2017.9.16(土) 18:00〜 明治安田生命J3リーグ 第23節 栃木@栃木グ
[プレビュー]食野・高が語るJ3第23節 vs 栃木 ―沼津相手に得た自信を、勝ち点3につなげたい栃木戦。

前節は沼津に2点を先行しながらも、今季初の逆転負けを喫したガンバ大阪U-23。しかし、アウェイでは0対4で敗れた難敵に、演じた接戦は選手たちに確かな自信を与えていた。
ただ、キャプテンマークを巻く高は「内容は上がってきているが結果が付いてきていない。もうこれ以上連敗はできない」と3連敗中の現状に危機感を口にする。

「前からしっかりと守備をして、高い位置から速く攻める」(高)のがガンバ大阪U-23のスタイルだが、上位相手にもがっぷり四つに渡り合えるのは既に証明済み。今節対戦する栃木はホームで3対2と逆転勝利を収めているが、現在7試合負け知らずで3位につける難敵だ。
「栃木は前回、僕らに負けているので勢いを持って来るはず。そこに呑まれてはダメ」と平尾は警戒感を口にするが、要警戒は7月末に大宮から加わった元スロベニア代表のネイツ・ペチュニクだ。従来、手堅いサッカーを得意として来た栃木だが、前節はペチュニクがハットトリックを達成し、鹿児島に5対1で圧勝。J1レベルの個を持つアタッカーをいかに封じるかも連敗脱出の鍵になる。

「連敗が続いているので次こそは勝ち切りたい」(食野)。沼津戦で得た自信を胸に、チーム全体で栃木にぶつかるのみだ。

MF40 食野亮太郎「前回の沼津戦でゴールできたことで、個人的には精神的にも少し楽になったし、今週の練習にもいい形で入れています。僕自身のパフォーマンスとしては過度に気負うことなく、リラックスして試合に入るつもりです。ただ、チームは連敗が続いているので、栃木戦は絶対に勝たないといけない試合。個人で結果が出ても、試合に勝たないと意味がないと思っています。栃木戦でも意識するのは運動量もどんどん上げてボールに絡むこと。僕のところで起点になったり、仕掛けたりするプレーでチームの攻撃に勢いをつけるつもりです。」

MF34 高宇洋「前回の沼津戦は2点取るまでは自分たちのサッカーができていましたし、内容も悪くなかっただけに勝ちきらないといけない試合でした。今、3連敗をしているので、栃木戦こそは勝ち切らないといけないし、内容が良くなっていても結果が伴わないと意味がありません。試合を重ねるごとに個人的な成長も感じていますし、しっかりとボールも奪えている。ただ、攻撃での自分のプレーに関してはまだまだ精度が課題です。僕が得点に絡めたり、アシストという結果を出せればもっとチームも攻撃的に戦えるはずです。攻守両面で貢献するつもりです。」


アライバルインタビュー

「選手達が自信を持って、アグレッシブに戦って欲しい。」とコメントしていました。

ハーフタイムコメント
・相手の25番選手を注意しよう。
・落ち着いて守備をやりながら、攻撃面でもっと良いところを出そう。
・シュートまでいかないと点を取れない。最後までボールを持っていこう。

2017明治安田J3 第23節 ●0-2 栃木@栃木グ

前節、悔しい逆転負けで3連敗を喫したG大23。2ヶ月ぶりに怪我から復帰した一美と白井をツートップで送り出し、現在リーグ3位で7試合負け無しの栃木に挑む。
序盤、ボールをキープしたのはG大23。ボールを回しながらチャンスを狙い、守備面でも前線からプレッシャをかけてボールを奪おうとする。しかし、一度奪われたボールはなかなか取り返せず、試合はどんどん相手のペースになる。前半終了まで危ない場面が続くが、ぺ スヨンを中心に守り、0-0で折り返す。
後半に上がってもペースの上がらないG大23。63分に白井の代わりに食野をピッチに送り込む。78分、平尾がペナルティエリアの中へ進入して折り返すと、食野が左足シュートを放つが、シュートは枠外。迎えた83分、右サイドを突破され、クロスにヘディングであわされ先制される。その後、88分に選手二人を交代して相手のゴールを狙う。得点はならないままアディショナルタイムに入ると、90+2分相手のカウンターから追加点を許す。試合は0-2で終了し、4連敗となった。

[ 宮本 恒靖監督 ]
昇格を狙って勝点3を奪いにくる栃木相手に、選手たちは苦しめようと戦ってくれました。立ち上がりから守備の狙いも実行してくれたし、攻撃に関してはフィニッシュまで行けないシーンが多かったですが、後半に入ると守備の良さもキープしながら、少しずつ相手の中盤が空いてきたので、そこを使いながら、右サイドや左サイドを崩したりするシーンも見られていたと思います。0−0で推移していて、どっちに点が入るかなと見ていましたけど、勝負をつかむにはもう少しだったかなと思います。ただ、やっていることに関しては狙いをもってやれていると思います。

