2017.9.4(月) 19:00〜 明治安田生命J3リーグ 第21節 琉球@吹田S
[プレビュー]今季初の連勝に向けた第一歩。琉球にアウェイの借りを返す

前節、首位の秋田に0対2で敗れ、今季初の連勝を逃したガンバ大阪U-23。しかし試合を重ねるたびに確かな成長を見せる若きガンバ戦士たちは、次なる戦いに気持ちを切り替えている。
「まだ達成していない連勝をすることが今の僕らの目標。次の琉球に勝って、ホームで連勝を飾れば最高の流れになると思う」と琉球戦を位置づけるのはアタッカーで起用されている��江だ。
「秋田にも前半はいい形でボールを動かせていた」と宮本監督が言えば、中原も「どこに対しても今は、やれる自信がある」と力強い言葉を口にする。宮本ガンバが積み上げて来たスタイルに間違いがないことは上位陣相手の戦績が物語っているが、課題はゴール前の崩しの質である。

「秋田戦でも上手くボールは動かせている。ただ、崩し切る場面が必要になる」(中原)。
ロングボールを収めたり、空中戦で強さを見せたりしていた一美と郡の2トップではなく、再開後のリーグ戦で前線を預かるのは森と��江のテクニシャン2人。ガンバの生命線でもある地上戦での崩しはもちろんだが、クレバーな中原は既に琉球攻略の青写真を脳裏に描いている。「アウェイで対戦した時に、琉球はしっかりとボールをつないできた。前からの守備がハマればいいショートカウンターを出せる」(中原)。
中断期間中に取り組んで来た前線からのプレスを軸にするショートカウンターはガンバ大阪U-23の確かな武器である。「後手を踏まないように、自分たちでプレスをかけて主導権を握りたい」と中原が話す意気込みは、チームのアグレッシブな姿に見て取れるだろう。

アウェイで0対3の敗戦を喫した琉球は現在8位だが、7節から10試合負けなしを記録し、特にセカンドチームのU-23勢には3戦全勝中。J2昇格を目指す琉球にとっても上位追撃に向けて高いモチベーションで市立吹田サッカースタジアムに乗り込んで来るはずだ。アウェイで2失点を許した名倉はもちろんだが、7月に水戸から期限付きで加入した田中は前々節に決勝ゴールをゲット。早くも琉球の新たな武器になりつつあるだけに、ワントップの富所とともに警戒が必要だ。
直近の4試合中3試合でノーゴールだが、しかし僅差での試合展開を得意とするのが琉球。「攻守両面でゴール前の踏ん張りが大事になる」という中原の意気込みが試される一戦だ。


アライバルインタビュー

「前回の対戦では3点取られて負けているので、接戦に持ち込んで勝利に繋げたい」と話しました。

ハーフタイムコメント
・やるべきことはできているが、失点は現実。
 誰かの責任ではなく、チームみんなの責任。
 みんなで感じて考えよう。
・今日のパフォーマンスなら、やり返せる。捨てるな!
 見に来ている人に俺らのプライドを見せよう!
・シンプルにいい距離感で、後ろはリスクを追ってでも取りに行き、耐えよう。
 持ち味を出して、しっかり点を取ろう!!

2017明治安田J3 第21節 ●1-7琉球@吹田

1ヶ月半ぶりにホームで戦うG大23。一美、郡を欠く中、森と��江のツートップで、前半戦3点を取られ完敗した琉球相手にリベンジを図る。
序盤、ボールを握ったのはG大23。後ろで回しながらシュートチャンスを伺う。13分に失点した後も相手ボールに対して、23歳以下の強みである体力を生かして積極的に詰めに行く。
20分には決定機が。左サイドで食野、嫁阪と繋いで、最後はゴール前で森がボールに触れるが、惜しくも枠の右に流れる。29分から立て続けにFK、CKとチャンスを得るが、最後のところでボールに触れず、惜しい時間帯が続く。40分には森が負傷で退場、岩本が投入されるも、前半、終わって0-3。
ハーフタイム、宮本監督が話したように、決してパフォーマンスが悪いわけではなく、球際での対応もプレスもできているが、失点は事実。
後半、「見に来ている人に、俺らのプライドを見せよう!持ち味を出してしっかり点を取ろう!!今日のパフォーマンスならやり返せる!」と選手をピッチに送り出した。
54分、前半の森の負傷退場で入った岩本が魅せる。左サイド、芝本からの長いクロスに平尾が地面に叩きつけるようなヘディングシュート。相手Gkがブロックしたところに、すかさず左足を振りぬいて1点を返した。その後も、テンポ良く攻め込み、食野、白井と琉球ゴールに迫る。トータル1-7となり、これ以上失点を防ぐべく、90分+2にはCKのこぼれ球を平尾が蹴り出すなど、ゴールをしっかりと守った。
4分のアディショナルタイムの末、長いホイッスル。前半戦に続く完敗となったが、最後まで諦めずに走りきった戦士達。スタンドからの温かい拍手に、深々と頭を下げた。翌週9/10(日)の沼津戦、この拍手を勝利の拍手に変えるべく、リベンジに挑む。

