2017.9.24(日) 15:30〜 明治安田生命J3リーグ
第24節 長野@長野U
[プレビュー]食野・平尾が語るJ3第24節 vs
長野 ―上位対決の締めくくりとなる長野戦。連敗脱出に向けて、チームは一丸に
チームの成長を図る格好の試金石だった上位との連戦で「試合運びの甘さが出た」(平尾)ガンバ大阪U-23。前節は栃木に競り負け、4連敗目を喫したが、長野戦は連敗脱出に向けた重要な舞台であることを選手たちも自覚済みだ。
「ここで5連敗してしまうとシーズンの序盤と変わらなくなってしまう」と話すのは平尾である。
開幕当初、今季ワーストとなる5連敗目を喫した相手が奇しくも長野。ホームでは0対2で完敗した若きガンバだったが、5カ月ぶりの再戦となる今節は、チームの成長を見せつける格好の場でもある。長野戦で問われるのは攻撃陣の奮起に他ならない。
「栃木戦では失点するまで相手の攻撃を抑えていたが、攻撃の質が低かった」(宮本監督)。シュート4本に封じられ、ノーゴールに終わった攻撃陣。今節対戦する長野は順位こそ6位だが22試合でわずか13失点というリーグ最少失点を誇る堅守を持ち味とする。
サブ組で挑んだ天皇杯ラウンド16でも磐田に0対1で惜敗。大崩れのない長野の守備陣を前節、戦線復帰した一美らでこじ開けたい。
「僕の役割は前で起点になることだけど、FWなので結果にもこだわりたい」と一美は首位を撃破した秋田戦以来のゴールを目指す。
連敗ストップと最下位脱出に向けて、若きガンバは一丸となる。
MF40 食野亮太郎「攻撃に関しては僕も今、体がキレているし、いいところでボールも受けられるようになってきたので、そこから得点に結びつけられるプレーを意識したいと思います。一美君が前線に復帰したことで、僕自身もターゲットが近くにあるとプレーし易いですし、そういう選手を活かしながら攻めて行くのが僕の特長でもあります。栃木戦では終盤まで守備陣が耐えてくれたのに、僕たち攻撃陣が無得点に終わってしまった悔しさを感じています。今週の練習でもいい形は作れているので、長野戦こそ、前線がしっかりと点を取って守備陣を楽にしてあげるつもりです。
FW30 平尾壮「栃木戦も終盤に失点するまでは互角に近い戦いが出来ましたし、僕らにもチャンスはありました。ただ、終盤に先制された後、更に失点してしまったのは試合運びの甘さです。今季、勝てた試合はほぼ先制していますし、先手を取れた試合は自分たちのサッカーが出来ていることが多い。だからこそ、長野戦では先に崩れず、僕らが先制出来るかどうかが課題になると思っています。一美が前線にいると高さが加わりますし、起点にもなってくれるので僕自身もクロスを上げたり、一美が潰れたところにドリブルで絡んで行けるのでより攻撃に絡みたいですね。」
ハーフタイムコメント
・奪ったボールを落ち着いてまわす。
・みんなで声かけて戦っていこう。
・後半45分は違うサッカーをしていこう。
2017明治安田J3 第24節 ●0-3 長野@長野U
前節の栃木戦で敗れ、4連敗を喫したG大23。今節に挑むのはリーグ最少失点を誇る長野。
試合は長野のキックオフで始まる。前節から2人変更し、一美をワントップとして前線からプレッシャをかけていくが、ボールは奪えず、相手に持たれる時間が続く。危ない場面も作られるが、ゴールを許さない。前半はそのまま0-0で折り返す。
後半に入り、ボールを持てるようになるG大23。56分一美が低い位置からボールを奪い、��江にパスを出すと、完全にフリーでシュートを放つも、キーパーに阻まれてしまい、決定機を逃す。その後もチャンスを作っていくが、ゴールにはならない。すると、64分にペナルティエリア前から放ってきた相手のシュートを決められ先制される。選手交代を行いながら展開を変えようとするG大23。しかし、78分、90+1分と失点を喫してしまい0-3で試合は終了。4連敗を止めることはできなかった。
[ 宮本 恒靖監督 ]
選手にはしっかり戦うことを求めて試合に臨んだ。前半は相手より出足は良かったし、奪ってからのボールも良かったが、得点ができずうまくいかない前半だった。ハーフタイムに修正して、後半の立ち上がりからチャンスを作り出すことはできたが、ちょっとしたミスからエアーポケットに入った時間帯に失点して、0−1になってから勝ち切れないチームの現状が出た。0−3になるような試合ではなかったと思うが、精神面の落ち込みが大きかった。
[ 平尾 壮 ]
前半、苦しい時間が続いていたが、後半にという試合展開。前節の栃木戦の敗戦を無駄にしないように、ハーフタイムで自分たちのやることを確認したが、失点を先にしてしまって苦しい試合になった印象です。
−−失点してからは?