[ 林 瑞輝 ]
−−前半は相手のチャンスをセーブするシーンがありました。
相手が上位の栃木だったので、先制されるのだけは避けようという意識で、チームで守れていたと思います。少し守る時間が長くなる中で、全員で体を張って止めようと。0−0で前半を終えることができたのは、後半につながる良い流れを作れたと思います。

−−後半も前半同様、ボールを握れるところは握って進めていましたが、最後に2失点。勝敗を分けたポイントは。
自分たちは大きな選手がいない中で、できるだけ足下で繋いでゲームを進めようと。あの失点シーンはクロスボールをほぼフリーの状態で上からたたかれてしまったシーンでした。いくらシュートを打った相手選手が小さいからといっても、フリーでたたかれる状況を作ってはいけないし、ちょっとしたポジショニングが取れていれば、僕も反応のしようがあったし、ライン上で止めることができたかなと思います。そこはチームとしてもう一度修正して次に臨みたいと思います。

総評
宮本監督「選手たちは勝点3を取りにくるという、昇格を狙っているという栃木を相手にどんな試合ができるかというところで、(試合に)入りましたが、本当に立ち上がりからまず守備の部分でしっかりと狙いを持ってプレーをしていたと思いますし、攻撃に関しては前半少し質が伴わなかったので、相手のゴールを迫ることができなかったですが、後半に入るとその守備の良さもキープしながら、少しずつ中盤が空いてきたので、そこを使いながらうまく右サイドや左サイドを崩したりするシーンも見られていたので。0-0で推移していて、どっちに点が入るかなと見ていましたけど、勝利をつかむにはもう少しだったかなと思います。ただ、やっていることに関しては間違ってないと、選手たちも感じながらやれていると思いますし、継続をしていきたいと考えています。」

Q「相手と勝敗を分けた所に、”差“は何ですか。」
宮本監督「2点目は仕方がないと思いますが、1点目に関しては、やはりあそこで相手の勝点3を取るんだという気持ちの強さを感じましたし、我々もそれに対してうまく対応した部分もありましたが、本当にあの時間帯にどちらに転ぶのかわからない形だったと思います。」


[レビュー]83分間の均衡活かせず、栃木に競り負ける

前節、沼津に逆転負けを喫したものの、「2点をリードするまでは自分たちのサッカーが出来ていた」(高)と一定の手応えはつかんでいたガンバ大阪U-23。
試行錯誤が続いたシーズン序盤の連敗とは異なり、チームの確かな方向性を打ち出しつつある今だからこそ選手たちは3連敗中の現状にもどかしさと悔しさを感じていた。

「内容が良くても結果が出ないとダメ」(高)。ホームで勝ち切った栃木相手に出直しを誓ったガンバ大阪U-23は大宮でプレーしていた元スロベニア代表ネイツ・ペチュニクが加わった栃木相手に、高い守備意識で試合に入る。
「栃木相手にはまず失点しない戦いをしたい」と平尾が言い切っていた通り、立ち上がりからアグレッシブに栃木を迎え撃ち、沼津戦でも見せた球際の激しさと攻守の切り替えの速さで対抗したガンバ大阪U-23だが、前節、痛恨のミスを犯した林が前半は存在感を発揮した。

「上位に先に点を取られるとしんどい。次は僕がしっかりと踏ん張りたい」(林)。前半最大のピンチとなった45分にはゴール正面から強シュートを放たれるも林が好セーブ。こぼれ球もポストに救われ、ガンバ大阪U-23が守備面での粘りを見せた。
「昇格を狙っている栃木にどういう試合が出来るかという中で入ったが、立ち上がりから守備で狙いを持ってプレーしていた」と宮本監督は前半の戦いぶりに及第点をつけたが、一美が戦線復帰した攻撃陣は迫力を出し切れず、ボールポゼッションがゴール前への迫力につながらない。
65分、前節2得点を決めた食野をピッチに送り出したガンバ大阪U-23だったが、「左サイドで攻撃に絡みたい」と話していた平尾がスルーパスに抜け出してチャンスを演出。得意のパスワークでサイドを崩しながらも、食野のシュートは枠をとらえなかった。

大崩れした琉球戦と、ミスで流れを失った沼津戦の教訓を活かし、83分まで拮抗した展開に。「あの時間帯はどちらに転ぶか分からなかった」と戦況を見守った宮本監督だが、ガンバ大阪U-23は83分、クロスをフリーで合わせられて痛恨の先制点を献上。最も警戒すべきネイツ・ペチュニクには粘り強く対応し続けた守備陣だったが、J2昇格に燃える栃木の勢いに押し切られるとアディショナルタイムにも2点目を許し、3試合ぶりにノーゴールでの敗戦に。
守備陣の踏ん張りに攻撃陣が応えきれなかったのも敗因の一つだが指揮官は「勝利をつかむにはもう少しのところ。やっていることには間違いがないと選手たちも考えている」と懸命に前を向いた。

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