2017.10.22(日) 13:00〜 明治安田生命J3リーグ 第28節 鳥取@チュスタ
[プレビュー]��江・一美が語るJ3第28節 vs 鳥取 ― ホームでの借りを返したい鳥取戦。若き力の結集で連敗脱出へ

鳥取戦を前に「このままでは僕らもシーズンを終われない。次こそは連敗を止める」と強い気持ちを言葉にした食野。
前節、福島に敗れ、8連敗中のガンバ大阪U-23だが、福島戦では随所でガンバらしいパスワークを披露し、先制点。「ユースの選手が多いので、ボール回しに関しては共通意識を持ててやれている」(食野)とチームの良さを随所で発揮し始めている。

だからこそ鳥取戦で問われるのはゴール前の攻防の質だ。「決め切る強さと守りでも踏ん張る粘りが欠けていた」と��江が振り返るようにゴール前での個の力は不可決。「僕や麗央君、一美君が攻撃陣を引っ張りたい」と食野が言うように昨年からJ3を経験している選手たちの個の力で鳥取を撃破したい。

ホームの対戦では0対2で敗れている鳥取だが、現在クラブワーストタイとなる7連敗中だ。ボールをつなぐサッカーを志向する森岡監督だが、若きガンバが目指す連動した守備からのショートカウンターには相性がいい相手でもある。
2試合連続で得点を決めている白井も「試合中は常にシュートを意識している」とキッパリ。ホームで敗れた借りを返し、今度こそ連敗にピリオドを打つ。若きガンバの真価と成長をアウェイの地で見せつけたい。

MF44 ��江麗央「福島戦は敗れはしましたけど、良かった部分は継続するつもりです。ただ細かいミスも出ているので、そこは修正材料です。僕と食野が絡む左サイドでチャンスは作れると思いますが、決められるチャンスで決めないと、前節のような結果になってしまう。次こそは僕もしっかりとチャンスを決め切るつもりです。
鳥取戦でポイントになるのはやはりミスを減らすことと決定機を確実にモノにすることです。僕個人はウイングバックのポジションでもやり易さを感じていますし、ゴール前に絡むことを監督から求められている。その役割をこなしたいですね。」

FW33 一美和成「今はユースの選手も数多く試合に出ていますが、福島戦のようにしっかりとボールを回すことが出来ているのは手応えと収穫です。後はチームとしてゴールを奪うだけなので、FWの僕が上手くボールを引き出す動きとか、起点になる動きをしたいですね。
今の状況でチームを引っ張って行くのはやはり、プロの僕たちですし、ユースの選手に負けてはいられないという気持ちも鳥取戦では出したい。ホームでは負けましたが、鳥取は勝てない相手ではないので結果を出すつもりです。連敗が続いているので責任感を感じますし、次こそは僕が点を取って勝ちたいです。」


アライバルインタビュー

ハーフタイムコメント
・もっと体を張ってやりましょう。
・無駄なファウルはしないように。

2017明治安田J3 第28節 △0-0 鳥取@チュスタ

先制点を奪ったにも関わらず、悔しい敗戦になった前節。その悔しさをバネにして、鳥取に挑む。
強雨の中、試合は鳥取のキックオフでスタート。
スターティングメンバーは前節から少し変わって、西野とぺが守備陣に入り、岩本に代わって怪我から復帰した��木がピッチに出る。前半、G大23が良い形でゲームに入り、前からプレッシャをかけていきながら、相手を攻めていく。3分、左サイドで獲得したFKをキッカー芝本が直接ゴールを狙うが、惜しくもキーパーに阻まれる。その後、ボールをキープしながら、チャンスを作っていくが、ゴールにはならない。ピッチに水溜りができて、両チームとも中盤でボールを上手く繋げず、前半は得点がないまま折り返す。
後半、少し相手のペースになり、ボールを奪われる場面も多くなる。雨で酷くなっているピッチのせいか、選手達の体も重くなり、ボールもなかなか運べない。その後、左右サイドをうまく使いながら敵陣中央までパスを入れるが、相手の守備も固く、攻めることができない。すると、79分、左サイドから一美のパスを受けた��木がシュートを放つが、惜しくもGKに止められる。90分を過ぎてアディショナルタイムに入り、危ない場面が続く。しかし、これ以上負けられない若きガンバは体を張って守りきり、試合は0−0で引き分けに終る。

[ 宮本 恒靖監督 ]
まず、もう少し良いコンディションで試合をやりたかったと思います。でも、この雨の中、たくさんのお客さんが集まってくれたことに対して、選手も応えようという気持ちがありましたし、久しく勝っていないので勝利にこだわって試合をしようという精神的な面も見られた試合だったと思います。

立ち上がりはチャンスもたくさん作れて、得点を取れるような、相手ゴールに迫るようなシーンもありましたので、それは良かった部分。相手が攻勢に出てくる中で、守らなければいけない時間もありましが、しっかりしのいで0−0になった。選手は最後までしっかり走りました。


[ 高木 彰人 ]
−−J3で今季初出場となったが?
J3では昨季も試合に出ていたし、今季もDAZNで試合を見ていた。それでも、思っていたよりはすんなりと試合に入れたと思います。ピッチコンディションが良くない中で、なかなか相手も自分たちもボールを保持できず、蹴り合いになった。そういう中でも、勝ち切らないといけない。自分自身にもチャンスはあった。
そこで決め切れていたら、また評価も上がる。そういうところを突き詰めていかないといけない。

