2017.4.1(土) 18:00〜 明治安田生命J3リーグ 第4節 琉球@沖縄県陸
[プレビュー]勝利に飢えるガンバ大阪U-23。見え始めた光明を結果につなげたい

ガンバ大阪U-23が勝利に飢えている。前節はCB2人を出場停止で欠くという苦境でも戦う姿勢を見せた若きガンバだが、PKに泣いた。
開幕から3連敗という苦しい状況に立たされているがキャプテンの森はチームの思いをこう、代弁する。
「自分たちが目指すサッカーをやり続けるだけ。3連敗となると、チームとして下を向いてしまいがちだけど、チームとして良くなっている部分もあるし、局面ではファイト出来ている」

前節は強敵、鹿児島相手に狙いとする形で決定機も作り出すも、不運なPKの末に敗れたガンバ大阪U-23。中原のビルドアップや森の仕掛けなどがアクセントとなり、徐々に攻撃の形は見え始めているが、だからこそ課題となるのは決定力となる。
「いい形も作れているし、決定機は僕らの方が多かった。そこを決めていればガンバが勝てたはず」と一美は悔しさを隠さないが、やはりFW陣の奮起が初勝利に向けて不可欠だ。
「チームの方向性は間違っていないし、若い選手がJ3の経験ある相手にしっかりと戦えているのは収穫」と一定の手応えを口にする宮本監督だが、ガンバの攻撃サッカーを現役時代に体感して来た指揮官だけに「もっと決定機を作らないといけないし、それが得点につながっていく」と更なる攻撃のスケールアップを目指している。

3節を終え、16位に低迷するガンバ大阪U-23だが常勝軍団の一員として誰もが悔しさを噛み締めている。「去年はJ3である程度戦えた。それだけに今のままじゃダメ」と言い切るのは平尾だ。
今節対戦する琉球は昨季8位でリーグ戦を終えており、総得点46得点はリーグ3位。就任2年目の金監督は攻撃的なスタイルを指向しているが、今季はここまで1分け2敗。前線の主力が移籍した影響もあり、3試合で1得点と本来の攻撃力を見せ切れていない。
ガンバ大阪U-23と似た立ち位置の琉球だが、ホームで初勝利に向けてアグレッシブに戦って来るはずだ。

だからこそ鍵を握るのは、先制点となる。「アウェイでも初勝利を目指したい。そのためには先に1点を取りたいし、それがチームにとっての自信になる」と森。昨季、琉球に2敗を喫した悔しさを未だに忘れていない平尾も「琉球に2敗した借りを今度こそ返したい。若い選手も多いガンバだけど、J3の経験がある僕らがチームを引っ張りたい」と初勝利に向けての思いを口にする。

難敵ではあるが、勝てば一気に流れが変わる琉球戦。若きガンバの意地を見せつけたい。


ハーフタイムコメント
・守備をしっかりしよう
・マイボールにしたら、ボールを回しいい攻撃をしよう
・ボールに強く当たっていこう

明治安田J3 第4節●0-3琉球@沖縄県陸
今シーズン初のナイターゲームは琉球戦となった。
試合開始1分 ペがファウルでイエローカードをもらい琉球にFKを与えてしまう。そのFKを谷がセーブし得点を与えず最初の危機を乗り切った。琉球にボールを持たれる展開が続き、立ち上がりは琉球のペースで試合が進んでいく。流れを引き寄せたいG大23は、ボールを奪い落ち着かせようとするがパスミスなどでなかなかボールを保持することができない。その後はゴール前までボールを運んでいくシーンを見せるもののシュートまで持っていくことができずに攻撃が終わってしまう。前半40分には琉球に先制点を許してしまい前半を0-1で終える。
後半に入ってからも琉球のペースで試合は進んでいき、49分、59分と立て続けに失点してしまう。何とか1点を取りたいG大23は、75分コーナーキックより妹尾がフリーでヘディングシュートを放つが惜しくも左ポストに嫌われる。決定的チャンスを決めきれず試合は進んでいき0-3での悔しい敗戦となった。

[ 宮本 恒靖監督 ]
立ち上がりから悪く、相手の勢いをまともに受けてしまい何度かビッグチャンスを作らせてしまった。それをしのいで失点を食い止めた中で、つまらないというか中盤の守備のところがずっと甘かった。前半でそこを修正できずそのまま失点につながってしまった。後半に入り、もう一度守備をした中で攻撃に入ろうと話したのですが立ち上がりに失点をしてしまい、そこがターニングポイントかなと思います。

3点目のFKからの失点もやってはいけないレベルのミスだと思いますし、全体的に個の部分がたくさん足りなかった。


[ 妹尾 直哉 ]
前半に失点をしてしまって相手のムードに持っていかれた。局面で負けているシーンもありましたし、前でも(ボールを)収められなかったのが負けた原因だと思います。

