2017.10.15(日) 14:00〜 明治安田生命J3リーグ 第27節 福島@吹田S
[プレビュー]食野・一美が語るJ3第27節 vs 福島 ― 目指すのはアウェイでの再現。福島相手に連敗を断ち切りたい

前節、C大阪U-23に競り負け7連敗中のガンバ大阪U-23。「5連敗中も福島に勝って、嫌な流れを断ち切った。今回も連敗を脱出するタイミングにしたい」と意気込みを口にするのは一美である。
開幕当初5連敗中だった若きガンバが、今季初勝利を飾ったのがアウェイでの福島戦。「連敗は続いているけど、自分たちのサッカーをブラさずにやりきりたい」と攻撃を牽引する食野も言う。

前節は相手を倍上回るシュート16本を放ちながらも一瞬の隙を突かれて3失点。守備の立て直しや試合運びもチームの課題の一つだが、連敗中には先手を取れず、苦戦を強いられていただけにまずは先制点を奪いたい。2試合連続でゴール中の��江も「シュートを打てるところまで行けているし、次はチームを勝たせる点を取りたい」と3連戦連続でのゴールを目指す。

現在11位の福島は前節、セットプレーで失点し0‐1で富山に敗れたものの攻守両面でチーム状態は上向いている。前節もチャンスに絡んだエースの樋口や新加入のニウドら要所に警戒すべき選手がいるだけに、やはり不用意なロストや自陣でのミスは禁物だ。
「受け身にならずに戦いたい」(一美)。勝利に飢えた若きガンバが、今度こそ連敗を断ち切ってみせる。

MF40 食野亮太郎「連敗は続いていますけど、自分たちのサッカーをブラさずにやりたいですし、前節も点を取って勝つチャンスはあったと思います。僕自身も7本、シュートを打って1本も決まっていないのは情けないですし、次の試合では個人的にももっと精度を上げて行きたい。
自分でシュートを決めるのはもちろんですが、アシストでも攻撃に貢献するつもりです。��江君と左サイドで連携できるので、左を制圧して中央で待つ一美君をいい形で活かしたいですね。シーズン終盤に向けてモチベーションも高いし、とにかく結果にこだわるだけです。」

FW33 一美和成「試合を重ねるごとに僕のコンディションも上向いてきていますし、練習でもいい状態にある。とにかく今チームに足りないのは先制点を取ることだと思っています。僕らが先に点を取れば、DF陣も気持ちが楽になっていい形で試合を運べると思いますし、そのためにも福島戦ではまず先手を取りたいですね。
前節はいい形でボールを回せたのは練習の成果ですけどが、ただそこで決めきれないのが今の僕らの甘さです。福島戦ではチャンスをしっかりと決め切りたいと思います。アウェイの福島戦同様に、今回も連敗を脱出するタイミングにするつもりです。」


アライバルインタビュー

「スリッピーな試合が展開されるだろう。失点が多いので、守備に関する部分の修正をしてきた。」と話しました。

ハーフタイムコメント
・いい守備をしている。後半も粘り強く守備していこう。
・集中を切らさないように。
・形にする!結果にしよう!!

2017明治安田J3 第27節 ●1-2 福島@吹田S

前節、大阪ダービーに破れ7連敗となったG大23。選手、監督そして応援に駆けつけたファン・サポーターが感じたこの悔しさは、試合に勝利して晴らすしかない。
失点の課題である守備を修正してきた選手たちは、前半幾多の攻撃を集中を持って切り抜ける。
ボールをカットした後続けてキープできず、ボールを奪われることが多い中、隙を突いて1点が生まれる。29分、食野から中央で芝本が横パスを受けてボールを浮かせ、それを白井が頭で決めて2試合連続ゴールで先制。その後も追加点を狙うが、前半は1-0のリードで終えた。
「いい守備で前半プレーができている。この集中を切らさずに、練習でやってきてできていることを形にし、結果を繋げよう。」とピッチに送り出されたイレブン。集中高く入った後半頭、続けざまに打たれるシュートにもしっかりと対応したが、ペースは徐々に福島へ。
それぞれ選手を交代した後の71分、74分と立て続けに失点。雨も止まず足も体も重くなる中、食野がシュートまで持ち込み、��江も3試合連続ゴールで同点ゴールを狙う。
終盤、ペースを握り流れを引き寄せる。ピッチを大きく使い、しっかり繋いでゴール前まで迫る。刻々と減る残り時間。同点ゴールを奪えず1-2のままタイムアップとなった。
しかし、ボールの支配やフィジカル、球際の寄せなど、今シーズンかけてつけてきた力が出つつあるG大23。結果だけを見れば敗戦が続くものの、今蓄えている力が結果を出せるまでわずか。
残り6試合、ひとつでも多く勝利を。