[ 宮本 恒靖監督 ]
1試合の中で負けているので、出来としては良くなかった、悪かったという試合だと思います。

ただ、前半の立ち上がりに関して、しっかりとボールに、まあ今日のテーマというのはボールを奪うとか、ゴールを奪うというところだったんですけど、それを選手はしっかりとやろうという意思は見て取れましたし、スタートとしては悪くなかったですが、1点目、まあビデオを見ていないのであまり分からないですが、少しミスからの失点であったり、2点目、3点目というのはこれからいこうという中で点を重ねて取られたので、難しい展開になりました。

0−3になってからの後半も、しっかりと点を取り返しにいこうというところでスタートはしましたが、ちょっとシステムも変えましたけど、選手は意思を持って前にボールを取りに行くとか、ゴールを奪うというところにトライしたと思うんですけど、ちょっとそこがうまくいかなかった。もちろん、そういったシーンなのでカウンターを狙われるというのはある中で、そういった結果、失点を重ねたかなと思います。

−−今日は中原 彰吾選手が不在だったのはチーム事情なのか、負傷なのか?それともう1点、試合の大勢は決していたが、後半に芝本 蓮選手らユース所属の選手たちがアグレッシブに戦えていたのは次に向けての収穫だと思うが、今日の試合での収穫点は?
中原に関してはチーム事情というか、トップチームのメンバーが代表チームでいない中で、そこに人数が欠けているというところもあったので、そちらに回るということでした。

収穫はやはり、選手に求めているボールを奪うとか、奪ってからまた出て行く、奪われたら切り替えてボールを奪い返すとか、そういう局面の切り替えとか連続性が良かったところです。足立(翼)にしても岩本(翔)にしても5月、6月には感じられなかった力強さも出てきていますし、��江(麗央)にしても前線でプレーする機会があれば、サイドバックに回しましたけど、そこでも運動量多くやっていました。それが一つのチームとしてリンクできなかったので、こういう展開になったと思うんですけど、一つひとつのプレーを振り返ると良い点もあったと思います。ただ、チームとしてリスクを負いながら点を取りに行っていたので、“裸”にされたセンターバックは厳しい部分もあったと思います。

[ ��江 麗央 ]
今日はけっこうひどかったと思います。1失点目が痛かったけど、内容的には自分たち(のプレー)を出し切ろうという部分は見えていたんですけど、ちょっとしたミスだったりで失点して、自分たちのミスが多くて失点したのが残念だった。次の練習からしっかりと改善しないと、次も相手は強いので、同じようにやられてしまう。

[ 林 瑞輝 ]
−−1失点目については?
完全にミスですね。

−−あのミスで流れをつかめなかった?
起きたことは仕方がないと自分の中で思っているつもりだったけど、どこかで引きずっていたのかなと、試合が終わって考えるとそう思う。

−−直接FKでも2回やられたが、壁にも問題があった?
1本目に関しては、自分のやろうとしたことがあったので、失点の仕方というか、そこまでダメージはなかったんですが、後半の5点目のFKは、ああいうのは絶対にGKとしてはダメなミスなので、反省して二度と起こさないようにしたい。

[岩本 翔]
途中から入りましたが、ピッチに立ったら結果を残すと思っていて、自分は点を取れたんですけど、大敗してしまったので、また次の試合に向けて頑張りたいと思います。(コンビネーションのところで気をつけていたところは?)やっぱり失い方とかが悪ければカウンターで失点までつながってしまうので、そこは心がけていました。(ゴールについて)点を取ったのはよかったけど、そのあとまた流れが悪くなってしまったりもして…でも自分の中では点が取れて、また次に向けて頑張ろうと思えました。(明確な数字を残すことはアピールにつながると思いますが)やっぱり結果を残していかないとU23でもスタメンで出れないし、普段から何より結果が大事だと思っているので、次も試合に出て結果を残せるように、勝てるように頑張りたいです。

総評
宮本監督「7失点している中で負けているので、出来としては良くなかった、悪かったという試合だと思います。ただ、前半の立ち上がりに関して、しっかりとボールに、まあ今日のテーマというのはボールを奪うとか、ゴールを奪うというところだったんですけど、それを選手はしっかりとやろうという意思は見て取れましたしスタートとしては悪くなかったですが、1点目、ビデオを見ていないのであまり分からないですが少しミスからの失点であったり、2点目、3点目というのはこれから行こうという中で点を重ねて取られたので、難しい展開になりました。0‐3になってからの後半もしっかりと点を取り返しに行こうというところでスタートして、ちょっとシステムも変えましたけど、選手は意思を持って前にボールを取りに行くとか、ゴールを奪うとかというところをトライしたと思うんですけど、ちょっとそこがうまくいかなかった。もちろん、そういったシーンなのでカウンターを狙われるというのはある中でそういった結果、失点を重ねたかなと思います。」

