18年W杯 試されるコロンビア戦 2大会出場、元日本代表・宮本恒靖氏 H組分析

日本の入ったH組の3チームとは現役時代に全て対戦した。ポーランドは当時も今も体格が良く、サイドの選手は速く、縦への推進力を持った選手がいる。セネガルやコロンビアに比べ、サッカーが分かりやすいので、日本はやりやすい。第3戦なので、十分研究できる。くみしやすい相手だと思う。
セネガルは中盤から後ろの守備がしっかりしている。ビッグネームはいないが、高い守備力を前に日本はどう攻撃できるか。ポーランドにはボールを奪って攻めるイメージを持てるが、セネガルのフィジカルの強いセンターバックを相手に、ペナルティーエリアでどう勝負できるか。
コロンビアは前回大会の日本戦では既に1次リーグ突破を決めていてプレッシャーがなかったが、今回は初戦なので難しい。ロドリゲスやファルカオといった特徴のある選手はいるが、どちらかというと守備で厳しさがあり、手堅いチーム。日本としては初戦で相手が硬くなり、引き分け以上に持ち込めば、大会にうまく入れる。
初戦に勝つか引き分けるには、勢いやチームの結束力を問われる。事前の準備やコンディションなど全ての力を試される。2002年日韓W杯では初戦で引き分け、第2戦で勝ち、どんどん上昇気流に乗った。06年ドイツW杯は大会前まで流れは良かったが、初戦に負け、どうしてもグループとしてうまく戦えなくなった。初戦の結果で変わってくる。
H組に悲観的になるような相手はいない。先月のベルギー戦でうまくいったプレッシングを磨き、ボールを奪ってからの速い攻撃や少しテンポを遅くした攻撃の質を上げる必要がある。それができれば、1次リーグ突破のチャンスは広がる。
■人物略歴
大阪府富田林市出身の元日本代表DF。ガ大阪ユースで育ち、1995年にトップチームに昇格。W杯は2002年日韓、06年ドイツ両大会に出場した。オーストリア1部・ザルツブルクでもプレー。11年に現役引退。今季からガ大阪U23(23歳以下)監督を務める。