物足りなかったと思う。球際だったり、前線のプレスなどできたかと言われたらできなかったと思う。個人としてもチャンスに絡むことが少なかった。
−−今後の意気込みは?
みんなはどう思っているか分からないが、自分自身、U-23というチームでJ3で戦っている以上、トップチームに上がって活躍したいと思っている。J3でこういう順位にいて、僕が監督だったら上(トップチーム)には上げないと思うので、残りのリーグ戦で少しでも順位を上げて、個人としてもチームとしてもアピールしていきたい。
総評
宮本監督「選手にはしっかり戦うことを求めて試合に入りましたけど、前半はやはりその出足も相手の方が良かったし、奪ってからのボールに関しても質が低かったというところで、うまくいかない前半だったと思います。ハーフタイムにそれを修正して、後半の立ち上がりからチャンスを作るという所から行ったと思いますが、ちょっとしたミスからエアーポケットに入った時間帯で点をとられて、1-0になって。その後の2点目の獲られ方というところ、1-0になってからのガクっていう落ちるところというのはもったいないというか、勝ててない現状が出てしまったと思います。3-0になるような試合ではなかったかもしれないが、精神面の落ち込みが大きかったと思います。」
[レビュー]守備陣の踏ん張りに応えきれず、攻撃陣が沈黙。長野に敗れ、今季2度目の5連敗
ガンバ大阪U-23にとって、上位対決の締めくくりとなる長野戦は、是が非でも勝ちたい一戦だった。
「内容は上がっているのも勝ちきれないのは勝負強さが足りないということ」(��江)。前節は栃木に83分まで守備陣が踏ん張りながらも終盤に競り負け。上位相手に互角に戦える時間も多い若きガンバだが、やはり攻撃陣の爆発なしに勝利はおぼつかない。
J2昇格に向けてもはや後がない長野に立ち上がりから主導権を握られたガンバ大阪U-23だったが、林を中心とした守備陣が体を張り続け、長野に先制点は許さない。
前半は決定機がなく、シュート2本に終わる苦しい展開に宮本監督も「後半45分は違うサッカーをしていこう」と選手たちに檄。その効果は後半の立ち上がりに見せたアグレッシブな戦いぶりに見て取れた。
「先に点を取られないことを過度に意識するのではなく、先に点を取りたい」(平尾)。ガンバ大阪U-23が戦前のコンセプト通りの攻撃を見せたのは56分だった。
「前で起点になるプレーを見せたい」と復帰後2戦目となるこの一戦に意欲を燃やしていた一美が前線でボールを奪いハーフカウンターを牽引。左サイドでフリーだった��江にラストパスを送るも、��江の一撃は相手GKのファインセーブに阻まれる。
59分にも一美が強烈なミドルを放ち、明らかに栃木戦とは異なる迫力を披露。リーグ最少失点の長野を相手に流れを引き戻したかに思ったが、「ちょっとしたミスからエアポケットに入った時間帯に点を取られた」と指揮官が悔やんだ64分、長野に先制点を献上する。
「栃木戦は守備陣が踏ん張ってくれていたので、何とか次は先に点を取ってあげたい」(平尾)とギアを上げ始めていた時間帯に許した失点は、やはり若きチームにとってあまりにも重く伸し掛かった。
「0‐1になってからガクッと落ちたのはもったいないし、勝ちきれないチームの現状が出た」(宮本監督)。
78分にもミス絡みで追加点を許したガンバ大阪U-23は、その後攻め手を欠き続け、アディショナルタイムにも3失点目。前節に続いて、ノーゴールで敗れ、今季2度目となる5連敗目を喫した。
「0‐3になるゲームではなかったかもしれないが、精神面での落ち込みが大きかった」と試合を振り返った宮本監督。シュート数4本に終わった攻撃陣の不発もあって、つかみかけていた流れをモノにしきれなかった。