−−得点を奪うためにはこれが必要だ、と思ったことは?
前半にいい形は何回かあったけれど、最後の部分では、シューターだけの問題ではない。得点になる前のシーンはパスにもメッセージが込められる。ラストパスを出す人や、その前のパスなど、全体でどういう形で決められるかの意思統一が必要だった。

−−残りの試合に向けて。
自分自身、残り少ないシーズンで、まずは結果を出さないといけない。結果を出さないと評価されない。そこにこだわっていきたい。

総評
宮本監督「まず、もう少し良いコンディションで試合をやりたかったと思います。でも、この雨の中、たくさんのお客様が集まってくれた事に対して選手も応えようという気持ちもありましたし、久しく勝っていない状況で勝利にこだわって試合をしようという精神的なところもみられた試合だったと思います。立ち上がりはチャンスもたくさん作れて、点をとれるような、相手ゴールに迫るようなシーンもありましたし、それは良かったと思います。もちろん相手が攻勢に出てくる中で、守らなければいけない時間帯もありましたが、しっかりしのいで、0−0になった試合だと思います。本当に選手が最後までしっかりと走ったと思っています。」

Q「良いコンディションではなかったと思いますが、グラウンドも水の浮いたような形になって、非常にボールコントロールが難しかったと思いますが、その中で監督の方から戦術面でどういう指示をしましたか?」
宮本監督「戦術面ではツートップの距離を近くして、そこに早めにボール入れていく中で前向きにサポートし、中盤の選手増やすということで起点を作りたいというところもありましたし、そういったシーンで何度か相手の深いところまでいくことができたと思います。��木に関しては、本当に昨日練習に入って初めての試合になるので、そのコンビネーションであったり、個人の体の強さも活かしながら中盤で上手くプレーしてくれたかなと思います。」
Q「連敗の中でも0点で抑えられた試合というとこで見ると、大きな試合だったと思いますが、そこに関してはいかがでしょうか。」
宮本監督「守備の大事な部分、その相手にやられそうなところでやられない。今日もありましたけれど、ギリギリの所で足を伸ばしたり、体を投げだしたりということをやらないといけないという事を学んでいる途中の選手達なので、その改善点が今日はみられたし、特にサイドからセンターリングをあげられた時のスライディングであったり、シュートを打たれた時の体の投げ出しなど、それが今日みたいなコンディションで、必然的に彼らも勝ちたい気持ちがあったと思いますが、出たというところで、逆にこのコンディションでやってよかったなと思わなくもないです。」


[レビュー]連敗を止め、勝ち点1をゲット。鳥取戦で若きガンバが半歩前進

台風21号の接近に伴って、雨風が強い中で行なわれたアウェイの鳥取戦。
8連敗中のガンバ大阪U-23は「今の鳥取は連敗を止める上で絶好の相手」と7連敗中の鳥取に対して、立ち上がりから優位に試合を運ぶ。
連敗は喫しているものの、前節の福島戦ではガンバアカデミーの生命線である距離感と小気味よいパスワークで随所に良さを発揮。「ユースで去年も一緒にやっていた選手も多いので、お互いが共通理解を持ってやれている」と食野が手応えを口にしたチームの確かな成長は、鳥取戦の序盤でも見せつけた。

雨を含んだ重いピッチでも重心の低いパワフルなドリブルで食野が左サイドを切り裂いて、攻撃を牽引。「相手のブロックの中に勇気を持って切り込みたい」と話していた背番号40のプレーで勢いづいたガンバ大阪U-23は6分、足立翼の右からのクロスを高江がフリーで合わせて最初の決定機を作り出す。
最終ラインにはオーバーエイジ枠の西野が、中盤には今季J3では初出場の��木が加わったことで、攻守両面でスケールアップした若きガンバが20分間はほぼ一方的に鳥取を押し込んだ。
「立ち上がりにいい形で押し込めていたのでそこで点が取れていれば」と宮本監督は序盤の戦いを悔しがったが、後半は連敗中に露呈していた守備面の課題でチームは成長の跡を見せ始める。

自分たちが主導権を握っていながら、イージーミスで流れを失ったたり、局面の甘さで失点したりしていたのが連敗中の若きガンバ。ホームで7連敗を食い止めるべく、強い気持ちで戦って来る鳥取に対して後半はガップリ四つの展開に持ち込まれたものの、後半に鳥取に許したシュートはわずか1。
「守備の大事な部分、相手にやられそうなところで、ギリギリのところで足を伸ばしたり、体を投げ出したりしないといけないことを学んでいる途中の選手たち。その改善が今日は見られた」と宮本監督は林を中心とする守備陣の踏ん張りを評価した。
79分には左サイドの食野を起点に、一美から��木へと個の力で決定機を演出。��木の一撃は相手GKに阻まれたが、粘り強い守りだけでなく、カウンターで勝機を見いだそうとする選手たちは悪条件の中で勝ち点3だけに邁進した。

「もう少しいいコンディションで試合がしたかった」と宮本監督が本音を漏らした雨中の一戦でシュート数3本に終わったガンバ大阪U-23。しかし同時に若き指揮官は「久しく勝っていない中で勝利にこだわって試合をしようという精神的なところも見られた」と選手たちの成長に確かな手応えも口にした。
勝てなかったが、同時に負けなかった若きガンバが手にした勝ち点1。このスコアレスドローは必ず次なる戦いにつながっていく。

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