[ 宮本 恒靖監督 ]
雨のコンディションの中で、芝もぬかるんだ中、タフなコンディションだったと思いますけど、選手たちは今週しっかりとやってきた守備の部分でも良い連動性を見せながら、狙いの持った試合を進めてくれたと思う。ボールを持ったときは、今日はユースの選手が多かったのでお互いが持つコンビネーションがうまくいって点にもつながったし、追加点のチャンスも後半にありました。ここ最近の中では勝ちに近づく内容の試合になったと思います。ただ、失点部分のボールの寄せの甘さと、その原因となっているパスミスの部分だったり、試合を分けるポイントが今日も出てしまったのは反省点です。でも、選手が見せたものは今日はポジティブなものととらえています。

[ ��江 麗央 ]
−−全体をオーガナイズして戦えた試合だったが?
そうですね、良い試合だったと思いますが、個人的には失点につながるミスもあったし、決めないといけないところで決め切れなかったので、個人としては反省するところが多いです。

−−後半はリードして迎えたが、相手も圧力を掛けてくる中でどういうふうに試合に入った?
落ち着いてボールを回すことと、あと相手は前から来ると予測していたので、そこは落ち着いてしっかりと自分たちのペースでやろうと思っていた。

−−こういう先手を取った試合で勝てれば、自信になったはずだが?
ゴールに向かう姿勢とか、ゴールを守る姿勢は今まで以上に出せたし、ユースの選手も含めて強い意識でやれていたので、これを続けていきたい。

[ 白井 陽斗 ]
−−2試合連続ゴールだが?
狙いどおりに良いところに入れたし、良いクロスが来たので合わせるだけだった。練習からあそこは狙っているので、狙いどおりの形で良い先制点を取れた。

−−最近は出場機会が多いが、こういうステージで点を取るための発見などは?
練習から息が合っているし、あとは試合でやるだけというところで全然やれていると思います。

[林 瑞輝]
(いい展開で試合を進められました)前節のセレッソ戦は真ん中からやられることが多くて、この1週間はそれを改善しようと監督が練習メニューも重点的にやってくれて、その部分は前後半を通してやれたかなって感じしました。(ユースの選手が多かった中で経験のある自分たちが引っ張ろうとか、考えていたことはありますか?)普段の練習からプロでやっているメンバーが少ない中で、それは全員で言い合って、毎試合望んでいるつもりですし、そのへんはいつもと変わらず、ただまたユースが増えたなって話しながら、でもやるしかないなって話をしながら試合に臨みました。負けてしまったので残念ですが、また次に切り替えたいです。(なかなか失点が減っていかない状況があり、守備の選手だけに歯がゆく思っていたはず。今日はメンバーが違うので一概には言えませんが、少し自信を取り戻せる試合になりましたか?)今までの試合とはまた違う失点の仕方で2失点やられたので、そこはチームとして少しは成長したのかなって感じました。これまでと同じやられ方はしなかったので。ただ今日は中を絞めた守備を心がけた中で、クロスの対応というのはやっぱり経験の少ない、プロのない選手が多かった中で自分が全部出れたら理想ですが、さすがに全部は出られないので。そこは個人のスキルの問題もあるので、自分も含めてまた次からはクロスボールからの失点をなくしていけるようにしたいです。

総評
宮本監督「雨のコンディションの中で、芝もぬかるんだ中タフなコンディションだったと思いますけど、選手たちは今週しっかりとやってきた守備の部分でもいい連動性を見せながら、狙いの持った試合を進めてくれたと思います。ボールを持った時は今日はユースの選手が多かったのでお互いが持つコンビネーションが上手くいって点にも繋がったし、追加点のチャンスも後半ありましたし、ここ最近の中では勝ちに近づく内容の試合になったと思います。ただ失点部分のボールの寄せの甘さと、その原因となっているパスミスの部分だったり、試合を分けるポイントが今日も出てしまったのは反省点です。でも、選手が見せたものは今日はポジティブなものと捉えています。」

Q「監督がおっしゃったようにフィールドにユースの選手が7人という中で不用意なミスが少なかったと思うが、ただ後半福島がニウドを含めてパワーをかけてきた時に守りきれなかったのは、ユースの選手が多いことでフィジカル的なしんどさが出たのでしょうか。」
宮本監督「相手は確かに後半からクロスボールを簡単に入れてくるシーンが続きましたし、そこの対応はやはり個の能力と言ったところが出やすい。1点目も2点目も、単純なロングボールというか背後に対しての競り負けがあったので、致し方ないとは言わないですけど、何とか抵抗してラインを上げるであったり、ボール保持者やキッカーに対してのプレッシャーをかけると言うところが甘くなった。ちょっとラインを下げられたところもあったので、それも原因かなと思います。」