自分のドリブルからゴールにつながるプレーを見せたいという意識を持っていましたけど、自分のヘディングがポストに当たるシーンもありました。これを決め切らないといけないし、それがチームを苦しめるきっかけとなってしまう。自分の責任は重大だと思いますし、決められる時に決めないと勝ちは取れないと思います。

(開幕から)点が取れていないので、コンビネーションとか意思の疎通、ボールを扱う質を高め、そういうところを練習から取り組んでいきたい。

総評
宮本監督「最初の立ち上がりが悪くて、相手の勢いをまともに受けてしまいした。その中で何度か相手のビックチャンスもあったのですが、それを凌いでいた中で、つまらないというかミスからスローインになってしまった。対応がずっと甘かった守備のところが、前半中に修正しきれず、そのまま失点に繋がってしまったと思います。
後半に入って、もう一度守備をしっかりした中で攻撃にいこうというところで、立ち上がり3、4分ぐらい押し出してしまったので、あそこがターニングポイントだったと思います。
3点目に関してもやってはいけないミスだと思いますし、全体的に少し個の部分が足りない部分がたくさん見えた試合でした。
」

Q「今後に繋がるポイントはありましたか。」
宮本監督「ボールを奪ってから早い攻めに関しては、少し可能性を見出すところはあったと思います。やはり皆がゴールがほしいところで、謙虚になっているのかヘディングシュートがポストに当たったシーンなど、そこに心理的なプレッシャーがかかっているのかなと感じました。」

Q「次の試合に向けて打開策はありますか。」
宮本監督「今日の琉球の選手たちの個々のファイトはやはり我々は学ばないといけないと思いますし、それを元に意識の高い練習を毎日やっていくこと、プラス素の部分をもっともっとあげないといけないと思いました。」

Q「琉球と試合をするに当たって事前にどのようなことに気をつけましたか。」
宮本監督「攻撃的なチームで昨年もここで負けていると聞いていましたし、その敗因の部分でしっかりと相手の攻撃のストロングポイントを意識した守備をしていこうとスタートしました。」

Q「その中で特に注意した選手はいましたか。」
宮本監督「少し前節とは選手の配置が変わっていました。例えば11番の選手が前線に前節はいましたが、今日はセンターバックというところで、それに対してというか個々にゲームを作れる選手がいたり、細かいコンビネーションが得意な選手がいたりとそれぞれの特徴を伝えました。」


[レビュー]若きガンバに伸し掛かる見えない重圧。攻守が噛み合わず、琉球に完敗喫する

互いに今季初勝利を目指して激突したガンバ大阪U-23と琉球。開幕から3連敗は喫しているものの、試合の主導権は握ることが多かったガンバ大阪U-23が、アウェイの地で苦しい立ち上がりを強いられた。

前節、出場停止だったペが先発に復帰したことで、中原が中盤で先発。森とのコンビで中盤を制圧したかったガンバ大阪U-23だが「最初の立ち上がりから悪く、相手の勢いをまともに受けてしまった」(宮本監督)という劣勢を強いられる。
直接FKが際どいコースに飛んだり、相手FWがゴール前に飛び出して来たりと再三、決定機を許したガンバ大阪U-23だったが、U17日本代表でも存在感を見せている若き守護神が、琉球の攻撃陣に立ちはだかる。
「チームが苦しい時に、自分のセーブで支えたい」(谷)。16歳の谷が琉球の攻撃陣の前に立ちはだかるとガンバ大阪U-23はセットプレーで最初の決定機を作り出す。16分に中原のCKからこぼれ球をペがヘディングで合わせるもシュートは枠をとらえきれず、絶好の先制機を逃してしまう。
「1点取れば、今までの流れは確実に変わる。本当に後は決定機を決めるだけ」。試合前に森が語気を強めた口にした言葉は、若きガンバの誰もが共有する思いだったが、やはり3試合ノーゴールという重圧が若きガンバに伸し掛かっていたのは否めない。

33分には谷のビッグセーブとゴールライン上でペが執念のクリアを見せるなど、土壇場で踏みとどまっていたガンバ大阪U-23だったが、右サイドを崩されて失点。追う展開で挑んだ後半早々の49分にも中央を崩され、痛恨の2点目を献上してしまう。
「後半に入って、もう一度守備をしっかりとした中で攻撃に入ろうと話したが立ち上がりの3分、4分ぐらいに失点をしてしまい、そこがターニングポイントになった」(宮本監督)。
本来チームが目指す連動したアグレッシブな守備を見せきれず、琉球の攻撃に後手を踏み続けてしまったガンバ大阪U-23は、59分にもFKから3失点目。今季ワーストの失点を許した若きガンバだが、気持ちを切らすことなく、ピッチ上で誰もが相手ゴールを懸命に目指し続けた。

75分にはFKから妹尾が狙い澄ましたヘディングシュートを放つものの、ポストを直撃。「ヘディングシュートがポストに当たったシーンもありましたけど、心理的なプレッシャーがかかっているのかなと感じた」と宮本監督は悔しげに振り返ったが、無得点で今季4敗目を喫した。

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