Q「今日は中原選手が不在だったのはなにかの事情なのか、負傷なのか。それともう1点、試合の大勢は決していたが後半、芝本選手らユース所属の選手らがアグレッシブに戦えていたのは次に向けての収穫だと思うが、今日の試合での収穫点は?」
宮本監督「中原に関しては事情というか、トップチームのメンバーが代表チームでいない中で、そこに人数が欠けているというところもあったので、そちらに回るということでした。収穫はやはり、選手に求めているボールを奪うとか、奪ってからまた出ていく、奪われたら切り替えてボールを奪い返すとか、そういう局面の強さとか連続性が良かったところですし、足立にしても岩本にしても5月、6月には感じられなかった力強さも出てきていますし、��江にしても前線でプレーする機会があれば、サイドバックに回しましたけど、そこでも運動量多くやっていましたし、それが一つのチームとしてリンクできなかったのでこういう展開になったと思うんですけど、一つ一つのプレーを振り返るといい点もあったと思います。ただチームとしてリスクを負いながら点を取りに行っていたので裸にされたセンターバックは厳しい部分もあったと思います。」

Q「今日は初めて平日のナイトゲームでいつもよりお客さんも少なかったですけど、そういう雰囲気の中で少し試合をする難しさはあったのでしょうか?」
宮本監督「時々、パタッと歓声が止む瞬間はありましたけど、あまりそれは。まあ選手に聞いてみないと分からないですけど、やりづらさがあったとは思わないです。」

Q「気持ちの油断というか、そういう感じでもなかったでしょうか?」
宮本監督「まあ、個々に何かあったかもしれないですけど、チームとして試合に向けて調整していく中では平日だからという部分はなかったですし、いざ試合が始まってもメンタルというか入りの部分ではフワっと入ることはなかったと思っていますし、求めていたものは見られたと思います。」


[レビュー]ミスで失った流れ。琉球相手に今季ワーストの7失点で完敗喫する

前節は敗れたものの首位の秋田に対して手応えも感じ取ったガンバ大阪U-23。ホームでの仕切り直しとなった琉球戦は「内容の向上はもちろん、勝負に対する皆のこだわりが出て来ている」(宮本監督)というチームの上積みをぶつけるはずの一戦だった。

ガンバ大阪U-23同様にボールをつなぐ琉球に対して、チームが目指したのは前線からの連動した守備。「スタートは悪くなかった」と指揮官も認めた通り、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せていた若きガンバだったが、13分に喫した先制ゴールがチームのリズムを狂わせた。
「完全に僕のミス」と今季は再三、好守でチームを救って来た守護神の林が悔しげに振り返ったが痛恨の反応ミスで先制点を献上する。
悔やまれたのは20分の決定機を逃したことだった。嫁阪の粘りで左サイドを崩した20分、「ゴールを決めたい」と意気込んでいた森が中央で合わせるも痛恨のシュートミス。絶好の同点機を逃した若きガンバは37分に直接FKから2点目を献上すると40分には森が負傷交代というアクシデントに見舞われる。

45分にも警戒していた田中にこの日2点目を許し、3点のビハインドで後半を迎えたガンバ大阪U-23だったが51分にも失点し、その点差は4点に。
しかし「見に来てくれている人に俺らのプライドを見せよう」とハーフタイムに指揮官から檄を飛ばされていた若きガンバ戦士は、心を折ることはなかった。
「僕のミスから失点してしまっていた。何とか取り返したかった」。4バックに移行した後半はボランチでプレーしていた芝本が気迫溢れるプレーで攻撃を牽引。54分には芝本のクロスを平尾が頭で合わせ、そのこぼれ球をチーム最年少の16歳、岩本が押し込んで一矢を報いる。

68分には嫁阪に代えて白井を投入するなど、リスク覚悟の攻撃的な布陣で反撃を図ったガンバ大阪U-23だったが「チームとしてリスクを負いながら点を取りに行っていたので裸にされたセンターバックは厳しい部分もあった」と琉球にその後3失点を献上。
1対7―。今季ワーストの失点にも平日夜にスタジアムに足を運んだサポーターからの声援が若き選手たちを最後までゴールに向かわせた。
81分には平尾が際どいシュートを放ち、83分にもDFラインの裏に抜け出した食野がGKとの一対一でループシュートを選択するも2点目は遠かった。
「自分たちのミスから失点してしまった」と��江は試合後に唇を噛んだが、改めてワンプレーの重みと怖さを痛感したこの敗戦を、次節に活かすしかない。

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