールを受け、そのままゴールを決める。7分後には、山口が左サイドからクロスをあげ、高が左足で押し込み3点目を挙げると、88分には妹尾に変わって白井がピッチへ入ると、その直後、ミドルシュートで4点目を決めて、4-0で試合終了。シーズン初連勝と初アウェイ勝利を飾った。
[ 宮本 恒靖監督 ]
今日の試合の一番の大きな目的は、アウェイで勝つことができていない今シーズンだったので、それをやるということ。その中で、具体的にはどこでボールを奪うとか、誰がどのタイミングで出ていくのか、ということなどをミーティングで選手に伝えた中で、それをうまくこなせた前半でした。
そして1−0でリードした中で後半を迎えて、もちろん相手が攻めに出てくるので、そこをしのぎながら、あまり攻め急がずボールを大事にしながら追加点を取っていく、というタスクを後半に与えて、それを選手がうまく表現してくれたと思います。代わりに入った選手もしっかりと追加点を取って、守備の方でもゼロ点の抑えるというところで、選手がしっかりハードワークした結果かなと思います。
[ 松田 陸 ]
勝ったことはもちろんですが、自分はDFなのでやはり失点をゼロに抑えられたことがうれしい。そしてアウェイでの初勝利ということもうれしいですね。
個人的にも前半も後半も空中戦での競り合いには勝てたと思いますし、カバーリングという点でも、(33分の決定的なピンチの場面で)良いカバーができましたし、特にあの場面は自分たちが先制した直後だったので、あそこで追い付かれるかどうかは試合の流れに関わってくると思うので、自分だけではなくてみんなでうまく守ることができたと思います。
−−北九州は後半に高さのあるフェホを投入してきました。
空中戦ではなかなか勝てないと思ったので、一人が競ったあとのカバーリングに注意しようと周りとは話しました。
総評
宮本監督「まず、今日の試合の一番の大きな目的は、アウェイで勝つということができていない今シーズンだったので、それをやるということを選手に伝えました。具体的にはどこでボールを奪うとか、誰がどのタイミングで攻撃に出ていくのか、という所もミーティングで選手に伝えた中で、それを上手くこなせた前半でした。そして1-0でリードした中で後半を迎えて、もちろん相手が攻めてくるところが出てくるので、そこをしのぎながら、あまり攻め急がずボールを大事にしながら追加点を取っていく、という所をタスクとして選手に後半は与えて、それを上手く選手が表現してくれたかなと思います。代わりに入った選手もしっかりと追加点を取って、守備の方でも0点に抑えるというところで、選手がしっかりハードワークした結果かなと思います。」
[レビュー]若きガンバが「鬼門」で快勝。アウェイで4得点を叩き出し、連勝を飾る
2週間前、首位沼津を3対0で下したガンバ大阪U-23の力はフロックではなかった。
今季まだアウェイでは一度も勝利がない若きガンバにとって、北九州戦のミッションはただ一つ。敵地で勝ちきり、連勝を飾ることだけだった。
「今日のまず試合の一番の大きな目的は、アウェイで勝つということができていない今シーズンだったので、それをやるということを選手に伝えた」(宮本監督)。
一昨年までJ2を戦っていた北九州は14位に沈んでいるものの、昨年の対戦では1敗1分けと苦戦を強いられたガンバ大阪U-23。今節はかつてガンバでプレーした平井が先発に名を連ね、未だ手にしていないホームでの初勝利を目指してきたが、立ち上がりはその平井に冷や汗をかかされた。
2分、平井のカットインから決定機を作られたガンバ大阪U-23だが、「アウェイでは先に失点しない戦いをする」と意気込んでいた野田を中心に粘り強い戦いを見せていく。
前日に行われた浦和戦でサブに入った野田や一美らが意識高くプレーしながら、アクセントをつけるのはオーバーエイジ枠の泉澤と矢島。前節は矢島が存在感を見せたが、「使われた試合で結果を出したい」と意気込んでいた泉澤がこの日はその個の力を見せつけた。
左サイドで格の違いを見せていた泉澤は31分、��木とのパス交換から抜け出すと、絶妙なコントロールショットで先制点をゲット。今季アウェイでは5試合目にして初めて先手を取ったが試合のターニングポイントは33分だった。
リスタートから隙を突かれ、完全に崩され切った場面で相手のシュートをこの日CBでプレーした松田が無人のゴール内でクリア。絶体絶命の危機を執念でしのいだガンバ大阪U-23が今季初めて、リードしたまま試合を折り返した。
勝ちきりたい後半、指揮官の狙いも的確だった。「相手が攻めて来るので、そこをしのぎながら、攻め急がずボールを大事にしながら追加点を取っていく」(宮本監督)。
63分には矢島と泉澤のコンビネーションで相手守備陣を崩しきり、最後は妹尾が2点目をゲット。我慢強い戦いぶりで試合の主導権を完全に掴み取った若きガンバは中と外を巧みに使い分ける崩しから70分、高がダメ押しとなる3点目を叩き込み、試合を決定づけた。
88分には途中出場だった中村のタメからやはり途中出場でピッチに立った白井が強烈な一撃を蹴り込んで、ゴールショーを完結した。今季最多となる4ゴールの暴れっぷりで若きガンバは「鬼門」のアウェイで勝ち切った。