Q「ユースの選手がほとんどでチーム事情はあったと思うが、それでもユースの試合とは違う、相手も違うという中で監督が特別に強調されたことはありましたか。」
宮本監督「今はユースの選手ですけど、今はというか、プロに行きたいなら、なりたいならそういうものは見せないといけないし、プロに例えばガンバの上に上がるのか上がらないのかはっきりしない選手に関しては外部から声がかかるようなパフォーマンスを見せないといけないし、1年目の選手は1年目の他のチームで活躍している他のチームの選手と比べた時に、何が今できているのかを考えながらプレーしないといけないしということも伝えましたし、2年目の選手、3年目の選手もそれぞれどういう意味合いを持ってこの試合に臨むんだということは試合前に強調して、それに対するアウトプットは確かにあったと思うので。河井なんかは例えば今まであまりボールに対して行けなかったところで積極的に行くようなシーンもありましたし、中央で束ねるようなコーチングもありました。そういう個人のところで何を改善していけるのか、何を伸ばしていけるのかにもっとフォーカスするように言いました。」

Q「今の話に関連しますが、白井君は2試合連続ゴールでシーズン序盤のようなひ弱さもなくなり戦えるようになってきたと思いますが、彼は個人的に成長しているのは監督が今、おっしゃった点が出ているように思います。彼の個人的な評価はどうでしょうか。」
宮本監督「持ち味はスピードの部分で、プラス、フィフティフィフティのボールに関しても体を投げ出してマイボールに出きる部分もありますね。そういう今日のようなコンディションは彼の良さが出るような試合だったと思いますし、ヘディングシュートに関しても冷静に決めたと思います。課題はもちろん日々の練習で伝えていますし、でも今日のように積極的な姿勢を持って試合に臨む、相手に対して怯まないところを続けていく。最近、出場時間を定期的に確保している中でこういうパフォーマンスを見せてくれることは次に、将来に来年につながっていくと思いますし、ただ今日だけで終わるなという話はしています。」


[レビュー]敗戦の中に見えた光明。福島戦で若きガンバが攻守での上積みを見せる

雨中で行なわれた福島戦。1対2で逆転を喫し、連敗脱出とはならなかった一戦だったが、宮本監督は試合後に、確かな手応えを口にした。
「選手が見せたものはポジティブなものととらえている」。
先発のピッチに立った選手の平均年齢は18.09歳。フィールドプレーヤーでは7人のユース所属選手が先発に送り出されたが、その持ち味が前半から攻守両面で出されて行く。

連敗脱出に向けて、ガンバ大阪U-23がまず取り組んで来たのは守備面での改善だ。不用意に失点しないためにも、前線からアグレッシブにボールを追い、全員が連動するスタイルこそ、宮本監督が今季積み上げて来たものだ。
「ユースの選手が多い分、連携面も全く問題がないし、遠慮することもなくやれた」(白井)。序盤は、福島にボールを持たれながらも、前節まで露呈していた不用意なミスは激減。徐々に試合のペースを握り始めていた若きガンバが29分、待望の先制点をつかみ取る。
「左はチームのストロングポイント。蓮を中心にどれだけボールを動かせるか」と指揮官が期待を寄せていた芝本が食野のパスを中央で受けると、持ち前のピンポイントパスを前線に供給。「狙い通りの形だった」と相手守備陣の隙を突いて白井が2試合連続となるゴールをゲットし、ガンバ大阪U-23が先手を取った。
福島に決定機を与えることなく前半を乗り切ったG大阪U-23だったが、後半開始早々の46分にニウドにバー直撃のミドルを許すも、その後はチーム全体が懸命に体を張り、課題だった後半の入りにも成功する。
悔やまれたのは66分に得た2度目の決定機のシーンである。岩本が右から蹴り込んだクロスを��江がフリーで受けるも痛恨のシュートミス。「あそこで僕が決めていれば、試合展開は違った」と3試合連続のゴールを逃した��江は悔やんだが、福島はニウドの個を活かすべく、クロスを徹底。71分にクロスからのこぼれ球をニウドに蹴り込まれると、74分にも再びニウドにヘディングシュートを許し、3分間で2失点。若きガンバが追う展開を強いられた。

連敗脱出に向けて、最後まで泥臭くボールを追ったガンバ大阪U-23だったが、逆転負けで8連敗。しかし「ゴールに向かう姿勢やゴールを守る姿勢は、ユースの選手も含め、強い意思を持ってやれていた。これをしっかり続けていきたい」と��江は敗戦にも確かな手応えを感じ取っていた。
敗れはしたが、攻守両面で一歩ずつ、成長を続けるガンバ大阪U-23。「最近の中では勝ちに近づく内容の試合になった」(宮本監督)だったのは間違いない。

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